様々な 体験しつつ ペダル踏む2014年09月14日 22時55分15秒

2014_09_多摩湖
昼過ぎからクロスバイクを引っ張り出してサイクリングへ出掛けてきた。
目的地を決めないまま適当に走っていると西武ドームの看板が目に付いて、以前のサイクリングで頻繁に狭山湖へ行っていた事を思い出して、久しぶりに向かってみようと思い立った。
狭山湖まではそんなに遠くないので、体力作りの運動としては物足りないとも思ったのだけど、次に何処へ行くかは到着してから考えと軽い気持ちで進路を取った。

狭山湖へ向かって走り出して早々に交通渋滞へ引っ掛かってしまう。
歩道へ入れば擦り抜けられるのだけど、狭い道路だった上に歩行者が居たために抜けられず、ペダルを殆ど踏まない流し運転の退屈な時間となる。
そんな面白みのない状況は1kmほど続いて、幸先の悪さに溜息を漏らすも、ペダルを踏み込んで風を切る感触が味わうと気分上々となった。

狭山湖までの道は何度も走っているのだけど、2年ぶりになるだろう道は想像以上に変わっていて、思っている通りの道を走っているのか不安に感じる場面も多々あった。
目新しい店など見付けられなかったけれど、綺麗に整備された場所など目にすると嬉しくなってきて、予想外に楽しいサイクリングとなってくれた。
しかし、道が綺麗になりすぎた影響で曲がるべき道を通り過ぎてしまい、引き返そうか迷っていると狭山湖の隣にある多摩湖へ続くと表記された道を見付けたので、深く考えずにハンドルを切ってみた。

偶然で行く事となった多摩湖の周辺はサイクリングやウォーキングを楽しむ人が多くて、狭山湖の周辺で歩行者を目撃した記憶が全くなかったので驚いた。
歩行者が居るというだけでも驚きなのに、白髪混じりの頭で起伏の激しい道を歩いていて、途中で倒れたりしないかと不安さえ感じながら横を擦り抜けた。
坂を登り切って多摩湖の沿岸で少しだけ休憩して、狭山湖方面へ進路を取って走っていると途中に公園が整備されており、公衆トイレを求めて入ってみると大勢の行楽客がいたので驚いた。
景色も天気も良いので行楽日和であるとは思うけど、こんな交通の便が悪い場所に何処から湧いてきたのかと驚くばかりだった。

公園を後にして狭山湖へ向かっているつもりだったのだけど、どうにも進んでいる方角が思っているのと違う方向へ進んでいた。
方角を修正しようにもローカル路線の線路脇をひた走る遊歩道へ入っていたので思い通りにならず、淡々とした道にも飽きたからと居場所も定かでない状況から、見知らぬ道へ外れて直感のみで走ってみた。
その結果で辿り着いた先は立川駅前、個人的に最も行きたくなかった駅だったのだけど、進路を途中でかえたはずなのに着いてしまった。

立川駅前は来たくなかった理由は過去に道の分かりづらさから迷った経験があり、その二の舞となりそうな嫌な予感がするから避けたかった。
そして、今回も見事に立川駅周辺から抜け出せなくなって、自分の方向感覚が信じられなくなるほどに迷走する羽目となった。
以前に迷走した時は何故に迷うのか分からないまま彷徨ったけれど、今回は混乱する原因が何なのか理解できた。
立川駅を離れようと案内標識へ見て、小平や東大和へ至ると表記された道へ入ってみるとT字路にぶつかるのだけど、その交差点の案内標識は街道名しか書かれていない。

最初に見た案内標識にT字路の存在が明記されておらず、突き当たりに道なりという概念は存在しないのでどう進むべきか分からなくなる。
しかも、右折しようと左折しようと次に見える案内標識は立川駅と立川市街の2つへ至る道しか書かれておらず、最初に目指した小平や東大和の文字が消滅しているので、何処へ向かうべきか分からなくなる。
そんな状況で案内標識を疑うまでに至らないまま迷走すると、自分の方向感覚へ疑念を抱くほかにないわけで、色々な意味の焦りを積み重ねながら彷徨っていた。
最終的に駐車場への入場整理を行っている人へ道を尋ねて、地図を見ながらでないと説明しづらいと言いながら、向かうべき方角を教えてもらえたのでそこから案内標識を無視して、自分の方向感覚のみで突っ走ってみたら、ようやっと立川迷宮から抜け出す事に成功した。

立川を抜けてからの帰り道は比較的に安定して帰ってこられたけど、予想外の迷走が思いの外に響いたらしくて、実際の距離よりも遠かったように感じられた。

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