報道の 傾向さえも 変わりつつ2009年03月02日 20時46分40秒

このところニュースで耳にするのは火事の話ばかりだったのだけど、今朝は古紙回収業者でプレス機に掛けられた古紙ブロックの中から老人の痛いが出てくるという事件が報道されていた。
朝の時点だと事故と他殺の両面から捜査を進めているような事を言っていたけれど、その後に進展はあったのだろうか。
亡くなられた方には申し訳ないけれど月曜の朝から怪事件の報道なんて見たくないわけで、明日は WBCとかマーライオンに落雷が直撃したとか平和なニュースを流していてもらいたいと思う。

そういえば、怪事件の類を耳にしたのは随分と久しぶりな気がする。
ちょうどリーマンショックから 100年に 1度と呼ばれる不況が始まった頃からニュースの殆どが景気や政治に関わる内容になっている気がする。
少し前まで変死体とかバラバラ殺人なんて単語を聞き慣れてしまうほどテレビから流れていたのに不思議なものだ。
恐らく視聴率を稼げる話題が殺人のようなサスペンス的な要素から実生活に結び付く内容へと変わった影響なのだろう。

あまり気持ちの良くない変化ではあるけれど、凶悪犯罪を起こしても報道される機会が減ったことで愉快犯が減っている気がする。
一時期は少し年が若い犯人というだけで何処かの悪役ヒーローが如くにワイドショーで取り上げていたけど、最近は無駄に時間を割かなくなっている気がする。
この傾向は目立ちたいとか下らない理由で事件を犯していた馬鹿を抑止するのに良い傾向だ。
本当に一時期はマスコミが犯罪者に踊らされる様が馬鹿らしくて、呆れて全くテレビを見ない日も少なくなかった。

そんな傾向からすれば最近のテレビは随分と有益な情報を流すようになってきたのではないかと感じる。
不景気に立ち向かう中小企業の取り組みといった話題を見ていると何処か励まされている気になってくるし、自分でも何かがないかと考えてみたくなる。
特に最近は NHKで頑張る社長さんの話が紹介されていて良い感じで、コメンテーターが馬鹿の一つ覚えを繰り返して発展のない話をする民放より面白い気がしてきた。

少し前の不祥事の連続でどん底へ落ちた NHKだから不況に立ち向かう中小企業に共感をもって取材ができていて、その成果が映像に出ているのではないか。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「このブログはどんな空間でしょう?
 ひらがな4文字でお答え下さい。」

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2009/03/02/4148275/tb