古書の価値 下がり続ける この時勢2009年03月01日 21時41分17秒

このところデータ保存用ディスクがパンクして別領域へファイルを移動させるという急場凌ぎを繰り返しているため、外付けHDDを買ってこようと考えていた。
自分の財布としては余裕があるわけではないけれど、生産調整が始まって値下がりに歯止めが掛かるという話も耳に入っているので今が買い時と判断した。

身支度をしている途中で本棚の一角に古本屋へ持ち込もうと思っていた本の山があるのを思いだして、軍資金の足しにしようと思ってリュックサックへと詰め込んで持ち出した。
冊数は20冊くらいだけど大きめの本が多かったのでリュックは満杯で重量もそれなりにあり、久しぶりに肩に食い込む感触が味わって何故か楽しい気分になってしまった。
今回の処分品は作品の序盤でストーリーの方向性が変わってしまって飽きてしまった作品や記憶するまで読み返した古いシリーズがメインとなっている。
そのため大した金額にならないと想像していたのだけど、現実は随分と厳しくて想定していた金額の半分くらいでしか買い取って貰えなかった。

買い取り金額が落ちてしまった原因は持ち込んだ本が微妙だった事もあるのだけど、古書の通販で 1円商法が横行している影響が大きいそうだ。
具体的に 1円商法とは本体価格とは別の部分で利益を得る商法の事で、古書を 1円で売り出して送料の方で提示金額より安い方法で発想して差額分を収入とする。
例えば、本の価格は 1円で送料 320円と表示して売り出して、実際には 180円ほどの梱包で発送するといった具合だ。
やり方としては 1円の携帯電話が本体価格よりも契約金の方を収入源としていたのと同じような感じだ。

このような 1円商法が横行した結果、古書の買い取り価格は新書だったり 1巻から最終卷まで揃っていたりといったオプションが付かない限りは値段が付かない状態らしい。
状況がそうであるなら古本屋さんを責めることはできないので提示金額で引き取ってもらったけれど、やはり気分は良い物ではなくてテンションは下がってしまった。
その心理状況の変化が行動にまで影響してしまって、駅へ向かうはずだったのに、気が付けば帰宅コースに進路を取っている始末で、完全に遠出して買い物をする気力がなくなった。
そんな状態だったから無理をせずに、母親の仏前に供える花だけを購入して帰ってきてしまった。

どうにも送料の差額を利用した 1円商法は合法なのかという点が腑に落ちない。
契約は双方の認識に差があると成り立たないわけで「送料 320円と聞いて綺麗な梱包で送られてくると想定したのに実際は違った」という場合はどうなるのだろうか。
明確にメール便で発送とか明記されている文句は言えないけれど、明確な表記がない場合は送料の差額を返却請求ができそうな気がしてしまう。

もちろん実際にそのような行為を行っても発送の手数料が含まれていると言われて丸め込まれるのが落ちなのだろう。
それにしたって本来は「手数料込み」と明記されていないと成り立たない話だが、そこを追求しても購入者から見ると戻ってくる金額は微々たるものだ。
実際問題として割に合わないから見て見ぬ振りをされているのが現実なのだろう。

その辺の甘やかしが原因となって健全な古本屋が厳しい状況に立たされるという状況は何とも面白くない。
何処ぞの大型店のように本の背表紙を綺麗に見せるためにヤスリを掛ける行為が本の質が落とされて、今度は 1円商法で価値が下げられたわけか。
何というか本が好きな人間としては腹立たしい世の中になったものだ。

報道の 傾向さえも 変わりつつ2009年03月02日 20時46分40秒

このところニュースで耳にするのは火事の話ばかりだったのだけど、今朝は古紙回収業者でプレス機に掛けられた古紙ブロックの中から老人の痛いが出てくるという事件が報道されていた。
朝の時点だと事故と他殺の両面から捜査を進めているような事を言っていたけれど、その後に進展はあったのだろうか。
亡くなられた方には申し訳ないけれど月曜の朝から怪事件の報道なんて見たくないわけで、明日は WBCとかマーライオンに落雷が直撃したとか平和なニュースを流していてもらいたいと思う。

そういえば、怪事件の類を耳にしたのは随分と久しぶりな気がする。
ちょうどリーマンショックから 100年に 1度と呼ばれる不況が始まった頃からニュースの殆どが景気や政治に関わる内容になっている気がする。
少し前まで変死体とかバラバラ殺人なんて単語を聞き慣れてしまうほどテレビから流れていたのに不思議なものだ。
恐らく視聴率を稼げる話題が殺人のようなサスペンス的な要素から実生活に結び付く内容へと変わった影響なのだろう。

あまり気持ちの良くない変化ではあるけれど、凶悪犯罪を起こしても報道される機会が減ったことで愉快犯が減っている気がする。
一時期は少し年が若い犯人というだけで何処かの悪役ヒーローが如くにワイドショーで取り上げていたけど、最近は無駄に時間を割かなくなっている気がする。
この傾向は目立ちたいとか下らない理由で事件を犯していた馬鹿を抑止するのに良い傾向だ。
本当に一時期はマスコミが犯罪者に踊らされる様が馬鹿らしくて、呆れて全くテレビを見ない日も少なくなかった。

そんな傾向からすれば最近のテレビは随分と有益な情報を流すようになってきたのではないかと感じる。
不景気に立ち向かう中小企業の取り組みといった話題を見ていると何処か励まされている気になってくるし、自分でも何かがないかと考えてみたくなる。
特に最近は NHKで頑張る社長さんの話が紹介されていて良い感じで、コメンテーターが馬鹿の一つ覚えを繰り返して発展のない話をする民放より面白い気がしてきた。

少し前の不祥事の連続でどん底へ落ちた NHKだから不況に立ち向かう中小企業に共感をもって取材ができていて、その成果が映像に出ているのではないか。

雪の舞う 凍える道は 恐ろしい2009年03月03日 19時45分50秒

今日は正午頃から雪が降ると言われていただけあって日が暮れてからの冷え込みは凄まじかった。
提示が近くなってからパラパラと雨粒が落ち始めて雪へ変わるのも時間の問題といった印象の空から目を逸らしつつ、白い息を吐きながら急ぎ足で駅まで歩いてきた。
さすがに行きも白むほどの寒気だけあって急激に冷やされた額に軽く痛みを感じたけれど、それ以外は少し厚手のスーツへ替えてきた甲斐もあって大して冷えることもなさそうだ。

とはいえ、寒いことに変わりがないわけで早々に帰宅したいところなのだけど少し買い物があって寄り道をしなければならない事情があったりする。
一つは日曜に会へ行くつもりだった外付け HDDで、もう一つは姉貴に頼まれた USBメモリとなっている。
姉貴の頼まれ物は売場が同じだったから引き受けたのだけど、何でも明日に使いたいとの事だから今日中に買っていくことが求められている。
もちろん自分で使う HDDに購入を急ぐ理由はないから今日のような悪天候で無理をして買いに行く必要など全くない。
つまり、安請け合いをした姉貴の頼まれ事が原因で雪が舞いとか噂される寒空の元で寄り道を強いられる状況になってしまったわけだ。

買い物をする場所が池袋だから移動の殆どを地下道で済ませることができるからよいのだけど、問題は大きな荷物を抱えて帰らなければならない事にある。
特に最寄り駅から自宅までの自転車区間は歩道の改修工事が行われている区間なんかもあって雪が降っていたりすると少し怖かったりする。
俺自身は雪に慣れているから問題ないのだが、ドライバーや他の自転車は変な行動をとってくれる傾向があるから嫌なんだ。

特に車の方が歩道へ入れと無駄なプレッシャーを掛けてくるようになるから迷惑させられる。
俺と同じ自転車でもフラフラとする阿呆が増えるから苛立つ気持ちも分からないでもないけれど、無差別に威嚇してくるのは勘弁してほしいところだ。
何と言っても自分の運転が下手くそに分類されることを自覚せずに威嚇行為をしてくる奴らが多くて、後ろから迫られる弱者としては別の意味で恐怖を感じてしまう。

色々と不安のある今日の帰り道だけど新調した自転車のライトが予想以上に性能が良くて、明かりに関する不安が軽減されている点だけは良い感じだ。
今回はハロゲンから LEDへと変更したのだけど、何よりも驚くべきは点灯するのに必要な電力の差だろう。
自転車のライトの場合は電力と速度が比例するので、ライトが明るくなる速度の差と言った方が分かり易いだろうか。
具体的にいうと、自転車を手で押して歩いている程度の速度で小型の懐中電灯くらいの明かりを得ることができた。
今までのハロゲン電球だと明かりは灯りけれど照明としての効果は殆ど得られない感じだった。

走り始めた後はハロゲン電球の方が光の拡散具合の関係か奥から手前まで均一に照らしてくれるのに対して、新しい LEDの方が遠くまで光が届く反面で手前が少し薄暗い。
常に遠くを見ながら走っている方だから不便はないけれど、脇からフラッと割り込んでくる障害物へ対応しきれるかは微妙なところだ。

願わくば、買い物を延期できない理由を背負ったところで今日の不運が終わっていてほしいところだ。
俺にとって最大の不安要素は運の無さに他成らないからな。

雪の中 傘を忘れて ひた走る2009年03月04日 21時41分18秒

昨日の帰り道は予報通りに雪が降っていてたのだが、困ったことに鞄に入れっぱなしとなっているはずの折り畳み傘が無くなっていた。
傘がないことが判明した瞬間は悪夢でも見ている気分で何かの間違えであってほしいと願った瞬間に鞄から傘を取り出した記憶が思い出されて、目の前の状況が疑う余地が微塵もない現実へ変わってしまった。
さすがに祈りを捧げる心にカウンターで絶望をプレゼントしてくれるなんて、正しく神も仏もあったもんじゃない。

常備している折り畳み傘を鞄から出したのは 2習慣前の金曜日、雨が降るかも知れないとの予報を受けて買い込んだ本を鞄へ詰める際に傘を取り出せるように一番上へ配置した。
その日は雨に降られることもなかったから鞄から本を取り出す時に傘が邪魔になって脇に転がして、そのまま入れ忘れていた。
さらに傘を転がしたのと同じ場所に本が入っていた紙袋を避けてしまい、傘を隠すような形になってしまった。

考えてみれば、適当に何かを置いておこうとすると殆どが同じ行動になるの当たり前のことで、傘の置き場所は入れ忘れない場所にすべきだった。
それと床に補降りだした紙袋を片付けていれば、必要な時に傘がないなんて事態は避けられた。
自業自得としか言えないわけだけど、ちょっとした気の緩みが招いた惨事は割に合わないほどの過酷さだった。

傘がないと気が付いた場所は駐輪場に停めた自転車の前、そこまでは様子身という事だ元より傘を出すつもりはなかった。
降る雪を肌に感じながら300mほど歩いて駐輪場まで来てみると、肩や頭の上に雪が積もっていたし、メガネに付着した雪が視界を掛かって見づらくなっていた。
恐らくは東京都心では大雪とか吹雪と称されるだろう降り方をしていて、都会育ちの割には雪に慣れていている方だと言っても、傘を持たずに片道15分の自転車は少し辛い状況だった。

駅まで戻ってビニール傘をかって来るという選択肢もあったのだけど、ここ最近の財布事情から勿体ない精神が染み着いており迷うことなく却下していた。
そんなわけで根性だとか心の中で叫びつつ走り出したのだけど、走り始めると面白くなるほどの勢いで眼鏡に雪が貼り付いていく。
新しい LEDライトに目が慣れていないところで視界不良というのはかなり恐怖心を覚えたけれど、幸いにして道行く人が殆ど居なかったから何とかなった。

そんなわけでもっぱらの障害物は雪の身という状況だったのだが、これがなかなかの難敵で、明かりのある場所へ辿り着く度に黒いはずのスーツをタクシードのように白くなっていた驚かされた。
その雪を払っていると手先の感覚は薄れていって、眼鏡に付いた雪を拭うことも満足にできない状態となっていた。
もちろん顔も雪を被っていたから冷たいという感触を通り越して痛みを感じるようになるまで 5分と掛かっていなかった。
しかも、急激に体温を奪われたせいか顔がパカッと割れてしまいそうな痛みで歯を食いしばらなければ絶えられないレベルだった。

そんな強行軍だったから中間地点にあるドラッグストアの軒先でいったん休憩を取らせてもらった。
さすがに凍傷までは出来ていなかったけれど、自宅までのノンストップは諸々の事情で無理そうだった。
自転車を停めて改めて周囲を見渡してみると綺麗な雪なのだけど、その中へ飛び込むとなるとゾットする思いだった。

とはいえ、ここまで来てしまったらコンビニは自宅付近にしかないので走るしかなくて呼吸を整えるのと同時に体温を上げて残りを突っ走ってきた。
ここから先はもう必死の一言でどうにか無事に帰宅できたけれど、正直なところ生きた心地がしなかった。
その反動からか家が見えた時の安堵感は今年一番だった。

客入りは 悪くないのに 閉店す2009年03月05日 20時43分08秒

先月くらいに地元で帰り道の貴重な光源となっていた店が 2軒も相次いで閉店してしまい、不景気が目に見える形で現れ始めたのだが依然として歯止めが掛からないらしい。
今週に入って、20年近く続いていたはずのクリーニング店とスーパーマーケットが閉店してしまった。

クリーニング店の方は家から近いと言うだけで特別に安かったわけではないから良いのだが、スーパーマーケットの方は随分な打撃となってしまう。
近隣に大型チェーンのスーパーはあるのだけど値段が高めである上に、しっかりと仕入れ調整がされている関係で仕事帰りの遅い時間に行くと生魚が殆ど残っていない。
我が家の夕食は魚が必ず乗るから生魚を買えないというのは非常に不便をしてしまう。

逆に言えば、夜遅くに行っても魚が売れ残っているようだから経営が息詰まってしまったのかも知れない。
俺としては値上げをしてでも踏ん張って欲しかったのだけど、ある日突然に閉店の文字が掲げられてしまって励ましを言う暇さえもなかった。
少し日が経って冷静に考えてみると突然の閉店が何処か夜逃げのような印象があって「多少の値上げ」では済まないほどの経営難だったのではないかと思えてきた。
それに不況の真っ直中で唯一の強みだった安さを捨ててしまってはどのみちに生き残っていけないと判断した可能性を考えられる。

兎にも角にも今週が第二次閉店ブームで在ることは間違えないわけで、この後も何店舗か消えてしまう可能性がある。
個人的に潰れて不便しそうな店から閉店していて、残っている行き着けと言えば外食関係だけだ。
特に金曜と土曜にToda氏と一緒に通っている店が閉店しないかと不安で仕方がない。
俺らが見ている限りでは少しずつ客入りは減るどころか増えているように見えるけど、潰れてしまったスーパーも客入りは良かったのに倒れてしまった。
今のところ行きつけの料理屋は値上げをしていない事から無理をしてやしないかと不安になってしまう。

そんな事を考えていたら自分の財布も厳しいのに、今週は少し高い料理を頼んでしまいそうな気持ちになってしまった。

実感は あまりないけど 一区切り?2009年03月06日 21時07分49秒

我が社で初めての大きな案件となったネットゲームのティザーサイトが公開されていて、今日は少し余裕があったので見に行ってきた。
俺の作業はサイト内で使われている Flashコンテンツの作成がメインだったからサイト全体を眺めるのは初めてという事もあってか自分たちが作ったという実感が今一つ沸いてこなかった。
恐らくはゲームの本体も面白そうだったりすれば、もう少し熱い視線を向けられたかも知れない。

正直なところをいうとネットゲームとしては幾つか残念な店が見え隠れしていて、個人的な感想としては「微妙」の一言に尽きる。
サイト内の話にしても当初のイラストと比べるとランクダウンした印象が強くなっていて、別物とさえ言われかねない状態だったりする。
特に残念なのはイラストレーターの趣味が絵の書き込み具合に大きく現れていて「ああ、この絵師さんはこのキャラが好きなんだな」というのがハッキリと見えていたりする。

そんな感じで幾つかの不満はあるのだけど時間が経ってくると不思議な愛着が沸いてくるから面白いものだ。
ひとこと掲示板の投稿記事を見ていると、サイト制作中に俺が思ったのと同じ事を言っている人が居たりして何度となく笑わせてもらった。
その反面でティザーサイトをみた印象で良い評価を得られていない気配も感じ取れて、少し複雑な気分だったけれどゲーム本体の開発に関わっているわけではないので仕方がないと諦めるしかないだろう。

色々と苦労をして作っているから人気ゲームとなって欲しいと願わずには要られないけど、こればっかりはティザーサイトだけではどうにもならない。
しかし、自分でプレイしてみるかと言われると「無料期間ならやってみても良いかな?」といった程度で本当に複雑な気分だ。

雨上がり 花粉はないが 黄砂舞う2009年03月07日 21時51分59秒

今日は久しぶりに快晴の休日となったので少し遠出でもしてみるのも悪くないと考えながら玄関を開けてみると、雨上がりで道路の端が濡れているのに埃っぽい空気が漂っていた。
俺の地元は強風地帯で乾燥と強風が重なる時期が来ると、砂塵が舞って空が茶色に染まる事があるのだが、その時に近い質を持った空気で一気にテンションが下がってしまった。
恐らくToda氏との昼食会という用事がなければ、玄関から出ることもなく家への中へ戻っていた事だろう。

しかし、砂塵が舞う季節はまだ少し先のはずだし、今週は雪や雨が断続的に降り続いた 1週間だから砂塵が舞う条件ではて揃っていなかった。
何より空が茶色に染まっておらず見上げる限りは綺麗な青空が広がっている。
気になる事と言えば、この時期の快晴に付きものの強風が盛大な風音を立てながら吹いていて、その風向きを見てフッと頭に浮かんだキーワードがあった。

そのキーワードは黄砂、中国大陸から海を渡り山を越えて遠路遙々と飛来する厄介な砂のことだ。
地元の空を茶色く染める砂塵ほどの強烈なダメージはないが、視認しづらい上に強風さえ吹けば雨上がりの湿った空気も関係なく降り注ぐ面倒な奴だ。
疑って見てみれば、確かに長い直線の道へ出てみると空気にほんのりと色が付いているのが良く分かる。

折角に天気のよい休日だというのに黄砂で埃っぽい風の中では遠出をしたいと思っても、埃っぽさに鼻が過剰に反応してしまって酷い状態になってしまった。
この時期はもう花粉や黄砂、それと気温変化の激しさから風邪を引く可能性もあったりして、鼻や目が荒れても何が原因か分からなくなる。
兎にも角にも雨上がりで花粉も少ないだろうと頭もあって遠出してみようとか思ったわけだが、残念ながら断念する事にして近所で立ち読みをしただけで帰ってきてしまった。

そんな訳で今日も引き籠もりの休日を謳歌していたのだが、折角の休日を無駄に使った罰が当たったのか夕飯を食べ終わった頃から猛烈に耳の置くが痒くなってきた。
あまりに酷い痒みだったから綿棒を使って痒い場所を擦ってやろうとしたら、乾いた固形物に触れる感触が伝わってきて嫌な予感を感じながら綿棒を引き抜いてみると先の方が赤く染まっていた。
つまり、先ほどの乾いた固形物はかさぶたで痒みの正体は傷が治りかけた時に発生する疼きだったらしい。
傷ができた原因は外耳炎を起こしている時に鼓膜の位置を修正しようと何度も綿棒を突っ込んでいた事だろう。

この季節はアレルギー症状の影響で色々な不具合が生じる訳だけど、耳の中に傷ができた事でオールスターが勢揃いしてしまった。
少し前まで春は桜の花見とか楽しみがあって好きだったのだけど、最近はもう苦しいことの方が多くて嫌いになりそうだ。

掃除して ゆったりノンビリ オタライフ2009年03月08日 18時33分54秒

仕事中も鼻づまりが酷くて四苦八苦するのが当たり前のようになっている今日この頃、最近では軽く鼻をすするだけでも血の匂いと味がジワリと広がってくる事も珍しくない。
そんな毎日の中にあって自室は鼻づまりが酷くならずに過ごせる数少ない安住の地の 1つだったのだけど、今月に入った辺りから少しずつ調子が悪くなる場合がチラホラと見られるようになってしまった。
特に酷い寝起きは鼻づまりが酷くて、仰向けから体勢を崩すと溢れてしまいそうな状態で目を覚ます事さえもある。

そんな窮地に追い込んでくれるアレルギーの原因が花粉症の他にも存在していて、俺の場合はハウスダストの類にもアレルギー反応が出ることが分かっている。
というわけで、改めて部屋を見渡してみると所々に埃が溜まっていて、アレルギー反応が出ても致し方ない状態になっていた。
そんなわけで掃除機を引っ張り出して10分程度の簡単な掃除をしてみると面白いように鼻づまりが解消されて、自室が再び安住の地へと変わってくれたから心の底からホッとした。

鼻づまりの苦しみから解放される空間が戻ってきた影響からか家から出るという選択肢が完全に消えてしまって、今日はアニメやコミックの消化に費やしてしまった。
特に見るか見ないか分からないけれど録画しておいたアニメが思いの外よくて 1話から 8話までを一気に見てしまった辺りで、完全にオタクなスイッチが入ってしまったらしくて珍しく集中してコミックやアニメを消化していた。
それこそ朝と昼の食事と30分程度の休憩以外はずっと何かを見ていた状態で、今は目に疲れを感じている始末だ。

一応は目薬を使ってみたのだけど、疲れ切ってからの使用だったためか効果のほどは今一つで明日からの仕事に少し不安を感じてしまう。
他にも腕やら何やらに姿勢の悪さから来る痛みもあるし、入浴時にしっかりと疲れを撮ってやる必要がありそうだ。
休日に疲れてどうするのかと呆れてしまう所だけど、心の充電は十分に出来ているのでひとまず良しとしようか。

一言の 重みを知らぬ それ故に2009年03月09日 20時40分37秒

今日は途中で別件の作業が割り込んできた関係で帰宅時間が遅くなってしまったのだが、残作業の見積もりも立っていて提示の時点で明日に回しても問題ない状態になっていた。
早く帰りたいと思いつつもキリの良いところまでやろうと思って、定時を過ぎても作業を続けていた。
残りは単純な画像の差し替えのみとなったところで区切りを付けて帰ろうと思ったところで、T社員が「明日にするのか」という言葉が聞こえてきた。

T社員としては嫌みといった他意はなくて「何気ない一言」と呼ばれる言葉であったに違いなくて、彼の人格を考えてみても疑うべきところではない。
しかし、俺にとって歯軋りの 1つくらいはしたくなる程度の苛立ちを感じさせる言葉であり、過去に数回ほど同じような苛立ちを感じた記憶もあって無視する事ができなかった。
もちろん殴り掛かったりといった暴力沙汰にするわけにも行かず、とりあえず文句を言われる筋合いのないように、残りの作業を黙々と進めて残業してきた。

これで多少はすっきりした気分で帰れるかと考えながら、現状としてテストサーバでのテストしか行っていない事を含めて「修正は終わったはず」とG社長へ報告した
それを横で聞いていたT社員が「はず、なんだ」と余計な言葉を吐いてくれたおかげで、結局は苛立ちを感じながらの帰宅となってしまった。
こんな事なら最初からT社員の言葉を無視してしまって、電柱にでも拳を叩きつけていた方がよっぽどマシだったと激しく後悔している。

何気ない一言とはつまり無意識に出た言葉であって、本心に最も近い類の発言であることは誘導尋問を得意とする人間の中では常識だ。
この考えから言えば、T社員は俺に対して「残業してでも終わらせていけ」と思っていると考えるのは間違えではないだろう。
実際にT社員は定時後にG社長と遊んでから帰る事もあるため、残業することに何の抵抗も感じていない節があって、終電帰りを自慢げに言っていると感じさせる事も珍しいことではない。

そんな人から見れば、俺のように残業をしないで帰ろうとする人間は面白くないのだろう。
仕事量にしたって作業時間の差がある分だけ大きくなるわけで、言われても仕方がないとは思う。
しかし、その辺を面と向かって言うこともしないで今日のように態度で残業を強要するような姿勢は針で刺されるような陰湿さを感じてしまう。
何より強要された残業をしている俺を横で、T社員が犬と遊んでいたりしたから怒りのボルテージは上昇気味となっている。

重ねて言うが、T社員は決して悪い人間ではない。
ただし彼の何気ない一言は猛毒を含むとげが隠れていて、言葉に敏感な俺は度々に苛立たされる事があるだけだ。

鼻づまりで眠りが中断2009年03月10日 06時48分37秒

今日は 2回ほど寝ている途中で目が覚めて、何事かと思ったら鼻づまりが酷くなっていたことが原因らしい。
幸いにしてティッシュを使った後はスッキリとして再び眠る事ができたけれど、眠りが中断された事には変わりなくて気分はあまり良くない。

そんな中にあって、今日は久しぶりに夢を視た。
今日の夢は幼稚園児と一緒に料理を作るようなテレビ番組の企画に参加しているらしくて 4人の子供達と共にキノコ採りへ出掛けていた。
夢のスタートは子供達が勝手に電車から降りてしまって次が来るのを待っているシーンから始まったのだけど、来た電車は原動機付きトロッコだった上に良く見てみると駅もホームすらない無人駅だったりと滅茶苦茶だ。
この時点で疑問を持ったのだけど、夢だと気付くには至らず話に流されて園児達に引っ張り回されていた。

そんな調子で遊び歩いているのかキノコ採りをしているのか分からない状況で持ち時間の半分を使ってしまった辺りで、ようやっと何のキノコを採りに行こうかという話になった。
今更ですかと苦笑いを浮かべていた所で目が覚めてしまったから夢としては引き回されただけだったのだが、何となく楽しい気分だった。