結局は 危ない事に 変わり無し2012年03月01日 21時14分19秒

最寄り駅から会社へ向かう途中に商店街があって、朝10時から夜20時までの時間帯は常に歩行者天国となっている。
残念ながら脇道から進入してくる車がいたら、スピードを出して通り抜ける自転車がいたりして、歩行者天国として殆ど機能していない現実がある。
その商店街の端っこにデパートがあったのだけど、東日本大震災の後に基礎から立て直す大規模な改築工事へ入っていた。

デパートが閉店していた影響で商店街から客足が遠退いてしまい、以前にもまして寂れた雰囲気が濃くなっていた。
利用客の減った商店街は自転車にとって、歩行者という障害物の少ない抜け道となり、元より危険だった歩行者天国はさらに状況が悪化して、自転車天国とでも呼び名を変えるべき状況となっていた。

人通りの多さから歩きづらい状況も面倒ではあるけれど、速度を出しすぎていたり、携帯を片手にしながら運転していたりと、危険行為が横行している状況は本当に酷かった。
俺に至っては歩道で歩行者が自転車を避ける義理などないと言い張って、一切の回避行動を取らなかった事もあって、一歩でも間違えれば接触や衝突といった事故へ発展する場面も経験している。

そんな危険な歩行者天国を有する商店街に、今日は多くの人集りと路上駐輪の列が出来上がっていた。
何事かと思えば、改装工事を終えたデパートが今日から営業を再開したらしく、オープンキャンペーンなどの宣伝効果で人が集まっていたらしい。

これで危険運転の自転車も大人しくなるかと思ったけど、人混みを抜けてから自転車へ乗るという当たり前の発想がないらしく、トラブルが起こっていた。
さすがにスピードが出ていないので負傷者こそ出ていないようだけど、路上駐輪の列から自転車を引き出す際、後方を確認せずにぶつけてくる輩が非常に多かった。
ただでさえ注意する意識がない上に詰まっていて出しにくいため、かなり手荒に自転車を引き出そうとするので、ちょっと謝れば済むという次元を越えている様子だった。

1週間も経過すれば落ち着くと思うけど、それまでしばらくの間は商店街を通らないコースを使った方が良さそうだ。

頭痛でさ 熱も出てきて もしかする?2012年03月02日 22時53分15秒

昨日は最高気温が15度まで上がって春先を感じさせていたのに、日が暮れてから風向きが変わったらしくて気温が急激に低下していた。
そして、今日は朝から気温の上がらない寒い一日となった上に、昼前から冷たい雨まで降り始めて、夜更かしの連続で寝不足を悪化させた体には厳しい気温変動となった。

寝不足の影響は朝から続く頭痛となって現れてしまい、時間の経過と共に悪化の一途を辿ってくれて、何とか作業の手を止めずに済んだけど体力の消耗が激しかった。
定時の間際に限っては時計を確認する気力さえも失せていて、頭の稼働率は3割を切るほどに悪化していた。
今日の作業予定が若干に残ったけれど、本調子であれば1時間ほどで片づく量だった事もあり、自宅で仕上げてくるつもりで持ち帰ってきた。

頭痛などの体調不良もあるから早々に帰宅すべきだけど、今日は池袋で寄り道をする金曜日だった事もあり、小雨に打たれながら買い物して回った。
寄り道の買い物を終えて帰りの電車へ揺られている現状だけど、体調がさらに悪化したらしくて背中を中心に発熱を感じる。
この後に毎週恒例となるToda氏との夕食会が控えているのだけど、今からキャンセルの連絡を入れるべきか悩んでいる。

この時期に発熱とくれば、インフルエンザを疑うところだけど、以前に経験と比較すると症状も軽いし、何よりも発症してからの悪化が緩やかなので別の原因だと思いたい。
しかし、体の節々が痛くなっていたりと不安要素も少なくないので、油断せずに症状を見ながら、道中で野垂れ死ぬような事のないよう注意したい。
単純に車内が暑すぎて逆上せているだけという可能性もあるので、ひとまず電車を降りてからの様子を見ながら対応するとしよう。

不調でも 行かねばならぬ 予定有り2012年03月03日 20時12分45秒

昨夜から嫌な予感がしていた訳だけど、目覚めと同時に体の節々が錆び付いたように痛んでいて、寝返りさえも苦痛に感じる状態となっていた。
頭痛は痛みと異なる形へ変質しており、重たさとでも例えれば良さそうな状態となっていた。
体調が悪化している事を実感して、そのまま二度寝へ入ろうかと考えた瞬間に、耳鼻科への通院日というキーワードが急浮上してきたため、苦笑しながら軋む体を押しての起床となった。

昨夜の帰り道から発症して今朝までに高熱を発症していない事から考えて、インフルエンザの可能性は否定されたわけのだけど、朝の時点で既にもっと悪化しそうな雰囲気が漂っている。
昼までなら動けそうな気がするからと、朝食や洗顔を済ませて家を出てみれば予定より30分も遅れていた。

これは自覚している以上に体調が悪そうだと溜め息を漏らしつつ、病院へ向かって自転車を走らせてみれば、5分と経たずに上着を脱ぎたくなる暑さを感じた。
最初は発熱のせいかと思ったけれど道行く人の服装から、再び気温が上昇して春の陽気となっていると判断して、信号待ちの間に上着を脱ぎ捨てた。
体調不良の時は寒いより暑いくらいの方が過ごしやすいけど、また明日になって気温が下がりそうだと想像すると、本当に溜め息しか出てこない。

耳鼻科での診察は通常通り「君としては良好な方」との事、ここ最近の寝不足もあって悪化の兆候も見えらえたので、抗生剤が追加されたけど基本的に予備的な処方となる。
予備と言えば、まだ時期では無いけれど、花粉症の薬も前もって処方しておいてもらった。

通院を終えてから、恒例となるToda氏との昼食会へ出掛けてきた。
体調が良くないのだからキャンセルすべき所だけど、今日は事情が昼食会の後に買い物へ付き合う必要があったため、体調が悪いと宣言した上で出掛けてきた。
買い物へ付き合う理由として、今日の夜にToda氏の古い友人が遊びに来る予定となっていて、俺から仕入れた松阪牛を振る舞う予定となっていた。
そして、Toda氏は一人暮らしで料理をしないため、放っておくと野菜のない焼き肉となってしまう恐れがあり、買い出しへ付き合ってやる必要があった。

買い物の途中で体調が悪化し始めて、歩き方までぎこちなくなっていた事もあり、Toda氏からの申し出で指導料とジュースを奢ってもらった。

帰宅後に食休みも兼ねてのアニメを1時間ほど見て、這い上がるようにロフトへ上がって寝床へ入ると、あっという間に日が暮れて夜となっていた。
就寝前より具合が良くなったけれど、朝方の方がまだマシといった感じだった。
夕食を食べてから再び食休みを兼ねて日記を書いているけど、30分の間に3回もトイレへ行っている。
その度に少しずつ調子が良くなっている気がするので、現状は毒素を体から追い出している状態なのかも知れない。

[小説:闇に舞う者] part592012年03月04日 20時21分08秒

初めての方はこちらの記事からお読み下さい。
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2010/09/20/5357805

チェルニーは黒一色の世界を漂っていた。
少し前に来たような気もする場所、思い変えてみると前の時とは何かが違う。
前に訪れた黒い世界は何もなくても、色々と感じ取れたり理解できていたのに、今は違う何も分からない。

ティティスもまた漆黒の世界を戸惑いながら浮遊し続けていた。
何が起きて何処へ来てしまったのか、自分の存在を知覚する事さえもままならない世界に困惑するばかりだ。
こんな状況を何かで聞いた覚えがあった。
意識を逸らせば漆黒に飲み込まれそうな危うさを感じながら、記憶という綱を必死に引き寄せる。
懸命に引き寄せた記憶の断片、それは愛読書『赤の書』の1ページだった。

チェルニーは何も分からない世界の中で、必死に自分を探していた。
確かに意識があるはずなのに、手足の場所や首の向き、瞼が開いているのかどうかさえも分からない。
本当に何一つして理解できないまま、藻掻き方も分からない状況の中で、気持ちだけで必死に動き続けていた。

ティティスは手にした本の1ページを読んでみる。
「分からないなら、知る事から始めろ。知る方法が分からないのなら感じろ。何を、じゃない。全てをだ。」
小さな記憶の断片を読み上げた言葉が波紋のように広がっていく。
声を感じられると知り、声を発した口の所在が把握されて、芋蔓式に自分の事が分かっていく。

チェルニーの耳に聞き覚えのある声が届いた。
誰の声か思い出せなくても、その言葉を信じるべきだと感じられた。
信じるべきと感じた理由を思い出そうと意識を巡らせ、漆黒の世界に涙を浮かべる女性の姿が映し出された。
「お姉ちゃん。ティティスお姉ちゃんだ。」
思い出した名前ばかりの口に出すと、何も存在しなかった世界が一気に雰囲気を変えていく。
瞼が閉じているのか、目に映る世界は黒一色だけど、感じられる物が幾つも存在すると知れた事で世界が急激に広がる。

ティティスはひたすら自分の体を感じる事に努めていた。
髪の毛に1本まで感じ取るつもりで感覚を研ぎ澄ましていると、不意に耳から微かな音が入ってきた。
酷く小さな音だったけれど、すぐにチェルニーの声だと理解できた。
近くに居るのだと知った事でティティスの感覚が外側へと向き始め、世界に広さという概念が付け加わった。
近くて遠い場所にチェルニーの存在を感じ取ると、安堵と心配を混ぜ合わせた感情が吹き上がってきた。
その感情に急かされて、より強く周囲へ意識を向けていくと、肩に添えられた暖かな手の存在に気が付いた。
優しく添えられた手の温もりは体の芯にまで届いていて、随分と長く支え続けてくれていたように感じた。
その手の正体は分からないけれど、ルワンでない事だけはハッキリと感じ取れていた。

チェルニーもまた背中を支えてくれている存在に気付き始めていた。
背中から抱き締められる大人の女性、両足を2人の少女が下から支えてくれていた。
合計3人の存在を認識すると同時に、その優しげな雰囲気に安心して、何時しか身を預けるようにリラックスしていた。
気持ちが落ち着いた事で周囲へ感覚を向ける余裕が生まれて、ティティスの存在もしっかりと把握できるまでに至っていた。

次へ
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2012/03/18/6380949

病み上がり 寝汗が酷く 勘違い2012年03月04日 20時36分09秒

昨夜の夕食では免疫活動の結果として、老廃物が堪ってくると予想された事もあって、水分を多めに補給していく事を意識していた。
その影響もあってから自室へ戻ってから2時間の間に、我慢の限界を超える尿意が8回も発生するという事態となる。
しかも、飲み過ぎた水分を排出するような反応ではなく、それなりに老廃物を含んだ濃度の高さが維持されていて、症状だけならインフルエンザ並みに思えた。

夕食後を食べ終わって早々に就寝すべきだったのだけど、食事へ対する拒絶反応が出ていたらしくて、横になったらリバースする恐れもあったので、落ち着くまでPCの前で過ごすつもりでいた。
昨夜はネットゲームの方で友人が集まっていた事もあり、体力的な限界を迎えるまで延々と遊び続けて、呻き声を上げながらコントローラを握っていた。

限界まで遊んで疲れ果てたので楽に就寝できそうなのに、激しい尿意が相変わらず繰り返されていたため、入浴して汗で老廃物を吐き出させる荒療治を決行した。
入浴で十分に汗を出した後にしっかりと水分補給を行って、髪を乾かしたら早々に布団の中へ突入した。
かなりリスキーな荒療治だったわけだけど、色々と限界まで来ていた事もあって結果的には大成功、普段のプチ不眠症からは想像できないスマートな入眠を達成する。

そして、今朝。
布団の中が風呂場のような湿度になっており、ほぼ全身が水浸しという状態に加えて、尿意で目を覚ました事情もあって寝小便でも垂れたかと誤解する一幕もあった。
結果的に常識の範疇を超えた寝汗が原因だったわけだけど、立ち上がった瞬間に足を伝う滴の感触など、汗だと分かっていても嫌な連想を導いてくれて、かなり心臓に悪いと感じながらトイレへ向かった。

更にもう一つ、濡れた体に朝の冷え込みはかなり厳しくて、まるでトイレを出る頃になると氷を羽織っているような冷たさに感じた。
早々に布団へ戻りたいところだったけれど、布団も寝汗で濡れている事を考えると暖まれると思えず、仕方がないので湯船で体を温めてから着替える事にした。

湯冷めしないように部屋の暖房を入れてから入浴して、部屋へ戻ると同時に布団の状態を確認してみると、予想通りにしっとりと湿っていたため、再び所へ入れる事は諦めざる終えなかった。
夜までに乾いてくれる事を祈りながら、寝床であるロフトの手摺りに湿った布団を掛けて、室温を少し高めに暖房を焚きながら、自室でのんびりと休養していた甲斐もあり、夕方から小説の執筆へ取り掛かれた。

しかし、今回はキャラクターの視線で語らせる文体へ挑戦しようと考えて、それなりの準備をしていたつもりなのだけど、大惨敗という結果に終わってしまった。
ただでさえ文才がないのに不慣れな事をしようとしても無駄らしくて、諦めて書き慣れた視点で書き上げてみたけど、挑戦しようとした痕跡が少しくらい出ていると思いたい。

病み上がり 冷たい雨が 身に凍みる2012年03月05日 21時41分55秒

昨日の異様な寝汗のおかげで体内の毒素が吐き出されたらしく、今朝は気分良く目覚めらてホッとしていた。
しかし、玄関を開けてみれば朝から冷たい雨が降っていて、病み上がりの体調に負担を感じながらの出勤となったけど、体調不良がぶり返すこともなく済んでいる。
しかし、やはり病み上がりに冷たい雨は辛かったらしく、11時から腹の虫が鳴き始める事態へ陥って、空腹に堪えながら作業を続ける羽目となった。

空腹を耐え抜いて昼休みが目前に迫った頃から、先方へ質問を投げなければならない状況となり、嫌な予感を背負ってチャットで話しかけた。
その話し相手となる人は説明が抽象的で分かりづらいか、丁寧すぎて遠回りになるかの2択しかない極端さに加えて、タイピングが異常に遅いという特徴があった。
つまり、丁寧すぎる話が始まってしまった場合、その時点で昼休みが始まっても昼食を食べられなくなってしまう。

我が社は大学の同窓生3人と創った小さな会社であるため、夕食の時刻を縛ったりされないので、食事の時間など状況によって自由に変更できる。
普段なら昼食が13時になろうと気にしないのだけど、今日に限っては早々に空腹を感じていた事もあって、1分でも早く食事にしたいと思っていた。
しかし、蓋を開けてみれば質問の内容から修正が終わるまで、1時間ほどチャットへ拘束されてしまい、昼食を食べ始める頃には13時30分になっていた。

昼食後は不思議と眠気に襲われることもなく、順調に作業を進めることができた。
その反動で帰宅電車の中で強烈な眠気に襲われていて、少しでも気を抜いたら立ったまま寝てしまいそうな勢いだ。
電車の中が暑すぎる影響もあるだろうけど、病み上がりで体力が絶対的に足りていない可能性もあって、今日は早めに就寝する事となりそうだ。

両手でも 数え切れない 言い忘れ2012年03月06日 23時59分29秒

昨日の時点で嫌な予感がしていたわけだけど、明日のアップデートに向けてのテストが開始されてみれば、予想を遙かに超える地獄が待っていた。
最初の方に上がってきた不具合報告は俺のミスだから良いとして、「ここがお伝えした仕様と違うのですが・・・」と言われ出してからが酷かった。

全く聞き覚えのない仕様変更に頭を抱えつつ、「そんな話は聞いてません」と答えると「え~、そんなはずないと思いますが・・・」という返事と共に資料が送り付けられる。
そんな場面は対して珍しくもないのだけど、さすがに両手で数え切れないほどの伝達漏れは前例がなく、唖然とする暇もなく修羅場モードへ突入する羽目となる。
遅れて伝えられた仕様変更へ必死に対応している横で、不具合が出たからと新たな変更が加わったりと、残り1件のはずが3件に増えるなんて地獄を見続けた。

その結果として昼食を16時半から食べる羽目となり、慌ただしい雰囲気は20時まで継続されてから落ち着いた。
落ち着いたと言っても既知の不具合が無くなったに過ぎず、先方ではテストが行われている途中なので、ここで新たな不具合が出てくる可能性は十分にあった。

そんな緊迫感の中で細々とした不具合や調整を加えつつ、さらに2時間半の残業の末に開放されたけれど、この調子では帰宅する頃には日付が変わっていそうだ。
車内アナウンスでも「○○方面の最終電車となります」とか聞こえているし、嫌になるほどの残業をさせられたと重たい溜め息を吐いている。

今日もまた 修羅場に巻かれ クタクタさ2012年03月07日 23時21分45秒

昨夜は帰宅すると同時に自室へ直行して、ブログを更新してみれば日付変更まで2分を切っていた。
携帯からの更新もできたのにパケット代をケチったせいで、危うく1日1記事を破ってしまう所だった。
それもこれもSSDに載せ替えた事により、起動時間が短くなっていなければ間に合わなかったわけで、我ながら随分な冒険をしたものだと呆れている。

帰宅してから仕事のメールを確認したり、歯磨きや入浴などを済ませたり就寝の準備が整う頃になると、時刻は深夜2時を回っていて、夜更かしの影響が随所に出始めていた。
耳への影響が大きくて、聴力の低下や平衡感覚が狂い始めたりと、寝床のあるロフトへ上がる際は梯子をしっかりと掴み、足下を確認しながら一歩ずつ、それこそ雪山を登るような気分だった。

疲労困憊だった事もあり、布団へ入ってからの寝入るまでの時間は短かったけれど、眠りが浅かったらしくて朝になっても疲労感が染み着いたままで、溜め息と共に起床する羽目となる。
過去に極度の寝不足へ陥った際に、意識を消失してロフトから転落した経験もあり、朝も慎重を重ねながら梯子を下っていき、一歩ずつ床を踏み締めながらPCの前まで行く。
その姿は端から見ればゾンビのように映ったに違いないと苦笑しつつ、頭に酸素を送り込もうとする欠伸を何回も繰り返して、厄介そうなメールが届いていない事に安堵した。

出社までの記憶は半分ほど寝ていたらしく記憶が薄い。
メンテナンスが始まってからも静かなもんで、このまま何事もなければ休憩を取れると期待しながら見守っていた。
しかし、メンテナンスが解除された直後に先方から問い合わせが入り、あろう事か更なる言い忘れが3件もあったと言われて、再び修羅場モードへ突入する。
正体不明な不具合まで発生して、休憩なんて夢のまた夢と言わんばかりの忙しさに巻き込まれ、定時過ぎまで動く屍のような半死半生で作業していた。

定時を過ぎてから先方が別件に時間を取られて、こっちの作業が放置され始めて、実質的に仕事が止まった事から休憩する余裕が生まれた。
休めると思った瞬間から既に机へ伏せて仮眠を始めて、22時まで浅い睡眠を重ねながら過ごしてきたけど、状況が動きそうにないので帰宅してきた。

真っ直ぐに 歩くことさえ 一苦労2012年03月08日 21時19分13秒

ここ3日ほど仕事の忙しさから帰宅が遅くなり、深夜2時頃に就寝するという生活を強いられた影響が体調に現れている。
寝不足の影響で意識が眠気に濁されるのは当然として、朝から耳が詰まった感じで聴力が低下しており、耳鳴りがしたり平衡感覚が狂ったりしていた。
聴力の減衰率が左右で異なっている影響で、音の方向性を正確に認識できなくなっていたりと、耳に関わる感覚は総崩れといった状態だ。

こういった感覚の狂う状況は過去に数え切れないほど経験しており、体力と意識さえ保てるのであれば、補正しながら日常生活を送れる程度に補正を掛けられる。
補正が掛けられる理由は単純に「慣れているから」であり、我が事ながら人間という生物が持つ適用能力の高さに驚かされる。

補正が掛けられると言っても、何も無かった事にできるわけでもなく、平衡感覚に頼らず、代わりに視覚を中心とした感覚から正しい方向を認識しているに過ぎない。
そのため日常生活と言いながら、立っているだけでも頭を使う状態にあって、体力の消耗が激しくなるから、「体力が保てれば」という条件が付いてしまうわけだ。

そんな頭を回さなければ日常を維持できない状況なのに、極度の睡眠不足から派生する眠気が意識を濁してしまい、脳がフリーズしそうになる場面も多かった。
昨日に続いて不具合を調査していたのだけど、どうにも本来なら有り得ないデータが生成されている事まで判明するも、何処が原因なのかも突き止められなかった。
それというのも複数のデータが絡み合った時に発生するらしく、問題を引き起こしている1件だけを調べても不具合が発生しなくて、現象を再現できないために調査が難航していた。

そんな状況で先方の担当する基幹システムの方にバグが見つかり、どういった経緯か分からないけれど、こちらが抱えている不具合の要因なる可能性は十分に考えられた。
そのため、先方のバグの修正と共に解消される高いとして、現状では対応待ちという事で調査が打ち切られて、16時頃から仮眠を取る余裕が手に入った。

それから細かく仮眠を繰り返したおかげで楽になったけど、周期的に眠気が襲ってくる状態だけど、早めの帰宅を許されたので、明日は朝から目を回すなんて状況を脱していると信じたい。

呆然と もしもに備え 待つばかり2012年03月09日 23時31分56秒

こちらへ流し忘れた情報が10個を越えるほど、切羽詰まった状況で開発された新機能が安定するはずもなく、実装した当日から正体不明の不具合が発生している。
もっとも俺が担当するモバイル版は固有の不具合を出しておらず、依頼主が開発を担当しているPC版との共通部分での不具合らしく、俺にできる仕事は情報提供くらいだった。

どうやら不具合の原因となる不正動作こそ判明したけど、何故のそんな動作になるのか分からないらしい。
状況を伝え聞く限りでは、去年の年末に徹夜作業の引き金となったトラブルと同じく、データの管理システムが抱える不具合な気がしてならない。

今日だけでも3回ほど緊急メンテナンスが行われたようだけど、俺の担当範囲で特別な対応を必要としなかったため、事後報告すらも流れてこないという状況だった。
メンテナンスへ関わらずに済んでいる事もあり、のんびりと次回アップデートへ向けての下拵えを進めつつ、耳鳴りなどの突発的な不調が出たら休憩する感じで過ごしていた。

定時を過ぎてから早めに帰宅してもよいかと問い合わせると、19時まで待機して欲しいとの返答がきた。
これは再び緊急メンテナンスが入るのでないかと、嫌な予感に苛まれながらインターネット上を徘徊して時間を潰していた。

19時を5分ほど過ぎた頃に再び声を掛けてみると、返ってきた言葉は「30分後に緊急メンテナンスが入ります」だった。
これはメンテナンス中はモバイル版へ不具合が発生する危険性もあるため、メンテナンスが終わるまで待機していろと、暗に促す言葉であり、同時に拒否権が存在しない事も意味している。

そこから何に作業も発生しないまま1時間ほど会社へ縛られ続けて、Toda氏との夕食会はキャンセルせざる終えなかったし、金曜恒例の買い物も時間を制限される羽目となった。
ここ最近としては早めに帰れた方だけど、金曜恒例の買い物へ出掛けようとすれば、早足にならないと閉店してしまう時刻となっていて、私生活の分野でまで忙しく動いていた。