休養の 邪魔になるので ご退場2012年03月27日 22時03分50秒

今日は昨夜の不調がそのまま尾を引いている感じで、目覚めからして体調が思わしくなく、出社してもグロッキー状態へ陥る頻度が高そうだと感じていた。
普段よりも重たい体をどうにか動かして出勤して仕事部屋へ入ると、G社長の飼い犬のユウ君に出迎えられたのだが、静かに座っている姿を珍しすぎて置物と勘違いしそうになった。

俺らの会社はG社長の自宅へ間借りしているため、状況によって飼い犬のユウ君が仕事場に置かれる事もある。
しかし、ユウ君は30分と静かに座っていられない性格のため、不貞寝をするように寝転がっているか、仕事部屋から閉め出されるかの2択しかない。
そのため、寝転がるでもなく大人しく座っている姿を目にする機会は滅多になくて、本当に薫製の如く精巧な置物と間違えそうだった。

ユウ君が珍しく大人しくしている姿を珍しがって、G社長に「ユウ君によく似た別の犬が入り込んでいる」と言おうとしたら、まだ自室から下りてきていないらしくPCの電源さえ入っていなかった。
G社長がいないのにユウ君だけ置かれている状況に疑問を感じて、先に出社していたT社員へ聞いてみれば、体調不良でダウンしているとの事だった。
つまり、G社長は体調を崩して休養モードなのだけど、ユウ君を近くへ置いていると睡眠を邪魔されるため、普段とは逆に仕事部屋へ閉じ込める格好となっていた。

ユウ君は普段から落ち着きのない上に、早起きして暇になると寝ているG社長を起こそうとする普段の行動を考えれば、本気で眠りたい時は隔離するしかない。
完全なる自業自得により隔離されたユウ君は、大人しいと言うより何処か寂しげな顔を浮かべながら、殆どの時間を床に寝転がって過ごしていた。

G社長が抜けた事により影響を受けながらも、何とか無事に定時を迎えられそうな雰囲気が出てきたのに、直前になって大規模な変更が入って大慌てだった。
しかも、最後の追加作業にG社長しか手順を知らない修正が混じっていて、過去の履歴から操作方法を推測したりと、実務以外の部分に取られる時間も多かった。

今日の所はひとまず乗り切ったけれど、明日は本格的に厄介な作業が混じってくるので、無事にG社長が回復してくれる事を切に願う。
G社長の復活のために十分な休養を取らせてあげたいのだけど、ユウ君が邪魔している様子を容易にイメージできてしまうから困る。
先ほどもG社長が姿を見せた時点で興奮して飛び掛かっていたし,今頃に叱責されていそうな予感がする。