ちらほらと 路上に見える 新年度2009年04月17日 22時10分07秒

このところ新入社員と思われる集団が路上でたむろしている風景が目立つようになってきて、少し邪魔くさく感じられる場面が増えてきた。
特に邪魔なのは外部研修の帰りに飲みへ行ってきたと思われる集団で、こういう輩は学生気分がでいるから周囲の迷惑を考えるという発想を全く持ち合わせていない。
そのため仕事帰りの大先輩で通行する路上のど真ん中で円陣を組んで話し込んでいたりするから邪魔くさい事この上ない。

学生と社会人の違いも分かっていない阿呆のくせに、政治や経済といった大人っぽい単語を並べて会話をしている姿が何よりも嫌いだ。
政治だの経済だのと小難しい話をする前に、今の現在に自分達がどれだけの迷惑を掛けているのか目の前にある分かり易い現状を知ること覚えてほしいものだ。
それとインターネットやテレビで聞きかじっただけの受け売りをさも時分が考えた言葉の如く話している姿を見ていると、何とも言えない苛立ちが腹の底から沸き上がってくる。

この時期に嫌な雰囲気を作るのは新入社員ばかりでなく、新しい部下を手に入れた連中も端から見ていると口を塞いでやりたくなる場面が結構ある。
その中でも些細な悪口を言っている連中で、他社と比較することで自分を良く見せようとする中年連中に多く見受けられる行為が群を抜いているウザったい。
俺は元より他者と比較することでしか自分を良く見せられない連中が大嫌いな事もあって拳で黙らせたくなるのだが、聞き手はは相づちを打つ割に目が冷ややかなのを見てスッキリとする事が多い。

それと初めて後輩ができた事に浮かれて、臭うほどに先輩風を吹かせている連中も横から見ていると滑稽なものだ。
新人が恐縮している姿をどうにか解きほぐそうとしつつも、尊敬されたいとか威張りたいと言った衝動も見え隠れしているのは微笑ましくもある。
俺も自分の下に人が来た時は恐縮しきった態度をどうやって崩してやろうかと苦労したから、あの頃は今の俺のような目で観察されていたのかも知れない。

もっとも俺の場合はずっと部下ができなくて、退職の石を会社へ伝えたところで後継者として新人が送り込まれた形だった。
そのため先輩風を吹かせるような暇もなく一気に教育をしていっていたから、周囲から新人を潰すのではないかと心配されていたかも知れない。
俺からすると自分がいなくなった後、目の前にいる新人の面倒を見ることになるだろう上司が人材を潰すタイプだったから、耐性を付けさせるとか色々とやるべき事があって必死だった。
残念ながら計画していたカリキュラムの半分くらいしか消化できなかったから、今も俺の下にいた新人君が頑張っているのか心配なところだ。