極限の 修羅場を前に 思うこと2008年02月27日 22時09分49秒

今日の話は当然の如く昨日の続きだ。
締め切りを守る事すらない T社が22日に終わらせるはずだった案件を完了させたのは本日27日の昼過ぎだった。
その後に控えている俺の案件は見積もり 3人日、質の悪いことに平行作業も不能なタイプというおまけつきだ。
こちらの締め切りは明日28日であり、こちらが着手可能となった時点で残り時間は 1.5日となっていた。

通常の見積もりで言えば不測の事態に備えて余裕を持っておくのだが、今週に限っては法改正の影響から作業が大量に発生している。
その中へ強引に押し込まれた案件だから余裕なんてモノは見積もりに含まれていなかった。
強いて言うのなら余裕と呼べるのは「残業なし」を前提としている事くらいだ。

だけど、残業をするにしても作業場が客先であるため、21時までが限界という制約がある。
そのため、今日の昼から作業を開始する状況下では残業をしたとしても 2人日しか作業時間がないわけだ。
もちろん持ち帰りもできない作業であるため、かなり絶望的だった。

そんな状況にあって、何を思うか。
怒りか、諦めか、それとも自分への哀れみか。

俺が思ったのはどれでもなかった。
ようやっと作業に入れる状態になった時、頭に中に流れた叫びはこんな感じだった。
「できるかできないかなんて考える暇なんぞ無い。
こちとらプロだ。やれと言われりゃ、やるしかない」

もうプロ根性なんて格好の良いものではない。
実体を見てみれば、投げやりと紙一重の強引作業で、それこそ暴走と呼んだ方がよっぽど似合っている。
本当に没頭していて、空腹を通り越して胃が焼ける痛みが出ても放置だし、風邪で体調が悪いことも、喉の渇きも忘れていた気がする。

そんなこんなの甲斐があってか、何とか本日中に 2人日分の作業を完了させることに成功した。
我ながらよくやったと本気で感心しつつ、明日の朝に自分が生きているのかどうかと不安を感じている。

ひとまず今日は帰って明日に備えよう、と思った矢先に忘れていた風邪がぶり返してきたから大変だ。
『さて、どうなることやら』と他人事のように言いつつ、帰宅を急ぐとしよう。