風習も 改変されて 混ぜられて2015年07月08日 23時16分56秒

七夕伝説の発祥は何処なのか、という話題我が社内で起こった事から調べてみると、元からあった伝説と奈良時代に中国から伝来した小説を混ぜ合わせて完成したそうだ。
こうして調べてみると酷く陳腐に見えてきて、短冊に願い事を書いたところで叶うわけがないと思えてしまう。
本来の短冊には願い事ではなく、抱負を書いていたはずなので、元より祈る場所と時を大きく間違えている。
恐らくは流れ星への願掛けと混同したものと予想され、脈々と改変され続けている様には苦笑してしまう。

日本は他国から様々な風習を取り込んでいるけれど、その大概は本来と全く異なる様相となっている。
代表例はクリスマスであり、本番よりも前夜祭であるイブが重要視されていたり、プレゼントの風習など付け加えられている。
この辺りは玩具メーカーや何かの策略で布教された背景から想像できる改変だけど、家族よりも恋人と過ごす日と定義されているのは何故だろうか。
ホテルやレストランの戦略と考えたら納得できなくもないけど、元々は家族でケーキを囲んでいたので、外出するというのは妙な発送に感じられる。

イブの方が重要視されている事も含めても、業界戦略に寄らない改変でないかと思えてくる。
日本人が根っからの祭り好きであり、文化を改変する事への抵抗感のない民族と言えるだろう。
そして、改変されている事にも気付かない頸骨があって、そう考えたら随分と流されやすい性質に思えてきて、若干の寂しさを感じてしまった。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「このブログはどんな空間でしょう?
 ひらがな4文字でお答え下さい。」

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2015/07/08/7703867/tb