見晴らしが 一気に変わると ちとショック2012年06月26日 22時17分27秒

近所は同じような袋路地が平行に何本も並んでおり、その中ほどにある路地の奥の方に自宅が建っている。
7年ほど前まで住んでいた家も路地を一本しか変わっていなくて、生まれてから殆ど変わらずに過ごしてきた路地となる。

そんな見慣れた景色にも着々と時間の流れが刻まれて、時折に家の塗装を塗り直している光景や、引っ越しやリフォームといった作業を目にする事がある。
俺の自宅が新しい方だというのに築20年を越えている状況なので、何らしかの修繕を行う必要のある家屋も多く、子供が成人したりと社会的な変化も見え隠れしている。

近所にあった林も削り取られてしまい、最後に残っていた小山へも開発の手が入り始めた今日この頃、最も手前の路地にあって駐車場と隣接して建っていた家屋が取り壊された。
一軒が解体されただけで見晴らしが変わってしまい、在るはずの物が見えない事に衝撃さえ覚えていた。
一軒の家が取り壊されただけで衝撃を受けるのだから、天災で当たり一面が瓦礫の山となった光景を目にしたら、どれほどにショッキングなのか想像さえできなかった。

そんな事を言っている合間に家屋の解体作業が進み、外出から戻ってくると文字通り瓦礫の山と化していた。
さらに翌日から瓦礫の隣に建っている家屋の解体まで始まって、ほんの数日で通勤風景の見晴らしが一変していた。
そして、二度ある事は三度あるなんて言葉の通り、新しくできた瓦礫の隣まで解体作業が始まり、現状までに3軒の家屋が立て続けに解体されている。

さすがに3軒もの家屋が消滅すると、見晴らしがどうのなんて基準を飛び越えてしまい、何処か親戚の所へ遊びに行ったような気分になってきている。
見知っているけれど何処か違和感が残る感じが、正に自宅でないけど良く知っている家並みと言った具合だ。

解体された3軒続きの土地は明日中に更地となっていそうで、次にどんな風に利用されるのかと興味津々だった。
アパートくらい建てられそうな長さこそあっても、奥行きがあまりない事から無理がありそうに見えるけど、裏手の駐車場も買収しているならやりようが広がってくる。
駐車場の土地を一部分だけ買い取ってしまえば、アパートも建てられる土地が確保できる事になり、景色が随分と様変わりしそうな気がする。

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