犬を連れ 5分ちょっとの 散歩道2011年01月13日 20時33分20秒

ここ最近は冷え込みが厳しくなってきた事もあり、夜になってから犬の散歩へ行くのが辛くなってきたそうで、昼食の弁当を受け取りへ行く際にG社長の飼い犬を連れて行く事となった。
徒歩で片道5分も掛からないので犬の散歩としては距離が短いけれど、本来なら飼い犬の世話をするはずの御両親が不在だし、日中は当然のように仕事があるのだから仕方がない。

散歩をさせる犬が躾のできているのであれば、寒さが厳しさを増す日の暮れた後でも頑張れるだろうが、G社長の飼い犬のユウ君は興奮を抑えて落ち着く事もできないので、体力を無駄に消費するだけで済まないリスクがある。
G社長はそれほど筋力がある方でもないから、寒さで縮こまった体が不意に走り出したりするユウ君の動きへ追いつけず、引き倒されて怪我をする危険性が高かったりする。
それに店の前で大人しく待っている事もできないので、体冷やしすぎてもコンビニに立ち寄って暖まったりもできないため、風邪を始めとする体調不良に陥る危険性もある。

突き詰めていけば飼い犬の躾ができていない事が問題なのだが、犬を飼うと言い出した張本人であるG社長の父親は、躾もろくにできないまま帰国してしまって、この冬はもう戻ってこない予定というから酷い話だ。
仕事をしながら犬の世話から躾までの手間を1人で抱えきれるはずもなく、苦労している様子を見ていると同情の念さえ感じてきてしまう。

そんな事情もあって、弁当屋へ行くまでの片道5分でユウ君の散歩させたのだけど、まるで生まれたての子犬のように自分勝手な立ち振る舞いを見ていると、無性に腹が立ってきて仕方がなかった。
とりあえず、俺よりも前へ行こうとするのだけは注意したけれど、飼い主の腕をグイグイと引っ張っていく姿は、俺の飼い犬なら蹴りを食らわせる所だ。

注文の品が出来上がるまでG社長とユウ君は外で待っていたのだが、何故か一緒に店内へ入ろうとした上に、外で悲しそうな鳴き声を出し続ける醜態まで晒しており、店の中で軽く笑い物にされていた。
店主も他の客も顔見知りだったので悪意のない笑いだったけれど、大きな図体で子犬と同じ行動を取る犬の姿は、飼い主でなくても情けなく感じられて溜め息しか出なかった。
しかも、店の前で大人しく座っている事もできないらしく、通行人へ飛び掛かろうとしたりもしており、「何故に叩いて叱らないのか?」と疑問に思うような場面もあって、やはり優しすぎる事が躾に失敗した最大の要因だと思えた。

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