様々な 体験しつつ ペダル踏む2014年09月14日 22時55分15秒

2014_09_多摩湖
昼過ぎからクロスバイクを引っ張り出してサイクリングへ出掛けてきた。
目的地を決めないまま適当に走っていると西武ドームの看板が目に付いて、以前のサイクリングで頻繁に狭山湖へ行っていた事を思い出して、久しぶりに向かってみようと思い立った。
狭山湖まではそんなに遠くないので、体力作りの運動としては物足りないとも思ったのだけど、次に何処へ行くかは到着してから考えと軽い気持ちで進路を取った。

狭山湖へ向かって走り出して早々に交通渋滞へ引っ掛かってしまう。
歩道へ入れば擦り抜けられるのだけど、狭い道路だった上に歩行者が居たために抜けられず、ペダルを殆ど踏まない流し運転の退屈な時間となる。
そんな面白みのない状況は1kmほど続いて、幸先の悪さに溜息を漏らすも、ペダルを踏み込んで風を切る感触が味わうと気分上々となった。

狭山湖までの道は何度も走っているのだけど、2年ぶりになるだろう道は想像以上に変わっていて、思っている通りの道を走っているのか不安に感じる場面も多々あった。
目新しい店など見付けられなかったけれど、綺麗に整備された場所など目にすると嬉しくなってきて、予想外に楽しいサイクリングとなってくれた。
しかし、道が綺麗になりすぎた影響で曲がるべき道を通り過ぎてしまい、引き返そうか迷っていると狭山湖の隣にある多摩湖へ続くと表記された道を見付けたので、深く考えずにハンドルを切ってみた。

偶然で行く事となった多摩湖の周辺はサイクリングやウォーキングを楽しむ人が多くて、狭山湖の周辺で歩行者を目撃した記憶が全くなかったので驚いた。
歩行者が居るというだけでも驚きなのに、白髪混じりの頭で起伏の激しい道を歩いていて、途中で倒れたりしないかと不安さえ感じながら横を擦り抜けた。
坂を登り切って多摩湖の沿岸で少しだけ休憩して、狭山湖方面へ進路を取って走っていると途中に公園が整備されており、公衆トイレを求めて入ってみると大勢の行楽客がいたので驚いた。
景色も天気も良いので行楽日和であるとは思うけど、こんな交通の便が悪い場所に何処から湧いてきたのかと驚くばかりだった。

公園を後にして狭山湖へ向かっているつもりだったのだけど、どうにも進んでいる方角が思っているのと違う方向へ進んでいた。
方角を修正しようにもローカル路線の線路脇をひた走る遊歩道へ入っていたので思い通りにならず、淡々とした道にも飽きたからと居場所も定かでない状況から、見知らぬ道へ外れて直感のみで走ってみた。
その結果で辿り着いた先は立川駅前、個人的に最も行きたくなかった駅だったのだけど、進路を途中でかえたはずなのに着いてしまった。

立川駅前は来たくなかった理由は過去に道の分かりづらさから迷った経験があり、その二の舞となりそうな嫌な予感がするから避けたかった。
そして、今回も見事に立川駅周辺から抜け出せなくなって、自分の方向感覚が信じられなくなるほどに迷走する羽目となった。
以前に迷走した時は何故に迷うのか分からないまま彷徨ったけれど、今回は混乱する原因が何なのか理解できた。
立川駅を離れようと案内標識へ見て、小平や東大和へ至ると表記された道へ入ってみるとT字路にぶつかるのだけど、その交差点の案内標識は街道名しか書かれていない。

最初に見た案内標識にT字路の存在が明記されておらず、突き当たりに道なりという概念は存在しないのでどう進むべきか分からなくなる。
しかも、右折しようと左折しようと次に見える案内標識は立川駅と立川市街の2つへ至る道しか書かれておらず、最初に目指した小平や東大和の文字が消滅しているので、何処へ向かうべきか分からなくなる。
そんな状況で案内標識を疑うまでに至らないまま迷走すると、自分の方向感覚へ疑念を抱くほかにないわけで、色々な意味の焦りを積み重ねながら彷徨っていた。
最終的に駐車場への入場整理を行っている人へ道を尋ねて、地図を見ながらでないと説明しづらいと言いながら、向かうべき方角を教えてもらえたのでそこから案内標識を無視して、自分の方向感覚のみで突っ走ってみたら、ようやっと立川迷宮から抜け出す事に成功した。

立川を抜けてからの帰り道は比較的に安定して帰ってこられたけど、予想外の迷走が思いの外に響いたらしくて、実際の距離よりも遠かったように感じられた。

咲き誇る 桜を撮りに 寄り道へ2014年04月02日 23時45分04秒

桜の開花情報がテレビから流れるようになった当初、地元は水曜に満開となるだろうと予想していた通りとなってくれた。
今朝の天候は薄曇りながら日差しも降り注いでいて、青空だと言われたら辛うじて納得できる空模様だったので、今日も出勤前に寄り道して桜を撮影して回ってきた。

川沿いから公園の方まで回ってくるつもりだったけど、予想以上に惹かれる風景が多くて半分も巡れない内に時間が足りなくなった。
公園は覗くことさえもままならなかったので、明日も寄り道してきたいのだけど、雨天だとも聞いているのでどうなるかは明日の朝にならないと分からない。
この後は天候が下り坂とも聞いているので、快晴と言われないまでも歩き回れる程度の乱れで収まってほしい。


この時期になると、鯉のぼりが飾られて邪魔に感じていたけど、川岸へ降りると邪魔にならない事へ気付いた。
降りてみたら鴨が居たことにも気付いた。
桜と鴨と鯉のぼり
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20140402/DSCF1151.JPG

右側の赤い桜がここらで一番の早咲き
左は白く、右は赤く
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20140402/DSCF1157.JPG

上の写真で移した右側の赤い桜へ寄ってみた
赤い方に寄ってみた
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20140402/DSCF1162.JPG

複数の被写体を混ぜ合わせる練習
春は色々な花が咲きまする
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20140402/DSCF1170.JPG

俺のカメラが苦手する接写
離れた所からズームすれば何とかできる感じ
俺のカメラが苦手な接写
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20140402/DSCF1173.JPG

コンビニの駐車場の片隅に置かれたベンチとテーブルなのだが、この配置だと桜を背にする事になるが良いのだろうか?
テーブルの配置を間違えている気がするよ?
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20140402/DSCF1180.JPG

背の低い桜が続く場所でトンネルのようになっている
桜のトンネルっぽい所
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20140402/DSCF1185.JPG

大振りの桜が続く区画で、この桜を護るために何やら
右も左も大振りです

遠回り 僅かな花見 楽しんで2014年03月31日 23時13分57秒

2014_桜1
桜の開花も進んで7~8分咲きとなってきていたので、出勤前に寄り道して僅かながらの花見へ出掛けてきた。
花見といっても通勤ルートを遠回りに変更しただけで、カメラを構えた回数も3回と少なくて、10分に満たない散歩よりも短い時間だった。
事後とを持っている身で時間が足りなかった事に加えて、咲き具合もまだ最高潮でなかったので、どちらかと言えば早めに切り上げた感じだった。

それに何より自宅近くの桜並木は昼過ぎに最も鮮やかな色を見せ、朝日では花に陰が落ちてしまうので、カメラを構える気分にならなかった。
しかし、昨日も今日も強風が吹き荒れている上に、今後に快晴を望めるかも怪しかったので今日の青空を見逃せなかった。

咲き始めの桜はまだ花冠が固いので強風にも堪えてくれるけど、連日に強く揺さぶられている事を考えると不安になってくる。
早咲きの桜に関しては既に満開状態なので、下手をすれば花冠が弱って散っている可能性も有り得る。
要するに、桜は一期一会を大切にせねばならない花であるという事だ。

手抜きせず 作ってみたが 今一つ2013年08月24日 21時06分39秒

桃のシャーベット2
お盆のお供え物に買ってきた桃が余っていたからシャーベットを作ってみたけど、色々と手抜きしたので30点の出来映えが今一つ良くなかった。
果物を日常的に購入してくる習慣もないため、再挑戦するとしても来年の話になるだろうと思っていたのだが、水曜に帰宅すると仏前に桃と葡萄が供えられていた。
翌朝に聞いてみれば、ご近所さんからの頂き物だそうで、思わぬ形で巡り会った桃を見詰めていると、再挑戦を強要されているような気がしたので再び作ってみた。

桃の皮を剥いてから握り潰して、目の粗いザルで漉して滑らかな果汁に仕上げる。
ここで前回に暑さと面倒臭さから手抜きした煮詰めを行い、前回に失敗した要因の1つとなる水分量の調整して、果汁をとろみが出始めるまで濃縮していった。
色と香りが濃くなった果汁に牛乳を加えてから、前回に入れなかった砂糖を目分量で大さじ2杯分ほど投入して、軽く泡立てながら馴染ませてからフリージングパックへ流し込み、そのまま冷凍庫へ放置する。

そうして出来上がったのが冒頭の写真となり、写真では分かり辛いかも知れないけれど、色合いは前回の倍以上も濃くなっている。
それなりに期待できると思って食べたのだけど、味や香りは思ったよりも濃厚になってくれなくて残念だった。
シャリシャリとした食感が前回に比べて減っているけれど、予定より随分と強く残っている点に関しても残念な感じだった。
予想よりも随分と多くの水分が残っていたので、ジャムに仕上げるくらいのつもりで煮詰めていく必要があるようだ。

総評としては65点だろうか。

デザート作りに目覚めたわけでもないので、次のリベンジがあるのか疑問だけど、桃が再び入荷される事でもあったら挑戦してみようとは思う。

シャーベット 手抜きしたので 三十点2013年08月18日 21時37分45秒

桃のシャーベット(30点)
昨日に所属するSNSでカルピスシャーベットの話題が出ていて、それを読んでいる時に小学生の頃の苦い思い出が掘り起こされた。

頂き物のオレンジジュースが濃すぎる味のために誰も手を付けないまま冷蔵庫で長いこと眠っていて、牛乳で割ってから冷凍庫へ放置してシャーベットにしようと思い付いた。
その発想を実行へ移して、何度も掻き混ぜながら凍らせていって、そろそろ食べ頃になるだろうと冷凍庫を開けてみれば、目立つ所へ置いておいたシャーベットが消えていた。
何が起きたのかは考えるまでもなく、盗み食いの上に証拠隠滅のため容器まで片付けたのだと理解して、折角の楽しみを奪われた絶望したという思い出だった。

この当時は年齢的にも体が小さかった上に、屁理屈をねじ伏せるだけの話術も持っていなかったので、ただ泣き寝入りする他に術がなかった。
そんな話をSNSのコメントへ書き込んだ所、リベンジしてみてはどうかと言われたのだけど、紹介されていたシャーベットはカルピスと牛乳を1:2で混ぜて、フリージングパックへ入れて3時間ほど凍らせる作り方だった。
カルピスを仕入れた記憶が全くなかったので、無理だと諦めた直後に盆棚へ飾った桃が冷蔵庫で眠っている事を思い出した。

桃の皮を剥いてから握り潰して果汁を絞り出すと、見た目があまりに悪かったのでザルで漉して滑らかに仕上げた。
この時点で果汁の水分量が多すぎると気付いていたけど、加熱して濃縮する場合は冷ます時間も必要となり、暑苦しい手間と時間が増える面倒を我慢できなかった。

仕方ないので水分の多すぎる状態をそのままに牛乳を流し込み、密封できる袋に流し込み、冷蔵庫で凍らせる段階へ進んだ。
それから1時間毎に様子を見に行ったけど、凍りかけた場所を握り潰した感触からも水分量の多すぎる様子が伺えて、嫌な予感を膨らませながら4時間ほど凍らせて完成した。

完成品が冒頭の写真となるのだけど、予想していた通りに大きな氷がシャリシャリと音を立てる仕上がりで、かき氷とシャーベットの中間といった食感となっていた。
色と香りはちゃんと桃になっているけど、味に関しては相当な薄味となっていたりと失敗作と言わざる終えず、評価するなら30点といった具合だろうか。
果汁を煮詰めて濃縮する手間も省いたりと手抜き放題だったので、30点という評価でもなお良くできた方だと感じたし、涼しさを味わう程度であれば十分に楽しめた。

凍み桜 空が重たく 寂しげな2013年03月30日 20時56分28秒

Toda氏との昼食会へ向けて移動する際、自宅近くの桜並木を見てみると良い具合に満開となっていた。
どうやら毎回となった水曜から急激に気温が下がった事で、花が散らずに週末まで残っていたらしく、昨夜の冷たい雨風も凌いで咲き誇っていた事に軽い感動さえ覚えた。
その感動に突き動かされるように昼食会から帰宅した足で、そのまま花見へ出掛けてきた。
家を出発した時は桜並木を500mほど歩いて戻るつもりだったのだけど、早咲きの桜も花を残していたので、「次の橋で引き返そう」との発言を繰り返しながら4kmほど歩いていた。

桜の咲き具合が良いだけに曇り空が残念でならなかった。
これが青空だったら桜も映えて見応えが倍増したと思う反面、コードが必要なほどに気温が低下していたので花見客が居なくて、静かにカメラを構えていられた点は良かった。


1枚目
最近に繰り返して挑戦しているローアングル撮影の1枚。
土手の小さな花壇と対岸の桜を同時に楽しめるように頑張ってみた。
花の咲き誇る季節を印象付ける風景だけど、気温が10度くらいしかなくてコードを着ていないと風邪を引きそうな寒さだった。
花見1
●フルサイズ【2848*2136: 1.41MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF0961.JPG

2枚目
土手から川岸まで下りてみると、足場にできそうな大きな石が顔を覗かせていたので、川の中央まで踏み込んで撮影してみた。
普段に踏み込まない領域から見上げる桜が魅力的で、明るい日差しに輝く水面と青空の退避を見てみたかった。
花見2
●フルサイズ【2848*2136: 1.31MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF0971.JPG

3枚目・4枚目
今度は土手から桜並木を見渡す感じで撮影した。
大きく右へカーブした桜並木を捉えようとするほどに、空が大きく映り込む事となるため、青空でない事が残念でならない。
花見3
●フルサイズ【2848*2136: 1.13MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF0980.JPG
花見13
●フルサイズ【2848*2136: 1.21MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1089.JPG

5枚目
別の場所から再び土手へ下りてみると、植えられた花が咲いていたので、再びローアングルによる桜との共演を演出してみた。
右奥に資材が置かれているのが邪魔だったけど、簡単に動かせる量でもないでの諦めて撮影してきた。
花見4
●フルサイズ【2848*2136: 1.50MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF0995.JPG

6枚目・7枚目
土手を歩いていると川面に鴨が泳いでいる姿が見えたので、川岸へ下りた際に大きく引き返して近寄ってみた。
人に慣れているらしく近付いても逃げようとしなかったので。物珍しさからシャッターを切っていた。
花見5
●フルサイズ【2848*2136: 1.16MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1001.JPG

花見6
●フルサイズ【2848*2136: 1.24MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1004.JPG

8枚目
去年にローアングルから撮影して、良い絵が取れば場所で再チャレンジした際の1枚。
コレも予想以上に綺麗な絵となっていたので、現像をしながら自画自賛していた。
花見7
●フルサイズ【2848*2136: 1.44MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1013.JPG

9枚目
桜並木から見た対岸に植えられた数少ない一本。
写真でいう所の奥からずっと歩いてきたのだけど、桜のトンネルならぬ傘に入っているような温もりが感じられる。
左の奥に見えるのは通りすがりの老人によると、桃の木だそうだ。
花見8
●フルサイズ【2848*2136: 1.51MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1027.JPG

目の前に桜の花があるので、手持ちのカメラが苦手とする近接撮影に挑戦してみた。
花見9
●フルサイズ【2848*2136: 0.75MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1033.JPG

10枚目
橋が撮影スポットとなるのだけど、傾斜のある土手を踏み越えると橋桁の下へ潜り込めて、普段と異なる視線の高さで桜を楽しめる。
普段であれば人目を気にして入らないのだけど、今日は人通りが殆どなかったので軽く冒険してみた。
花見10
●フルサイズ【2848*2136: 0.52MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1035.JPG

11枚目・12枚目
当初は来る予定でなかったのだけど、気付けば近くまで来ていたので航空発祥記念公園の中も散策してきた。
こちらも普段なら花見客が邪魔に感じる所だけど、寒さと早々と散っている可能性を考えたのか全く人が居なかった。
おかげで伸び伸びと撮影できたので、足を伸ばしてよかったと思えた。
花見11
●フルサイズ【2848*2136: 1.65MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1066.JPG
花見12
●フルサイズ【2848*2136: 1.47MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20130330/DSCF1081.JPG


そんなこんなで予定外に片道4kmも歩いた後の帰り道。
最初から振り返りながら撮影していた事もあって、帰りはめぼしい被写体が見付からなかったので提灯飾りなど見上げながら歩いていた。
提灯には出資者と思われる名前が印字されているのだけど、「越阪部」という名字が3個に1個という割合で登場していた。

「多くの資金を出した人」という事なのだろうけど、写真のような悪ふざけと思われる名前を見付けてしまい、折角の上機嫌に泥を塗られた気がして苛ついた。
花見13

遠目から 眺める分は 良い感じ2012年04月08日 20時28分45秒

昨日に花見と称してサイクリングへ出掛けて、今日も同じように遠出をしてくるつもりでいたのだけど、深夜に受けた相談事が深夜2時まで掛かって寝坊してしまった。
さらに、足の筋肉痛なら許容範囲内なので問題なかったけど、背中や肩にも痛みが出るという予想外の展開に見舞われて、安全に走行する自信が持てなかったので遠征は断念した。

サイクリングで背中や肩に筋肉痛が出るというと変に思われるけど、スポーツタイプの自転車の場合は全身運動となるので、珍しい事でも無かったりする。
もちろん何も考えなければ、筋肉痛を引き起こすほどの負荷が掛からないのだけど、一日中に走り続けようとか考えた場合はそれなりの工夫が必要となり、そこで普段に使わない筋肉へ負担を強いる結果となる。

例えば、乗り方として前傾姿勢になるのだが、その際に腕へ体重を掛けていると手が痺れてしまうので、背筋で上体を引き起こしておく必要がある。
逆に上り坂では、ペダルへ掛かる脚力を逃がさないため、腕力で車体に体を押しつけるように固定したりもする。
そんな事をやると、見事な全身運動となるわけだ。

寝不足や筋肉痛を理由に「今日は花見へ出掛けない」と言ったけど、窓から差し込む日差しを見ていると、今日の方が行楽日和である事実に突き動かされて、結局は近所の桜並木を偵察しに出掛けようと動き出していた。

自宅から桜並木へ出た直後はやはり見応えに欠けると思ったのだが、少しだけ歩いてみようと動き出してみれば、日差しの生み出す陰りが色合いの悪さや葉桜を隠してくれる事に気付いた。
普段は日差しが桜の全体を照らす時間帯を狙うので、陰を取り入れた撮影方法は初めてなのだけど、試行錯誤しながら挑戦してみようとカメラを構えてみた。

試行錯誤の1枚目。
日差しを受けた明るいピンクの印象に引っ張られて、陰っている部分にも鮮やかさを錯覚させようと狙ってみた。
手前の桜は拡大してみると分かると思うけど、咲き揃っていなかったり、風に花を落とされた葉桜も混じっている。
2012年花見_近所1
●フルサイズ【2848*2136: 1.37MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120408/DSCF0502.JPG

試行錯誤の2枚目。
この桜は普通に見頃だったので、特に工夫することなく撮影している。
実のところ、裏や左手へ回り込むと暴風雨の影響を受けているのだけど、傷跡が写らないように位置取りを頑張った感じだ。

2012年花見_近所2
●フルサイズ【2848*2136: 1.40MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120408/DSCF0508.JPG

試行錯誤の3枚目。
鮮やかなピンクで錯覚を呼べるなら、手前に別の花を入れても相乗効果が狙えるのでないかと思った試作品。
カメラの液晶が見えないレベルのローアングルなので、どんな仕上がりになるかは帰宅してみてのお楽しみといった具合だった。
ちなみに2枚ほど撮影したのだけど、1枚目は指が写り込むという初歩的なミスを犯してしまった。
2012年花見_近所3
●フルサイズ【2848*2136: 1.37MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120408/DSCF0517.JPG

他にも色々と試してみたけど、成功と呼べる写真は以上で終わり。
残っている写真は「近づいてダメなら、遠くから」という安易な発想による試作品となります。
2012年花見_近所4
●フルサイズ【2848*2136: 1.16MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120408/DSCF0538.JPG

2012年花見_近所5
●フルサイズ【2848*2136: 1.24MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120408/DSCF0542.JPG

こんな調子で片道5kmほどの桜並木を延々と歩きながら試行錯誤してきました。
それなりに見られる写真も撮れたので良かったけど、帰宅後は撮影した写真を眺めながら研究っぽいことをしていたので、小説を書くという仕事を忘れているという体たらく・・・

青空に 喜び勇み 出掛けたが・・・2012年04月07日 17時03分01秒

花見へ出掛けたいので早めに就寝するはずが、何故か夜更かしコースへ入っているという愚行の末、今朝は予定より1時間遅れでの起床となった。
同時にカーテン越しに日差しを感じると、寝不足を軽く吹き飛ばす興奮状態へ入ったため、意外と目覚めはスッキリとしていた。

朝食を済ませて自宅を出る前に、サイクリングへ付き合ってくれる頼もしい愛車のメンテナンスを開始する。
久しく乗っていなかった事もあって、全ての留め具がちゃんと締まっているか確認して、タイヤの空気圧もしっかりと調整しておいた。
スピードメーターは前回の使用の際に、電池切れを思わせる不穏な動きを見せて嫌な予感がしていたが、予想通り起動してくれなかった。
さらに、ブレーキの掛かり方も再び悪くなっていて、手元の微調整では対応し切れないレベルだった事もあり、まずは自転車屋へ立ち寄る必要がありそうだった。

何かと問題が山積する幸先の悪さを感じながら家を出て、まず最初に自宅近くの桜並木へ行ってみると、満開となっているはずの桜が強風に散らされて無惨な状態となっていた。
カメラを構える気力が失せるレベルで散っていて、最も好きな花見スポットだけに出発して数分で早くも心が折れそうだった。
まだ咲きかけの蕾もあるので、明日に出直そうと考えて素通りしたけど、今日も風が強くて枝が揺れていたから、更なる絶望感を味わう羽目となりそうな予感がした。

この調子で行く先々で落胆を繰り返す可能性に溜め息を漏らしつつ、まずは航空発祥記念公園へと行ってきた。
例年なら宴会で騒がしいのだけど、今年は週末の風が冷たかったり、桜の咲き具合が残念な事になっている影響なのか静かだった。

嫌な予感に足取りが重たくなる中、お気に入りの桜を見に行ってみる。
2012年花見_航空公園1
●フルサイズ【2848*2136: 1.32MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0459.JPG

2012年花見_小畔水鳥の郷公園2
●フルサイズ【2848*2136: 1.41MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0460.JPG

青空に映えるピンク色とは行かないまでも、それなりに見頃となっている桜を発見できて安堵と感動の溜め息を漏れていた。
しばしの鑑賞の後に、強風の被害を受けた桜を避けつつも映える角度に苦心しながら撮影してきた。

その後に自転車屋までの道中にある桜は悲しい状態だったの素通りして、ブレーキワイヤーやタイヤの空気圧を調整してもらい、本格的に準備が整ったところで気合いを入れてペダルを踏み込んだ。
今日の所は体力的な不安もあるので、例年通りに母校である大学へ進路を定めたのだけど、笑ってしまうほど強烈な向かい風が続いてくれて大変だった。
しかも、道中に点在する桜は強風の被害を諸に受けており、素通りの連続で信号待ちの他にペダルから足を離すことなく、延々と20kmほど走り続けた。
普段なら撮影が小休止となるのに対して、今日は完全にノンストップだった事もあり、予想以上に疲労が蓄積してくれて、予定の60kmコースは無理な気がし始めた。

敗戦続きで「この辺りは全滅か?」と思っていた矢先、吹く風が一段と冷たくなったかと思えば、空が曇りだして唯一の救いだった日差しが消えてしまい、普通のサイクリングへ気持ちを切り替えた方が良いように思えてきた。
当初の目的地までは行こうと走り続けていたけど、桜を探す気力が消えかけていた。
そんな気重な道中、唐突に見頃の桜が横目に入ったから驚いた。
慌てて引き返してみると、以前にも立ち寄った事のある小さな寺を桜が彩っていた。
2012年花見_長福寺
●フルサイズ【2848*2136: 1.46MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0465.JPG

ほんの30分前まで続いていた青空と日差しが欲しくて、少しだけ待ってみたけど望みが薄そうだったので諦めて、かなり彩りに欠けると嘆きながら撮影となった。
やはり桜は降り注ぐ日差しが有ってこそ生える花だと痛感していた。

自転車から降りた事で足に溜まっていた疲労感も薄れたし、見頃の桜で心を洗われたらしく、色々な意味で身軽なった所で大学を目指した。
今年は桜の開花が遅れたこともあり、花見シーズンで既に新学期が始まっていて、運動部の掛け声など耳にしながらキャンパス内を進んでいく。
在学中に比べて造りが随分と変わっているので、懐かしさを微塵も感じられなくなっているけど、桜だけは相変わらずのマイペースさで出迎えてくれた。
2012年花見_大学1
●フルサイズ【2848*2136: 1.45MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0469.JPG

2012年花見_大学2
●フルサイズ【2848*2136: 1.34MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0476.JPG

1枚目は学食前にあって、在学中は毎日のように見ていた桜だけに散っていなくて本当に良かった。
2枚目は俺等が卒業した後に整備された区画で、こんな居心地の良さそうなベンチとテーブルなど1つも無かっただけに、思わず「ずるい」と言いたくなった。
日当たりも良く桜も眺められるロケーションが実に素晴らしいと感じつつ、サイクリングも折り返し地点という事で、のんびりと休憩しながら素晴らしい休憩所を堪能してきた。

この次は本命の花見スポットなのだけど、目的地へ到着して駐輪している所で目にした光景に愕然とした。
2012年花見_惨事

桜が「散っている」のではなく、「落ちている」という惨事に目を疑った。
何よりも驚くべき事は、この写真を撮影している最中にも、同じように花が落ちてきていた事だ。
「これは酷すぎる」と言葉を漏らしつつ、間一髪で間に合った見頃の桜を撮影して回った。

まずは「小畔水鳥の郷公園」
こちらは例年なら花見客が大勢いるため、撮影の際に人が掃けるタイミングを待つなど苦労するのだけど、今年は殆ど人が居なかったので撮影は楽ちんだった。
その理由を考えると寂しい限りだけど、上手く隠してやれば見頃の桜に見えなくもない。

2012年花見_小畔水鳥の郷公園1
●フルサイズ【2848*2136: 1.52MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0481.JPG
2012年花見_小畔水鳥の郷公園2
●フルサイズ【2848*2136: 1.33MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0491.JPG

続いて、隣接する「御伊勢塚公園」
こちらの公園も人通りは少なかったけど、騒々しさが例年に比べて倍増していた印象が強い。
普段なら場所取りで失敗していそうな老人が大勢いたこともあり、大音量のカラオケを騒々しい事この上なかった。
しかも、音痴とか下手くそという次元を超えた不快感を伴う歌声は、あらゆる風情を破壊してくれていたから、許されるのであればカラオケ機器を破壊して回りたかった。
そんな様子は写真に写らないので良いけれど、園内に入って散策しようという気は完全に失せてしまった。

2012年花見_御伊勢塚公園1
●フルサイズ【2848*2136: 1.53MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0494.JPG

2012年花見_御伊勢塚公園2
●フルサイズ【2848*2136: 1.31MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0495.JPG

目的を果たしたので帰宅コースへ突入。
足の方が疲労から動かなくなってきた事もあり、順当なコースでの帰宅を考えていたのに、来た道を戻る事が嫌いという性分が出てしまい、ちょっと迷走しそうになる。
ところが、ここでスピードメーターが暴走するなどのトラブルが発生したため、迷走したいという衝動が上手く掻き消されてくれて、体力が尽きる前に帰宅できた。

自宅前の桜は今日にも少し開花が進んだらしく、朝に比べると少し見られる姿になっていたけど、やはり強風で落ちた部分が多いらしくて見応えに欠けている。
2012年花見_桜並木
●フルサイズ【2848*2136: 1.29MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20120407/DSCF0500.JPG

本日の花見サイクリングは以上で終了。
道中にスピードメーターが暴走してしまい、AllClearを実行せねばならない状況へ陥ったため、走行距離とかの情報が出せなくなってしまった。
恐らくは移動距離が40km強、平均時速は20km/h程度だと思われる。

自粛せず 昼の花見 へ 行ってきた2011年04月10日 16時46分52秒

晴れることを期待しながら布団へ入ったけれど、朝を迎えても青空を見えなくて、昨日より明るくて灰色が白色に変わったのみ残念な空模様だった。
それでも桜が来週まで待ってくれそうもないので、予定通りに修理を済ませておいたクロスバイクに乗って、花見を兼ねたサイクリングへと出掛けてきた。

久しぶりにクロスバイクへ乗った事もあって、最初はテンションが高めだったけれど、花見のスポットに到着すると日差しが弱いせいで影が掛かりすぎて見応えに欠けてしまう。
花見と意気込んで出てきたのに、目的の桜が微妙だと徐々にモチベーションも下がってしまって、家を出てから20分としない内に本来の目的を忘れて、普通にサイクリングを楽しもうと気持ちを切り替えていた。

そんなテンションの上がらない花見を続けていると、希に日差しの強くなるタイミングがあったので、午前中は何度かカメラを構える気になれた。
昨日にToda氏を連れてきた航空記念公園では、丁度良い具合に日が顔を覗かせてくれたので、それなりに満足できる写真を撮影できた。
それと同時にToda氏にもこれくらいの桜を見せたかったのだけど、今日は筋肉痛になっていそうだと言っていたし、呼びつけても無駄だろうと諦めて、黙々とシャッターを切り続けた。

航空公園1
●フルサイズ【2848*2136: 1.04MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0387.JPG

航空公園2
●フルサイズ【2848*2136: 1.32MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0389.JPG

航空公園3
●フルサイズ【2848*2136: 1.46MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0393.JPG

それと何度か航空公園で撮影を行っているのに、航空公園らしさが出ていなかった気がしたので、主題を桜から外してカメラを構えてみた。
日本で初めての飛行機が飛んだ地らしくて、航空発祥を記念する石碑と「C-46A」という航空自衛隊から寄贈された輸送機があります。
うんで、その輸送機というのが下の写真になります。

航空公園4
●フルサイズ【2848*2136: 739KB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0400.JPG

上の写真を撮影した後、毎年の花見サイクリングで訪れている母校である大学と、その周辺の後編を目指して自転車を走らせていたのだけど、途中で曲がるべき道を通り過ぎてしまうハプニングが発生した。
そのまま引き返せば良かったのだけど、知らない道を走るのも楽しいとか言い出して、道を適当に選びながら進んでいくと見事に迷ってしまって、気が付けば50kmもの大迷走となっていた。

俺はGPSが使えるツールを持っていないけれど、方角と距離さえ頭に入れておけば、大抵の場所は行き当たりばったりでも辿り着ける勘の良さがある。
そのため、時間に制限がない限りは地図やルートを覚えないまま走り出すので、迷走する事は良くあると言うか、迷うことを1つの楽しみとしている場面さえある。

それでも最終的に目的地へ到着できるのは、幾度も迷走を繰り返した経験から見知った道があちこちにあり、適当に走っていても知っている道へ出られる事が大きい。
それに道路上の青看板で大まかな方角や距離を知れたし、線路や川に行き着けば現在位置を推測できる。
そういった現地での情報収集も含めて、何だかんだで迷っても目的地へたどり着けるのだけど、今回は笑ってしまうほど情報源となるチェックポイントに巡り会えず、コンビニさえもない地域へ迷い込んでいた。

20kmほど迷走したところで、目的だけでなく方角さえも見失っている状況に焦りを感じていると、聞いた事さえもないローカル線の駅へ行き着いて、ようやっと現在位置が判明した。
その際に自分のいた場所は目的地だった大学を直線距離で10kmも通り過ぎた場所であると判明して、仕方がないので線路沿いを走ってどうにか目的地へ辿り着けた。

これで大学の桜が散っていたりしたら、帰宅するだけの気力がなくなりそうだと心配したのだが、タイミング良く空が明るくなったので気分良くカメラを構える事ができた。
特に2枚目の写真は俺が在籍していた頃にはなかったテーブルとベンチが設置されていて、随分と気持ちよく昼食を食べられそうな雰囲気で少し悔しく感じた。

大学1
●フルサイズ【2848*2136: 1.31MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0405.JPG

大学2
●フルサイズ【2848*2136: 1.22MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0407.JPG

大学から次なる目的地である湖畔水鳥の郷公園は1kmしかないので、方向音痴なG社長でもなければ迷走のしようもないし、再び雲が日差しを遮る前に撮影を済ませたかった。
大学の桜が思い出の桜とするなら、湖畔水鳥の郷公園はなごみの桜といった感じだろうか。
人工池を囲むように桜並木の遊歩道が敷かれていて、散策を楽しむ花見客がいてもシートを広げて馬鹿騒ぎをする輩がいないので、のんびりと眺めることができるから、俺のお気に入りスポットとなっている。

湖畔水鳥の郷公園1
●フルサイズ【2848*2136: 1.24MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0417.JPG

湖畔水鳥の郷公園2
●フルサイズ【2848*2136: 1.14MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0426.JPG

湖畔水鳥の郷公園3
●フルサイズ【2848*2136: 1.42MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0431.JPG

大きな目的を果たしたところで、体力の限界が足音を立てながら近付いてきていたため、帰り道は気紛れを起こさずに見知った道だけを走って帰ってきた。
分かり切っている道というのは面白みに欠けるのだが、道中に4歳くらいの見知らぬ男の子が大声で「バイバイ」と挨拶をしてくれたり、細々と心の温まるような場面があったから飽きはしなかった。
ちなみに挨拶をしてくれた男の子には、ほぼ条件反射で応えて「バイバイ」と大声で返しておいた。
一期一会なんて言葉は知らないだろう幼い子供だったけど、ああいう風に挨拶をするのは悪いことではないと思うので、是非とも続けて欲しいと思った。

迷走中も含めて色々な桜を見てきたけど、最後に地元の川沿いに植えられた桜並木を見ていると、ここが最も綺麗な気がすると思ってしまうのは親馬鹿だろうか?
見慣れている影響もあるとは思うけれど、枝振りとか微妙にカーブがあるところとか凄く見応えがあると思うわけだが、やはり地元で様々な見方を知っている強みなのだろう。

地元1
●フルサイズ【2848*2136: 1.36MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0441.JPG

地元2
●フルサイズ【2848*2136: 1.39MB】
http://www.ne.jp/asahi/crimson/luwan/20110410/DSCF0445.JPG

走行距離:87.88km
所要時間:4時間44分
最高時速:38.6km/h
平均時速:18.6km/h

初日の出 リベンジ果たし 感無量2011年01月01日 11時29分48秒

ネットゲーム上で年越しを迎えて、そのまま深夜1時までお喋りをしていたので寝起きを心配したのだが、眠りが浅くて夜中に何度も目を覚ましていたので、殆ど徹夜と変わらない状況での起床となった。
早朝5時にロフトを下りると同時にストーブの前に座り込み、撮影予定地へ向かうまでのエネルギーと眠気覚ましを兼ねたカフェオレを飲みながら、安売りされていた野菜のケーキを胃袋へと収めた。

一通りの準備が整ったところで時計を見てみると、出発予定の5時30分となっており、気合いを入れて玄関を開けると予想通りの冷たい風に身震いをしてしまう。
殆ど防寒具を持っていない事もあり、Tシャツを重ね着している以外は普段と変わらない服装であるため、日の出前の寒さが身に染みると泣き言を言いながら、ブルゾンの襟を立てながら自転車へと向かった。

初日の出ツアーの新たな仲間として加わったLED懐中電灯は、予想を遙かに超える活躍を見せてくれて、去年に道を見失ってしまった難所も何の問題もなく通過できた。
難所のみならず、全行程において夜盲症から派生する重圧を軽減してくれたので、精神力の消耗から体力を削られる事もなくて本当に頼もしい相棒だと感涙するばかりだった。
もっとも高速道路のインターチェンジの前や国道の交差点など、立地的に危険を伴う箇所があったし、例年に比べて交通量が多かったりともしたので、精神的に辛い場所がなかったわけでもない。

精神的に落ち着いていた影響なのか、例年の初日の出ツアーでは例のなかった尿意が襲ってきた時はかなり焦った。
時計を見てみれば、日の出まで30分以上も時間があり、寒風の吹き荒む橋の上で我慢し続けられると思えず、何処かで用を足さなければと悩んでいた。
限界の2文字が差し迫ってくる中で前方へ目を向けると、見慣れたコンビニの看板が見えたから驚いた。
こんな辺境にコンビニがあると全く知らなかった事もあり、何かの幻覚でも見ているのではないかと心配したが、近付いても消えたり遠ざかったりする事もなく、入店する事ができたのでトイレを貸してもらった。

大きな危機を乗り越えて再び自転車を走らせると、物の数分で撮影予定地まで辿り着けた。
到着時刻は6時30分、日の出の20分ほど前の到着となってホッとすると同時に、待ち時間の長さにゾッとしながら撮影スポットを探していた。

例年だと土手で撮影しているのだが、今回は少し通り過ぎてしまった事もあって、橋の上から初日の出を見ることにした。
撮影スポットを定めて準備万端の姿勢に入ると、駐停車禁止である橋の上にずらりと並んだ車列が邪魔くさく感じられた。
毎年のように見ている光景ではあるけれど、さすがに土手から遠くの景色として眺めるのと、背後に存在するのでは感じ方が全く違ってきてしまう。
寒さに耐えながら自転車を走らせて、今も冷たい風を全身に受けている人間としては、暖かい車内で安穏と過ごしている連中が憎たらしくて仕方がない。

そんな事を思っていると、後方よりパトカーがやってきて早々に立ち去るように警告するも車列が動く気配は全くなかった。
年始早々に交通違反とは大した身分だと呆れながら眺めていると、最後尾の車両から取り締まりを始めたらしく、徐々に車列が取り崩され始めると、何とも言えない爽快感を覚えていた。

交通整理を他人事として眺めていた俺の後ろを、「せっかく来たのに・・・」とか「後10分くらい大丈夫だ」なんて言いながらも、渋々と車へ戻っていく連中がいた。
早朝から片道1時間も掛けて自転車を走らせてきた人間を前に、車でのんびりとやってきた奴が「せっかく」とか言っている姿は、ちょっとムッとした。
ちなみに、車列が崩され始めた時点から日の出まで20分ほど掛かっており、正確な日の出時刻も調べずに来ている連中が何を言うのかと呆れてたりもした。

そんなこんなで辺りが静かになったところで、無事に初日の出を拝むことができた。
ってことで、その時の写真がこちらになりまる。

2011年 初日の出
●フルサイズ【2848*2136: 344KB】
ってことで、無事にリベンジを果たして初日の出を撮影できました。
完全に顔を出していないのだけど、この時は再び襲ってきた強烈な尿意を堪えるのに必死だったし、トラックが通ったりすると橋が揺れたりと悪条件が重なってしまい、あまり良い写真が撮れませんでした。
その事実は残念で仕方がないのですが、肉眼では完全な日の出を拝めていたので満足しています。