諦めの 先で待ってた この奇跡2011年01月04日 19時50分35秒

昨日は冬休みの最終日なのに、外の気温が上がるまでの暇潰しで遊び始めたRPGにおいて、どうしてもクリアしておきたい期限付きクエストに必要なアイテムが揃わず、今年もリアルラックが足りないままかと落胆していた。
昨日の記事にした通り、クエストで依頼した品は合成によって生成する他にないのだが、合成に必要な素材もモンスターを倒した時の戦利品でしか手に入らないため、リアルラックが足りないために悪戦苦闘を強いられていた。
しかも、クエストを受託した時点で必要な4つの内3つまで集まっていたのに、最後の1つがロードを繰り返しながら3時間もプレイしたのに出てこなくて、このまま失敗したら最初からやり直そうと覚悟したほどだった。

もしかしたら3つまで揃えている事で、満点でなくても及第点くらいもらえるかも知れないと期待しながら、素材探しでゲーム内の同じ時間をループする行為をやめて話を先へ進めていた。
下手をしたらリセットする事になるかも知れないゲームを進める行為は、なかなか苦痛を伴うかと思ったのだけど、ゲームとして気に入っていたので話を進め始めると再び熱中していた。
ストーリーが進んだことで新しいマップへ行けるようになり、若干に手応えの増したモンスターへ対応しながら、新しい装備でも出ないかと期待していた時に、戦利品の一覧に登場したアイテムを見た瞬間に思考が停止した。

何気なく戦っていたモンスターからの戦利品は、半ば諦めていたクエストに必要なアイテムそのものであり、合成の素材が集まらないと嘆いていたら、まさかの現物支給なんて大逆転が起きたわけだ。
これでゲームをリセットして最初からプレイせずに済むと嬉しかった反面、3時間も掛けて探し続けた苦労は何だったのかと喪失感に悩まされたので、素直に喜びを噛みしめられたのは随分と後だった。
ここでバッテリー切れになったり、PSPを取り落としてデータが消失したら立ち直れないからと焦りながら、セーブし終えた瞬間は重たい責任から解放された気分で脱力していた。

さんざんに苦悩した挙げ句に無欲の勝利を迎えたわけだけど、今回の件は運が良かったと言うべきなのか否か悩ましい所だ。
諦めずに頑張っていれば良い事があるのかも知れないが、散々に苦悩して8割くらい諦めるまで行かないと報われないのでは、精神的に辛いのでもう少し手前で結果が出てほしい。