この指で フリック操作は 厳しいか?2012年06月01日 22時41分22秒

ここ最近のスマートフォンでキーボードが内蔵されている機種が少なくて、タッチパネルによる入力操作へ慣れておく必要性を考えざる終えない。
キーボードの内蔵された端末が出てくれるなら迷わずに選択するけど、需要の少なさを理解しているので妥協していくしかない。

タッチパネルでの入力操作は幾つかの種類があって、画面に表示されたキーボードをタッチする方式の他に、フリック入力という新しい形式が存在する。
フリック入力は携帯電話のダイヤルキーによる操作を発展させた方式で、連打して選択していた母音をタッチした指をスライドさせる角度で指定する。
これによりワンアクションで平仮名1文字が入力できるため、慣れてくればスピーディな入力が可能になる。

そう言われているフリック入力を使うかも知れないと思って、練習した時期もあるのだけど馴染めないままとなっている。
ダイヤルキーを連打して入力するより楽なことは確かなのだが、どうしてもキーボードと比較すると劣化している気がする上に、感覚的にも馴染み切らなくて諦めてしまった。

改めて考察し直してみると、感覚的に馴染めなかった原因にタッチパネルへの抵抗感が大きく関わっている気がする。
タッチパネルの何が気に入らないのかと問われたら、キーボードのような打感のない入力デバイスだからだと即答できる。
打感が無いという事は入力された否かを目で見てるか、効果音を出して確認するほかに手段がない。
電車内での使用を考慮すると効果音の選択肢が使えないため、画面を見ながら確認していく他にない。

そもそもキーボードの場合はブラインドタッチを駆使すれば、入力しながら結果を確認できる。
それに対してフリック入力は画面を見ながら操作する必要がある上に、結果を確認するためにも目を使う事になる。
そのため、入力と確認が別動作となるため、非効率に思えて面倒くさいという意識を強調させている気がする。

加えて、俺は目が疲れやすくて画面を見続けていられないため、キーボードの際は頻繁に目を閉じたまま入力したりする。
肩が痛い時も楽な高さでキーボードを叩いてから、変換の時だけ持ち上げて画面を見るなんて事もやったりする。
この使い方は先述したキーボードのメリットを殺す行為だけど、体調に合わせた使い方を選べると理解して欲しい。
それに対して、フリック入力は打感が無いため、画面を見る行為を止めると入力できなくなってしまい、目が疲れていても強制的に使わざる終えなくなる。

打感が無い事から派生する不便さが上記の通りで、その他にも指が短い故の不便さが存在する。
フリック入力の場合、端末を左手に持って右手で操作する方法と、片手で保持と操作の両方をこなす方法がある。
両手を使う方法は電車などの不安定な場所で揺れの影響を受けやすく、操作の起点は手首となるので繊細な動きに慣れるまで時間が掛かる。
片手で行う方法は端末と同時に手も動くので電車の中で揺れても影響されないし、最も可動域の広い親指で操作するので細々とした動きも非かくて容易に行える。

そんな理由もあって片手で操作する方式を採用したいのだが、俺の指は常人に比べて短くて端末を安定させられるように握ると、届かない場所が出てきてしまう。
何とか工夫して片手操作を実現しようと頑張ってみたけど、うまくいかなくて悪戦苦闘した末に、面倒くさくなって投げ捨てたというのが現状という感じだ。
ケースで安定感を得られたら上手く行きそうだけど、やはりキーボード内蔵の端末を探す方が良いような気がしてならない。