次こそと 期待を胸に 待ち続け2010年12月01日 20時45分48秒

今日はウィルコムの新サービスと新機種の発表があって、久しぶりに明るさを感じられるニュースが届いたので、少しばかり気分を上向きにしながらの帰宅となっている。
今回の発表では俺が恩恵を受けられる内容が少なかった事は残念だけど、ターゲット層を絞って考えたと感じられる内容だった事を評価しているし、これなら目論見通りの効果を得られるのでないかと期待している。
会社更正法を申請して再建を目指している現状で、スマートフォンのようなコストの掛かる端末を開発して無理をするよりも、手頃なニーズへ応えながら着実に歩んでもらった方が安心できる。

本音を言えば新しいスマートフォンが欲しいと気分だけど、ウィルコムそのものが消滅されてしまうと大変なので、足場を固めてしっかりと腰を据えられる状態になってから、Android携帯など出してくれたら文句なしだ。
かれこれ3年も買い換えるスマートフォンの登場を待ちわびているから、さらに1年くらい待たされるなんて大した問題ではない。
強いて要望を言わせてもらうなら、バッテリー切れを勧告するアラームが頻発しているので、願わくば寿命が切れそうなバッテリーが昇天する前に、新しいスマートフォンを出してほしい。

ゆったりと 出勤したら 大慌て2010年12月02日 20時45分21秒

今日はゆったりとした一日となる予定だったのに、先月にレンタルサーバが起こしたシステム障害に巻き込まれてしまった顧客から、不具合報告の電話が掛かってきて冷や汗を流しながら対応する羽目となった。
しかも、G社長は朝から打ち合わせで外出していた上に、俺が預かり知らぬ話も混じっていて焦ったりと心臓に悪かったけど、不具合の原因が想像できるレベルだったから良かった。

電話を切ってから即座に調査を開始して、提示された2つの不具合の片方は予想した通りに単純な設定ミスだったため、2分と掛からずに解決してくれた。
何よりも設定が狂ってしまった原因についても、障害を起こしたレンタルサーバから乗り換える際に、完璧に復旧したと胸を張っていたデータベースが2週間も巻き戻っており、その不手際に気づかずデータを引き抜いた結果だった。
何よりも復旧したと知らせが入った直後は最新データであると確認していたから、データ移行を実行するまでの数日間に何らかの理由でデータが巻き戻ったことになる。
レンタルサーバの管理者が無断で何らかのデータ操作を行った事で、データベースが巻き戻ってしまうなんて結果を生んだ事となり、呆れて言葉も出ない気分だった。

もう一つの不具合はメール本文に意味不明な英語が混じるとの報告で、恐らくはテスト用のコードが影響しているのだろうと予想したのだが、試しに自分の所へメールを出してみると、報告されたような不具合が現れなかった。
当然のようにソースコードを見直してみても、テスト用コードはちゃんと消されているので予想を完全に裏切られる格好となってしまった。
転送してもらった不具合の出ているメールを見つめていると、1つの可能性が思い当たったので調べてみると、Microsoft社が自社のOSに標準搭載していたOutlookというメールソフトで、件名の長いメールが正常に表示されないバグを抱えているとの情報が入ってきた。
しかも、比較的に新しいバージョンである2003や2007でも解消されておらず、以前から低品質だからと嫌煙されてきたが、最新のOSでは標準での搭載も取り下げられたメールソフトなのだが、客先は普通に使っていたらしい。

システム開発に従事する人間でOutlookなんぞ使っている社員はいなくて、不具合を確認だけでも随分と時間が掛かってしまった。
仕方がないので社外の友人に頼み込んで協力してもらうも、何故か正常に表示されてしまう有り様で、本題とは全く別の所で苦労する羽目となった。
仕方がないので顧客に実験台となってもらって、何とか解決させられたけれど、成果を得るまでの道のりが余りに遠すぎて疲れてしまった。
しかも、最終的な対応方法は「本来の書式で入れるべき開業を削る」というだけで、低能な開発者がやりそうなミスへの対策で済んだのでホッとしている。

そして、冷や汗の流れる不具合が解消されたかと思えば、今度は急な打ち合わせが入って連れ出される始末で、のんびりだったはずが慌ただしい一日となってしまった。

大雨で 濡れた路面と 青い空2010年12月03日 22時24分40秒

今朝は起床と同時に台風を連想させる大雨が降り始めたけれど、朝食を準備したりしている間に雨が止んでくれたので、傘を引っ張り出すこともなく出勤する事ができた。
雨が降っていた時間は2時間もなかったが、雨量と風力が尋常でなかったので、電車の運休や遅延が発生したりと交通機関に混乱が見受けられたけど、
殆ど影響を受けることなく出勤できていた。
会社の周辺は大雨の爪痕が残っていたけど、空の方は穏やかさを感じさせる青色に染まっていて、新幹線を止めるほどの雨量を記録した直後とは思えない景色で、台風一過の青空とでも行った雰囲気だった。

朝から短期間の激しい雨があったかと思えば、昼過ぎから夜に掛けてなま暖かい南風が吹き始めて、クリスマスの電飾が目立ち始めた12月と思えない陽気に恵まれて、コートが邪魔に感じるほどの天気となっている。
日曜に疫病神と対決する羽目となってから風邪気味だったので、身を震わせるような寒さに襲われるよりか良いのだけど、暖かい南風が吹いた影響で大気の状態が不安定になり、帰り際に大雨が降り出しそうで恐ろしかった。
今はもう日が暮れてしまって空の状態を目視できないけど、風向きが変わった風もないので何事もなく帰宅できそうな感じになっている。

雨の心配が薄れてホッとしたのも束の間で、不意に今週分の小説について何も考えていない事実を思い出してしまい、思わず頭を抱えたくなるような絶望感を味わう羽目となってしまった。
今までも下書きがない状態で週末を迎えるなんて珍しくなかったけれど、小説を連載している事を忘れているなんて経験がなくて、前回で何処まで執筆したのかも思い出せない有り様だった。
帰宅してから準備を始めるつもりだけど、果たして間に合うのかどうかと今の時点から冷や汗を流しており、己の不始末から切迫した気分の週末となってしまいそうだ。

感謝など される謂われは ないのだが・・・2010年12月04日 20時01分28秒

台所に置いてある水切りカゴが随分と汚れており、先月に苦しんだ腹痛の原因となっている可能性があるので、先々週から掃除を行う機会を伺っていたのだが、今日は朝から暖かくて水回りの作業も辛くなさそうだった。
家族が誰も1階にに居なかった事もあって、掃除をしている横から邪魔をされる心配もないと好条件が揃っていたので、朝食もそこそこに作業を開始して水切りカゴとシンクを2時間ほど掛けて綺麗にしておいた。

作業も終盤へ差し掛かった頃に、父親が降りてきて「掃除をしてくれてありがとう」なんて聞きたくもない台詞を吐かれた事を除けば、心地よい疲労感の中で作業を終えることができた。
俺にとって掃除は自信の健康を維持するための行為であり、住まわせてもらっている事へ対する感謝であって、家長である父親から礼を言われる理由がないと思っている。
それ故に父親が安易に吐く「ありがとう」という言葉が嫌いで、気付かれぬよう影で掃除をしていても、目が悪くて手触りを頼りに作業をしているので時間が掛かってしまい、今日のように見られてしまう場面が多い。

「ありがとう」と言われて不快に感じる必要はないのだろうが、疫病神と呼んで嫌っている姉貴が、自分の行為へ対する感謝を過剰に要求する人間であるため、礼を言われて喜ぶ行為が悪に思えて仕方がない。
悪口ではないのだから感謝されておけば良いのかも知れないが、素直に言葉を受け取ってしまうと、行動に中に秘めた恩返しの気持ちが自分で否定する事となりそうで、嫌悪感の方が先に立ってしまう。

我ながら面倒な考えの持ち主だと呆れてしまう。

[小説:闇に舞う者] part92010年12月05日 18時47分57秒

初めての方はこちらの記事からお読み下さい。
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2010/09/20/5357805

「フェアリーの誕生と言えば、所有者の心が道具の上で個を成すパターンが一般的だが、ディーナの核は俺が物心を付ける前に形成されている。だから、純粋な俺の分身とは言い切れない。」
リーゼロッテ女王の視線に気が付いて、新たな隠れ場所を探して飛び回っていたディーナの胴を鷲掴みにしながら答えた。
捕まえたディーナを見つめる少年の目が何処か遠くを見ているような陰があったのだが、その微妙な変化へ気付けたのは小さなフェアリーだけだった。

「武器を継承した場合に前の持ち主の面影がフェアリーに現れるのと同様に、ルワン様が成長されるまでの間に関わった方々の心が影響しているわけですか。」
ミシェルが長年の疑問が解決したと納得している横で、リーゼロッテが再び首を傾げている。
「しかし、あれだな。外見だけでなく性格までも可愛らしい所を見ると、やはりディーナの形成に影響を与えた人物に女性が多かったのか?」
リーゼロッテの発言にマリアーヌが素早い反応を見せて、前へ出ようと足掻いていた行動をやめて、ルワンの言葉を聞き漏らさないように耳を澄ませる態勢を取った。
「物心が付く前に関わった連中の事など知らんさ。子供の世話を男が率先するわけがないし、女が多かった可能性は十分にある、としか言えん。」
ルワンから「いい加減に黙れ」と意志の込めた視線を受けて、リーゼロッテは軽く肩を竦ませて応えた。

ディーナへ視線を戻して、改めて見つめ直してみると自分に近い面影にも関わらず、逆の印象を与える姿を見ていると可笑しくなってきた。
「しかし、ここまでギャップが大きいと逆に清々しく感じるもんだな。人見知りで恥ずかしがり屋な性格は面倒臭いから直してほしい所だがな。」
ディーナを正面に引っ張り出して顔を突き合わせながら、ルワンの漏らした溜め息が長く重たそうに見えたディーナのロングヘアーをふわりと吹き上げた。
水中の一コマのように5秒ほど掛けてゆっくりとディーナの髪は降りていく。
異様な軽さの髪が落ち着くのを待ってから、掴んでいた手を離して手の平へ座るように誘導してやると、ディーナは素直に従った。

やっと準備が整ったと安堵する暇もなく、ルワンが注ぎ込んだ魔導力の影響を受けて、ディーナの全身が淡く光り出した。
途中からディーナの小さな体に押し止められなくなった魔導力が、粉雪のような光の粉となって零れ落ち始めると、辛そうな仕草を見せたりもした。
ルワンは何処か別の世界を見つめるような目をディーナへ向けたまま微動だにせず、魔導力を注ぎ続けていた。
ディーナの体が輝き初めてから10秒ほど経過した頃、ルワンがゆっくりと息を吐くと同時に魔導力の供給を止めた。
ホッとしたように安堵するディーナの頭を指先で撫でてやった。
「マリアーヌ、手伝ってもらう事があるから前に出てこい。ただし、ディーナに近付くなよ。」
名前を呼ばれて嬉しそうな表情を浮かべた直後に釘を刺され、項垂れながら小言を言っていたが、敢えて聞こえない振りをした。

次へ
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2010/12/12/5576533

買い物で 苦労を重ね 疲れたよ2010年12月05日 20時06分22秒

自宅の地デジ対応で影響テレビを2台も購入して3万点のエコポイントを入手する事となったので、LED電球と商品券へ交換する計画を立てていた。
しかし、商品が届かなくてエコポイントが申請できていないのに、つい先日に使用頻度の高い廊下の電球が切れてしまい、タイミングの悪さを呪いながらLED電球を購入しに出掛ける羽目となった。
従来の電球は今年3月で製造が中止されて店頭在庫しかない状況でも、入手できる場所も知っているのでエコポイントを待つ事も可能なのだが、無駄な労力を掛けるのも馬鹿らしいからと諦める事にした。

それに小説の執筆へ勤しむにしても、誘惑の多い自室でやるよりも電車に乗っている時間など、他にやる事がない状況の方が集中できると分かっていたので、色々と思惑を抱えながら家を出てきた。
小説の方は書き出しから詰まってしまいそうだと心配していた事が、良い方向に作用してくれて駅へ向かう道中で、考えをまとめる事ができたので意外とスムーズに書き進められた。
おかげで行きと帰りの電車内で8割近くを書き上げられたのだが、帰宅してから読み返してみると、1文が異様に長くなっていたりと手直しが必要な箇所が多くて、手が良く動いたと油断していただけに苦労させられた。

LED電球を購入する段階では特に下調べをしてこなかったため、各々の商品についての善し悪しが全く分からず、店頭を見回してみても売れ筋の紹介しかなくて、予想外に悩まされる結果となってしまった。
そんなわけで値段を基準にした選考しかできなくて、調べてから出掛ければ良かったと後悔しながら商品を購入する格好となった。

LED電球を買いへ来るついでに、疫病神の部屋にあるエアコンの室外機が出す振動と騒音への対策として、防振マットを見てこようと考えていたのだが、LED電球で悩みすぎたせいか忘れて帰ってきてしまった。
地元へ戻ってきてから本屋へ寄り道をするため、遠回りをしている途中で騒音対策の事を思い出して、更に遠回りをしてホームセンターで物色してみると、買おうと思っていた防音マットを購入できたので良かった。

ドアを閉める時の戸当たりを防止するテープもあったので、衝動買いをしてきたまでは良かったのだが、帰宅して早速に試してみると静かにドアを閉めたけれど、閂がカチャリと行かない不具合が発生してしまった。
予想していた結果ではあるけれど、よもや体重を掛けても閂が下りないのではゴミとするしかなく、捨てるのは勿体ないので襖からの隙間風を防ぐ役目を負ってもらった。

防音マットの方も室外機の足が予想よりも大きくて、片側で2枚のマットが必要という現実を突き付けられて、ガッカリしながらも半分しかないマットで来週までの応急処置を施した。
やはりサイズが足りていないだけあってバランスを取るのが大変で、何度も位置を調整しようと頑張っている間に、左肩の筋を痛めてしまった。

どうしても 記事が書けずに 苛々と2010年12月06日 20時37分08秒

今日はどうにも駄目な日らしくて、帰りの電車で記事を書こうと頑張ってみても結果が伴わず、本来ならブログへ投稿しているはずの時刻に白紙しかない状況だった。
何よりも腹立たしい事は記事のネタとして使える話題が幾つかあるのに、文章が気に入らないと書いては消してを繰り返した末に、何も残せないまま時間が来てしまった事だ。

仕方がないので帰宅してから、PCと睨めっこをして記事を書こうと気を取り直して歩き出せば、路上に座り込んだ阿呆の荷物に躓いたり、頭の悪い野郎に絡まれたりと最悪な気分での帰宅となってしまった。
こういう時は何も考えずに現実逃避へ走ってしまうのが一番なのだが、残念な事にブログの記事を書いていないので、溜め息を漏らしながら必死にキーボードを叩いている。

どうにも記事が書けない原因は自覚症状が極めて薄い体調不良の影響らしい。
確認されている症状としては、環境が変わらないのに体感温度が急激に変化するという内容で、汗が出るほど暑くなったかと思えば、悪寒がするほど冷えを感じたりを繰り返していた。
どうせ次に寒くなるのだからと熱さを我慢していると、逆上せて目が回ってくる辺りを考えると、実際に体が発熱するなど原因があっての症状ではないと推測している。

他にも話のネタとしてはG社長が体調不良で寝込んでいたとか、朝一番から「緊急の用件があるので出社したら電話を掛けてほしい」なんて電源を渡されたなど細かいネタがある。
しかし、今の現在でも文章にできなくて苛立つばかりなので、もう頭を使うのを止めようと思う。

やっぱり駄目な時は無理をせずに現実逃避をするに限る。

冷や汗と 不安の中で 打ち合わせ2010年12月07日 20時25分06秒

一昨日に打ち合わせを行った新しい案件に関して、画面のレイアウトや操作方法を簡単に取りまとめたExcelを送ったのだが、説明を聞きたいと呼び出されたので、午後から何を話せばよいのかと首を傾げながら出掛けてきた。
急な呼び出しだった事もあって先方が出向いてくれたため、会社から駅まで足を運ぶだけで済んだから楽だったのだが、G社長が別件で手が放せなかったために1人で行くことになって、不安を抱えながら会社を出てきた。

まず最初の不安は人間の個体識別が苦手である上に、クラスメイトの半分も覚えられないほどに名前や顔を覚えるのが苦手なため、1度しか会っていない先方を見つけられるか心配だった。
更に馴染んでいない相手に自分から話を切り出す行為も不得手で、相手が「じゃ、説明して」と丸投げしてきた場合に対応する自信が持てなくて、先方から何が分からないとか指針が示される事を祈っていた。

先方を見つけられるか心配していた事もあったので、先方に探してもらおうと約束の時間よりも5分ほど早く到着したのだが、30秒と待たずに手を挙げながら駆け寄ってくる2人組がいたから驚いた。
手を挙げながら接近してくるというサインがあっても、相手から「遅れてすみません」という発言があるまで気付けなくて、後から到着する立場だったら素通りした可能性が高かかったと、到着を早めて良かったと安堵していた。
話の方も先方から「ここはどういう意味か」と疑問を並べてもらえたため、会話に困るような場面もなく順調に進んでくれた。

話が落ち着いた頃からトイレへ行きたくなったけど、すぐに解散となると思って我慢していたのに雑談を降られてしまって、30分ほど尿意を堪えながら話をするという苦行を強いられてしまった。
何とか堪えきって先方を見送ってからトイレへ直行してみると、先客が入っていたために足止めを食らってしまい、決壊寸前の感覚に軽く冷や汗を流しながら、小学校時代の帰り道で似た場面があったなどと思い出していた。
掘り起こされた記憶では自宅の玄関前での悲劇となっていたけれど、今回はギリギリの所でトイレの先客が出てきてくれたので事なきを得られた。

朝夕と 2度に渡って 苦笑い2010年12月08日 20時53分44秒

出社すると玄関前でG社長が飼い犬の糞を片付けていたのだが、普段なら小屋で掃除が終わるのを待っている犬を片手で押さえながら、辛そうな体勢で清掃を行っていた。
ここ数日にG社長が体調を崩していたため、飼い犬の散歩へ連れて行っていない影響らしく、普段より興奮すると周囲が見えなくなるタイプの犬であるユウ君は、普段通りに大人しくできていない様子だった。

相変わらずの駄目犬っぷりに呆れながらG社長へ挨拶をすると、顔を上げるなり「ちょうど良い所に来た。ユウを奥に入れてくれ」と頼んできた。
飼い主が居候もどきへ頼む内容じゃないだろうと呆れながらも、少し低めの声で「ユウ、下がれ」と命令すると、無視されるかも知れないとの心配するまでもなく、ユウ君は素直にかつ逃げるように犬小屋へ飛び込んだ。
しかし、G社長の希望は小屋の中ではなく、鉄柵の向こう側だったので犬小屋から出して奥へ行くように指示したのに、小屋から出る許可をもらった時点で遊んで良いと勘違いしたらしく、次は3回も言わないと従ってくれなかった。
それでも名残惜しそうにしながらも、3回で言うことを聞いただけでも称賛に値すると感心しそうになったけれど、その直後に普段が駄目過ぎるだけなのだと気付いてしまった。

仕事の方では項目の選択に「曖昧さ」を取り入れてほしいとの依頼から、大学時代に少しだけ関わった人工知能の技術知識を引っ張り出して、数年ぶりに「優先的選択」という技法でプログラムを組んでいた。
優先的選択とは複数の選択項目から1つを選び出す際に、選ばれる確率へ優先度を設ける技法なのだが、理屈としては大して難しくもないのでサクッと創ってしまうつもりだった。
しかし、実際に組み上げてみると予想よりも大きな偏りが出てしまって、微調整に四苦八苦とさせられたけど、結果に疑問が出る原因はテストを実行する俺の運気の無さだと分かり、確率だから仕方がないと諦める事になった。

贈り物 リンゴばかりで 飽き飽きだ2010年12月09日 20時44分49秒

先週から自宅へ届いたリンゴを処分するため、出勤する際に鞄の中へ段ボールから取り出した2個を押し込んで、会社で小腹が空いた時のおやつにしているけど、毎日となれば飽きを通り越して習慣のようになってくる。
昔から大量に送られてくる果物に手を焼いている影響もあって、我が家でフルーツを好んで食べる人間が居ないので、食べ物を無駄にする事が嫌いな俺が頑張って食べ切っている。
今回のリンゴも同じパターンであるだけでなく、1つの段ボールを食べ切れそうだと安堵した直後に、新たなリンゴが届くなんて惨事に見舞われた影響も大きくて、リンゴを見たくないとさえ感じ始めている始末だ。

そんな折にご近所から柿のお裾分けを頂いたらしくて、リンゴを片付けたばかりの仏前に見知らぬ包みが置かれており、果物が何か憎たらしい存在に思えてしまった。
しかも、既に食べ頃を迎えている柿らしくて、早めに食べないと腐りそうな雰囲気を漂わせていたため、今日はリンゴ2個と柿2個を鞄へ押し込んでの出勤となった。
果物だらけだった事もあって空腹感を覚える場面はなかったけれど、水分の過剰摂取となったのかトイレが近くなって、弁当を取りに行った時や帰り道で尿意を我慢しながら冷や汗を流していた。

先日にG社長が打ち合わせへ出掛けた際に、先方からの手土産としてフルーツジュースをを持ち帰ってきたのだが、入っていた7種類のジュースの内でリンゴが4種類もあったので、何かのイジメかと苦笑するしかなかった。
毎日のようにリンゴを食べ続けている身の上として、リンゴジュースなんて飲みたくないと宣言したけど、詰め合わせの半数以上がリンゴで湿られている事もあって、今日の時点で殆どリンゴしか残っていない様子だった。