浮かれ過ぎ 墓穴を掘って ローテンション2009年04月27日 20時59分08秒

今日は電車を降りて会社へ向かう途中から激しい腹痛に見舞われて四苦八苦するところから 1日が始まってくれて、今日中に一段落を付けた案件を抱えている我が身としては先が思いやられる気分だった。
そんな不安は当然のように現実となってくれて、腹痛が収まった後も耳の奥が異様に痒くなったり、眠気や空腹感に苛まれたりして集中できない時間があった。
更に仕事の方でも予定外にややこしくなっている箇所があって、打開策を見つけるまでに 1時間ほど作業が足止めされて、残業さえも覚悟するほどの泥沼にハマってしまった。
結果的にダメで元々と思って試した手法が偶然にも上手く行ってくれたから定時から20分遅れで目標としていたところまで仕上げる事ができてホッとしながら帰宅している。

何とか目標通りに作業が終わらせる事ができて、喜びからテンションが上がり過ぎて軽く暴走をしてしまったため、実はあまり気持ちよく帰宅している訳ではなかったりする。
何をやらかしたのかというと、日曜日に見ていたアニメ作品の原作をT社員が読んでいたのを思い出して、話を降ってしまった事だ。
本来の目的はアニメ化が原作をどの程度まで網羅しているのかを聞くだけのつもりだったのだけど、T社員は平気な顔でネタバレを垂れ流す人だから話の方向性を間違えると知りたくない部分まで聞かされてしまう危険性がある。
それなのにテンションが上がり気味の状態で話を振ってしまったため、制御が効かずに酷いネタバレを聞かされてしまって、少しゲンナリとした気持ちで帰路に就く羽目となってしまった。

ネタバレという点に関しては人のよって聞きたがる人もいるから否定をするつもりはないが、アニメが面白かったから原作も買おうか悩んでいるという人に対して結末まで語るのは如何なものかと思う。
もちろん人によってはエンディングで萎えたくないから最初に聞いておきたいと言う人もいるけど、俺は自分の好みに関わらず物語の流れの中で見たい人なので、T社員に話をした事を軽く後悔している。
もっとも作業が無事に終わったことで浮かれていた自分が悪いので致し方がないと諦めているが、やはり悔しい想いが抜けきらない。

そんな沈んだ気持ちの時に耳が痒くなってくると、連想ゲームのようにして、土曜日に耳鼻科の待合室で見かけた耳が痛いと涙声で訴える 3歳くらいの女児の姿が思い出してしまって良くない。
元より子供好きということもあって、他人の子供だというのに気になって仕方なかった上、恐らく処方される痛み止めが効くまで 1時間ほど掛かるはずだ。
まだ暫くは痛い思いをし続けることになり、それが可哀想で何とも言えない切なさを感じていた。

その時の感情が今もぶり返していて、作業が終わった直後の興奮は何処へ行ったのかと呆れてしまうほど静かな目をした自分がここにいる。
このところ気温の変化も激しいが、俺の情緒もずいぶんと変動が大きい気がする。