早熟の 過ぎる講座は 危険かな?2015年07月09日 23時48分52秒

今朝のニュース番組の中で子供の習い事に関する特集があって、最近に子供向けプログラミング講座が人気だと紹介されていた。
教え方は処理・分岐・繰り返しを担当するブロックを繋ぎ合わせて、プログラムを表現する学習ツールから始めて、最終的にコードを組むまで進んでいく方式だった。
これは最近に軽視される流れ図から始めるカリキュラムに相当して、基礎からしっかりと学べるので良いと思うのだけど、小学生から始めてよいものか疑問を感じる。

プログラミングを行う上で数学的な考え方を中心に、中学や高校の学習範囲で身に付けるべき知性が求められる。
それを先行して習得する事は悪いことでないだろうが、一概に良いことと言い切って良いものかどうか疑問を感じる。
学習には理想的な手順が存在していて、義務教育はその理想を踏襲しながら組まれているので、先走る事で悪影響が生じないか心配になる。

例えは、将来をプログラマと子供の頃に決めて、それしかないと思いこんで他の才能を伸ばす事を諦めてしまう。
そして、納期という時間を守ることも知らず、苦労を乗り越えて踏ん張る気概もない大人となり、趣味レベルでしかプログラムが組めない輩へ成長したなら、プログラマどころか社会人として生きていけなくなる。

こういうオチが付いてしまいそうで、今時の根性なしな子供に楽な仕事と認知されないか心配になる。
仕事としてのプログラマは理不尽と戦う忍耐力を必要とするので、技術力だけ育てても意味がないとように思う。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「このブログはどんな空間でしょう?
 ひらがな4文字でお答え下さい。」

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2015/07/09/7704540/tb