風が無く 外が涼しく 内は蒸す: 【まったり空間】

今日は扇風機がほしくなるほどに暑い夏日となってくれて、急激な温度変化に体調が付いていけるのか心配してけれど、どうにか乗り切られたと安堵しながらの帰宅となった。
暑さの原因は快晴の空から降り注ぐ日光の熱量によるもので、思うように換気ができていないと屋内の方が暑くて、飲み物を買いへ出掛けたＧ社長が戻って来るなり「外の方が快適だった」と言ったくらいだ。

前々から分かっていた事だけど、会社として間借りしているＧ社長の自宅は立地の問題に加えて、風通しの悪そうな間取りとなっている事もあって、自然の風で涼を取るのは難しそうに感じられた。
唐突に訪れた夏日を体験したことで、暑さを凌ぐ工夫の必要性を痛感させられて、節電を強く求められる今年の夏を乗り切るのは大変そうで、猛暑を想像すると考えただけでも憂鬱な気分になってきてしまう。

仕事場の環境に対する不安を感じながらの帰り道、急に暑くなった影響なのか人混みを歩いていると、休む間もなく次から次へと香水の悪臭が漂ってきて、めまいを覚えるほどに気持ち悪くなる場面があった。
そうかと思えば趣味の買い物へ興じていると、きつい体臭を振りまきながら伸し歩くデブがいたりして、帰り道は終始において鼻の曲がるような思いをさせられて、こんな時こそ鼻が詰まっていてくれたらと思っていた。