今の内 ノウハウ溜めて この次へ2012年06月25日 22時15分54秒

コンプガチャの騒動の余波でサービス停止が確定した影響か、開発に携わったモバイル版ゲームの方で不正行為が頻発している。
今からアカウント停止を食らったとしても、サービスが停止が決まっているから痛くも痒くもないと言って、好き放題にやっても大丈夫と羽目を外しているのだろう。
安直な発想に呆れるばかりであるけれど、実は次期開発における注意点として蓄積させてもらっており、好き放題にやられたからと言っても泣き寝入りしている訳じゃない。
俺としては厄介事が増えたり心臓に悪かったりするので、願わくば勘弁してほしいところだけど、新サービスで悪戯されるのに比べたらマシな方だろう。

もちろん不正行為を歓迎するわけではないけれど、どうせならサービス停止が確定しているシステム上の方が気楽なのも確かだ。
システム開発では人手を持って試験している限り、どうしてもバグを見過ごしてしまうわけで、サービス開始から半年は常に心臓に悪い空気を吸い続ける羽目となる。
そんな状況下で収入へ影響する課金周りで不正行為が発覚すると、場合によってはシステムを停止させる事態も有り得るため、どのレベルの不具合かと心配で心臓がつぶれそうになる。
その点において、稼働中のシステムは色々と癖も分かっていたり、損害の規模が小さかったりと負う責任が小さいわけで、多少なり落ち着いて作業できていた。

もっとも全てが順調に片づいてくれたなら良かったのだけど、困った事にテスト環境での試験が完了して、本番環境へ適用される段階になって、ファイルの整合性が狂うトラブルが発生した。
どうやらファイルのバージョン管理を行うツール上で、抹消したはずの試作品が最新版として登録されており、本番環境への適用前にゴミ修正を消そうとしたのに、試作品を適用してしまったらしい。
恐らくはG社長と平行して同じ領域をいじっていたので、どちらかのミスか相互作用によって引き起こされた不具合と思われる。

今日はそんな感じで久々のトラブル対応へ従事していて、システム開発とは違った頭の使い方をした気もして、スッキリトした気分での帰宅となっている。