厄日だと パンクでさえも 少し派手2009年04月21日 20時47分19秒

今朝は雨が降っていたこともあって車通りの多い道路では歩道の中を走ってきたのだが、傘を片手に持った対向する自転車がやってきた。
相手が片手運転だったこともあって、念のための大きく道を空けて擦れ違ったのだが、どうやら脇へ寄りすぎたようで路面のゴミが後輪に絡まってしまったらしく後ろから金属が擦られる音が周期的に聞こえてきた。
最初は木の枝だろうと思って勝手に落ちるのを待つつもりだったのだが、よく考えてみると大きな音がしている割にペダルから負荷が殆ど感じられない。

何やら嫌な予感がし始めると不審な点が芋蔓式に沸き上がってきて、最後に先月にライトを交換して時にタイヤが擦り減っているいる事を指摘されたのを思い出した。
毎日の通勤で片道 5kmを走行している上に、ここ最近は通勤ルート上で道路工事が行われている日も多かったからタイヤの磨耗が進行している可能性は十分に考えられた。
しかも、先ほどに対向車と擦れ違った地点はちょうど「安売りの殿堂」とか宣っている店の玄関前だったから金物のゴミが転がっていても不思議ではない。

嫌な予感から不安へと姿を変えた所で自転車を降りて、後輪のホイールをチェックしてみたけれど何も絡まっているように見えなかった。
タイヤを回してみると確かに泥除けから擦れる音が聞こえてくるので何かがいることだけは間違えないわけで、嫌な予感を感じながら擦り減ったタイヤの表面を調べていくと黒い針金が見事に刺さっているのを見つけてしまった。
そして、刺さっていた針金を抜いてみるとプシュ~と音を立てながら空気が抜けていって「パンクしました」とご丁寧に宣言してくれて、これはもう笑うしかなかった。
最も通勤途中で駅まで600m程の距離があったから笑っている暇もなく、空気が残っている内に少しでも前へ進めと必死にペダルを踏んでいた。

そんなこんなで朝から不幸に見舞われつつも始まった今日は残念なことに火曜日、明日は自転車屋の定休日だから今日中に修理をしてもらわないと 2日は確実にバス通勤をさせられることになる。
バスは片道 200円くらいで往復すれば安い飯代くらいになるし、バス通勤は時間が安定しない上に乗り物酔いをするので好きではない。
ということで、今日は定時ダッシュをして自転車屋まで急いでいくこととなったわけだが、仕事の方が上手く行かなくて予定よりも30分も会社をでるのが遅くなってしまった。

それだけでも痛いのに電車が遅れていて最寄り駅を降りた時点で自転車屋の営業時間は残り45分となっていた。
このタイミングだと持ち込んでも修理は翌営業日、つまり水曜になると言われかねない時間になっていて、これはもうタイや交換が確定しているのだからパンクしたタイヤでも乗っていくしかないと覚悟を決めていた。
そんな覚悟すらも無駄にしようとするが如く、駐輪場を出て 1分の地点にある踏切で 3分近くの足止めを食らう羽目となる辺り、さすが運の無さに定評のある俺様といったところか。
何があったのかというと、先ほどに言ったとおりダイヤが乱れている影響から電車がホームに入れず踏切の上で立ち往生をしてくれただけの話だ。
目の前の遮断機が上がらない原因がいるというのは腹立たしいものでけりの一つでも入れてやりたいと何度も思っていた。

そんなこんなで四苦八苦しながら自転車屋へ辿り着くと、やはり片付けをしている最中で修理は翌営業日と言われてしまった。
しかし、ここまで頑張ってきて諦められずパンク修理ではなくて、タイや交換が確定だからお願いできないかと食い下がって、何とかその場で修理をしてもらってきた。
この辺は馴染みだからこそという点もあるだろうけど、無事に修理をして貰えてホッとすると同時に、無理を聞いてくれた店員さんに感謝するばかりだ。

今日は不幸な日なのに無理を聞いてもらえるなんて幸運が呼び寄せてしまった。
さて、帰り道にどんなしっぺ返しがあるのか軽く恐怖を感じる今日この頃だ。