寒気すら 感じるほどの 寝不足に2011年06月01日 20時35分47秒

月が変わった6月1日、朝から微かに気怠さを感じながら出社してみると、時間の経過と共に体調が悪くなっていく様子を感じながら、作業へ集中しようと奮闘するも昼頃から寒気を感じるまでに進行していた。
咳や頭痛のような分かりやすい症状が現れないまま、波のある強烈な寒気に身を震わせながら、眠気が絶え間なく襲ってきて意識を保とうと抵抗を続けていても、我慢のしすぎで気分が悪くなる始末だった。
眠気の方は仮眠を取ることで楽になってくれたけれど、寒気の方は留まるところを知らずに進行していって、背中にだけ冬の寒気が舞い降りてきたような感じで辛かった。

体調が思わしくない上に悪化の一途を辿っている事もあり、夕食の弁当を食べてから早々に帰宅してきたけれど、電車で揺られていると仮眠をとることで鎮めた睡魔が再び活性化してきて、瞼が重たくなってきてしまった。
帰り道に強烈な眠気が襲ってくる状況は数日前にも経験していて、その時と同様に夜盲症で目が利かない夜道に多大なる不安を感じつつ、前回の繰り返しで駐輪場へ向かう道中に眠気が晴れてくれる事を願っている。

風邪のような病気と言うよりもメインPCが壊れた際に、復旧や再インストールの作業で夜更かしを繰り返した影響が残っていて、気温の変化に体が追い付いていない事による寝付きの悪さも重なり、体調が悪化しているのだろう。
昨夜に至っては眠いと言って早々にPCを閉じようとしたのに、リユースPCの些細な調整で手間取ってしまい、1時間ほど夜更かしをしていたので体調不良も納得していたりする。
人間にとって睡眠がどれほど大切なのかは身に染みて知っているはずが、どうしても早めに就寝する癖が身に付かなくて、我ながら自制心の弱さに呆れを感じてしまう。

節電で 弱視の人が 困ってる2011年06月02日 20時26分55秒

朝食を取りながら眺めていたニュースの中で、原発事故から派生した節電意識の高まりによって、地下道の照明が減らされて薄暗くなっている影響で、弱視といった視覚障害者の方々が苦労している状況が取り上げられていた。
数ある地下道の中でも地下鉄は混雑する時間帯が存在するため、大きな問題となっていて視覚障害者を支援する団体が鉄道事業者に対して、障害者への配慮を申し出ているそうだ。
鉄道事業者も安全を第一に考えてホームの照明を減らしていないため、節電への対応として階段や通路を暮らせざる終えない上に、更なる節電を求める利用者から要望もあって、安全と節電の間で板挟み状態になっている。

俺も軽度ながら視覚障害者に分類されていて、節電の影響で地下道の照明が落とされた状況へ対して、明暗の差が厳しいのでバランスをとって欲しいとの不満を記事にした。
俺でさえも明暗の差でストレスを感じているのだから、更に重度の障害を抱えている方々の苦労は想像するのも難しくて、何らかの形で対応が成されることを祈らずにいられない。

それと同時に鉄道事業者へ送られた更なる節電を求める投書の中に、「私は見えるから、もっと暗くすべきだ」とか「煌々とホームを照らして、非常識だとは思わないのか」といった文面が見て取れた瞬間の怒りが消えてくれない。
日光の入らない地下鉄のホームは照明以外に明かりがないのだから、安全を考慮するなら照明を減らさないと考える事は間違っていなくて、特に通路の狭さから転落事故の多い事実も踏まえれば、当然の対応と思えた。
非常識という言葉を使うのであれば、理由も考えずに非難の声を高らかに掲げて、賢者を気取っている連中を指すべきである。
更に言わせてもらえば、世界中の人間が自分と同じ景色を見ているなんて思わないことだ。

俺の家族でさえも理解してくれない話なので、こんな場所で呟いたところで何にもならないと思うけれど、「見えない」とは単純に目を瞑っている状態とは全く異なる。
「皆が見えるのに、自分だけが見えない」という状況の恐怖は、その場に立ったことのある人間でなければ理解する事なんて不可能だ。
それ故に自分の感覚を引き合いに出して物事を判断して欲しくない。
完全に理解する事なんて絶対に無理だから要求しないが、そういう人も存在する事を忘れず、少しでも良いから話を聞いてあげて欲しい。

初動さえ 抑えてやれば 止められる2011年06月03日 20時38分49秒

昨日は暖房を使うほどでないまでも肌寒くて、PCの廃熱をフル活用するためにドアを閉め切っていたけれど、雨が上がった途端に気温が急上昇をしていたので、朝一番から窓を全開に外から風を取り入れながら仕事をしていた。
窓が開いている状況では真後ろにG社長の飼い犬ユウ君が居る格好となり、無駄吠えで耳を痛める可能性があるので警戒していたけれど、吠え弾める前の予備動作中に叱りつけると、意外と大人しくしてくれたので助かった。
つい先日に体調不良と眠気の影響で気が立っていた影響で、ユウ君の無駄吠えを注意した際に怒気を抑え切れず、G社長までも「こえぇ」と声を漏らすような怒鳴りつけ方をした事があって、その効果が未だに残っているようだ。

俺の耳は大きな音への耐性が弱くて、大きな音を聞き続けていると気分が悪くなったり痛み出したりするため、ユウ君の無駄吠えは死活問題なので大人しくしてくれる事は、経緯がどうであっても嬉しく感じる。
注意されるより前に無駄吠えを止めてくれる事がりそうなのだが、自制心なんて言葉を何処かへ忘れてきたような犬なので、吠え始める前の予備動作中に叱りつける毎日を繰り返している。

無駄吠えを止めさせることに関して自主性が期待できない理由として、吠え始めるより前に止めて元の位置へ戻らせると、悲しそうな鳴き声を出しながら歩き回る行動があげられる。
ユウ君は感情表現が異常なまでに不器用な犬で、喜びと怒りにおける表情や吠え方に殆ど区別がない。
俺が無駄吠えと呼ぶ行為についても、ユウ君は「遊んでいけよ」といった意味合いで吠えているらしくて、遊びの一貫として定義されているとすれば、自制心のない性格から考えて、衝動を抑えられるになる日が来ると思えない。

ユウ君は興奮しすぎて理性を失った挙げ句に、飼い主の手を咬むなんて愚考をするような駄目な子で、昨日も食事中で通りかかった犬へ無駄吠えを仕掛けて、その拍子に食べ物を喉へ詰まらせるなんて馬鹿をやらかしている。
性格なのだから仕方ないのだろうけど、飼い主にさえ「大人しくしていれば可愛いのに・・・」と言われる有様は、現場を離れると可愛そうにも思えてくるのだけど、目の前にいると自制心の無さが腹立たしくてならない。

ルルド マッサージクッションS [AX-HL138]2011年06月04日 19時51分49秒

ルルド マッサージクッションS
実は5月22日に扇風機を新調するため出掛けた時、ついでにマッサージクッションなる品を購入してきたのだけど、少し試しにしてから記事を書こうと考えて忘れていた。
購入へ至った経緯は5月の中旬に予てよりの肩凝りが末期状態となって、自力でマッサージを試みても揉まれた方が良くなる以上に、マッサージに使った方が悪化する堂々巡りを繰り返していた事にある。
自力でのマッサージで解決しそうもなくて、接骨院へ行くなどの対応が必要な状況であると理解していたけれど、何回か通う事を考えると億劫となっていて、マッサージ器の購入を検討し始めた。

最初に売り場で見た時、約7千円という値段に購入を断念しようと思ったのだけど、お試しコーナーで使ってみると想像以上に気持ち良くて、5分ほどで財布の紐まで揉みほぐされていた。
地デジ対応に絡む出費から財政難の状態だった事もあり、その場の勢いだけで購入する気になれなくて、実際の効果を実感してから購入しようと一度は売り場を離れた。
翌日からの肩凝りの具合はお試しで5分の使用にも関わらず、肩凝りが軽減していると実感できるほどの効果を体感できたので、購入しても損はないと感じられた。

購入してきたマッサージ器は名前にもあるとおりクッション型で、椅子に座った姿勢で背もたれに挟んで使うのが基本となっており、電気代は1日1時間の使用した場合で1ヶ月5円だそうだ。
主たる使用用途は首・腰・ふくらはぎのマッサージとなっているけど、デスクワークによる肩凝りは肩胛骨周辺の筋肉に原因があるので、肩を直接にマッサージできなくても十分に効果を得られた。
肩叩きでは根本的な解決とならないので、マッサージクッションという形態はむしろ理にかなっていると思える。

サイズがS・M・Lの3種類があって、Sサイズのみ揉み玉が上下に移動がない代わりに30秒で逆回りをして、MサイズとLサイズは回転が変化しない代わりに上下へ移動し、サイズにより移動幅が異なる仕様だ。
マッサージに心得がある人間としては必要なポイントを集中的に揉んでくれるSサイズの方が都合が良くかったし、大きくなるほどに価格が上がっていく事情もあってSサイズを購入してきた。

手元にマッサージ器があると1日1時間と言わず、PCの前に座っている間は常に稼働している感じで、1日平均で2時間ほどマッサージを受け続けていたおかげで、肩凝りによる痛みはすっかり解消されている。
現状では酷かった肩凝りの影響で失われていた感覚が復活して、姿勢の悪さによる凝りを敏感に感じられるようになり、体制を支える筋肉の不足を痛感するようになっている。

ほかのマッサージ器を使った事がないので比較できないけれど、俺は十分に満足している。

寝不足を 払拭するまで 何度でも2011年06月04日 21時00分38秒

先週の週末にメインPCが壊れてしまい、同窓生から廃品パーツの提供を受けてリユースPCを構築する一連の騒動の影響で、今週は寝不足を引きずったまま生活する羽目となっていた。
睡眠不足によるダメージが蓄積した状態だった事に加えて、通院の予定も入っていなかった事もあって、時間を気にせず眠っていられると思いながら寝床へ向かったので、昼近くまで布団の中で過ごしていた。

カーテン越しに差し込む日差しの暑さに何度も目を覚ましていたけれど、重たい瞼に押し潰されるように布団から離れられずにいると、いつの間に眠りへ落ちているパターンを繰り返していた。
幸いにして布団が乱れていても風邪を引くような気温でもなかったので、体調を崩す心配もなく落ち着いた気分で眠り続けられて、一気に睡眠不足を払拭できた気分で起床を迎えることができた。

昼食は例によってToda氏と一緒に行き付けの食事処で済ませて、先日のリユースPCの構築で世話になった御礼として、使わなくなった無線子機を進呈する事になり、食後にToda氏の家へ寄らせてもらった。
ついでにToda氏が肩凝りで辛いと泣き言を言っていたので、試しに使わせようとリュックにマッサージクッションを詰め込んできた。
当初の予定では1時間ほどで帰宅するつもりだったのだけど、T社員がToda氏の所へ遊びにきた事で盛り上がってしまって、見事に帰るタイミングを失って夕方まで遊び呆けていた。

その遊びの最中にToda氏はマッサージクッションを手放さなくて、たっぷり4時間もマッサージを受け続けていた。
Toda氏は欲しいと思ったら通販で買い物をしてしまう性格なので、来週になったら「俺も買ったよ」と言い出しそうな予感がするので、反応を楽しみにしながら帰宅してきた。

[小説:闇に舞う者] part322011年06月05日 21時29分01秒

初めての方はこちらの記事からお読み下さい。
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2010/09/20/5357805

蜘蛛の繭を脱出した時から始まった沈黙を維持したまま徒歩での移動が続けられ、ティティスかチェルニーのどちらかが青ざめてきてくる度に小休止が挟まれた。
休憩中はルワンを挟んで少女等が座り込む形で行われて、症状が重い方の頭にディーナが腰を下ろしていた。
「何なの、これ・・・」
そんな調子で繰り返される小休止が3回目を数えた頃になって、チェルニーが振り絞るように一言を漏らした。
疑問へ答える役目を担っているはずのティティスは、荒い息を漏らしながら天を仰いだまま聞こえていないかように無反応だった。
その様子を見たルワンが浅く溜め息を吐いてから口を開いた。
「魔導力は突き詰めれば影響力だ。世界の法則へ干渉するほどの影響力の中から、人に扱える力だけを集めた物を魔導力と呼ぶ。だから、魔導力の源となる魔素は影響力の塊と言えるわけだ。」
チェルニーの頭に生えた猫耳が小刻みに震えている様子から、必死に聞き取ろうとしている様子を伺い知れた。
必死であっても苦痛の中で思考力が低迷するのも当然であり、言葉を理解するのに時間が掛かっている様子だった。
しばらく間をおいて待っていると、弱々しいながらも視線を合わせてきたので話を再開した。
「魔力は最も一般的な魔素で、簡単に言えばその場その物の雰囲気が及ぼす影響力だ。この森の魔力は濃い。それは世界を狂わせるような雰囲気があるという意味になる。そこへ弱者が踏み込めば、お前等のようになる。」
わざとらしく呆れた溜め息を吐いてみせると、ティティスがゆっくりと首を動かして恨めしそうな視線を向けてから、何か言いたそうに唇を振るわせた。
ルワンは彼女の言いたい事を理解しながらも、敢えて知らない振りをして話を進めた。
「お前等は闇の森の雰囲気に飲み込まれて、その影響力で文字通りに消えそうになっているわけだ。もう少し我慢すれば、お前等の防衛本能が目覚めるなり、服に織り込まれた魔法が発動するなりして楽になるだろう。」
そこまで話し終えた所で立ち上がると、荒い息を繰り返す2人を引き起こして再び歩き出した。
2人の口数が戻るまでにルワンの解説があってから4回の移動と休憩を必要とした。

闇の森に満ちた魔力の呪縛から完全に解放されると、歩き疲れたチェルニーが空腹を訴えたため、パンにジャムを塗っただけの簡単な食事休憩となった。
「それって、お兄ちゃんがその気になれば、ボク達はあんなに苦しまなくてよかったってこと?」
「そういうことになるわね。魔力に障られる経験はしておいた方が後々で為になるけど、魔導力を扱える私まで立てなくなるとか酷すぎると思う。」
「自分の身すら守りきれない分際で『魔導力が扱える』なんて良く言えるな。」
「う・・・」
非難の声を浴びせていたティティスが反論されて言葉を詰まらせる様子を、チェルニーはにやけな笑いを浮かべながら眺めていた。
「悪態を付いたり、笑ったりできるという事は完全に乗り越えたと思って間違えないな?」
「うん、ボクは大丈夫だよ。体が軽く感じるくらいだよ。」
「私も問題ないわ。おかげさまで魔導力が強化された感じがするわ。」
「どっちも着替えた服の効果だと思うが、いいだろ。しかし、ようやっと攻め込む準備が整ったか。」
ルワンは愚痴を漏らすように呟きながら立ち上がると、後片付けを女性陣に任せて伸びをしたり腰を捻ったりして体を解していた。
片付けが終わって返却されたポーチを装着してから、地面に突き立てていた九頭棍を引き抜いた。
引き抜いた勢いをそのまま高々と振り上げると同時に棍が輝きを放ち始め、振り下ろしている間に変形が完了していた。
新しく現れた武器は先端に三日月状をした片刃の斧が付いた柄の長い斧だった。
「バルディッシュだ。」
ティティスが武器の形状を見た瞬間に声を漏らし、チェルニーは新しい武器に気付くやいなやディーナの姿を探し始めていた。
ディーナは別段に隠れていた訳でもなく、チェルニーの頭に座っていたので、探されていると気付いて正面へ出て行った。
「おお、フリフリの可愛い服だ。ちょっと大人っぽくてお姫様みたい。」
「ポニーテールにゴシックのロングドレスとはまた趣味が良いわね。黒い衣装にルビー色の髪の毛が良く似合ってる。」
女性陣が大いに盛り上がっている傍らで、ルワンはバルディッシュを引き摺りながら歩き始めていた。
斧が地面を割る音に気がついて、ディーナが慌てて飛び立ち、その後にチェルニー、ティティスと続いた。
「ちょっと待ってよ。」
「うるさい。こっちは同じ場所を20周もさせられてもう飽き飽きだ。用意ができたのなら速攻で攻める。」
さらりと同じ場所を周回していた事実を知らされて、ティティスとチェルニーは立ち止まって顔を見合わせた。
そんな様子を全く気に留めず、前進していくルワンの背中を再び追い始めた時、2人は不思議と笑顔になっていた。

次へ
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2011/06/12/5908422

立ち入れば 魔力に惹かれ 何軒も2011年06月05日 21時33分01秒

メインPCが壊れるも友人の温かい支援のおかげで、以前よりも高性能なリユースPCを手に入れたわけだが、今回の再構成に際して電源だけ交換しなかった事が気掛かりとなっていた。
流用した電源は出力電圧も足りていたし、品も悪くないはずなのだけど、数年前から怪しい音を出している事が気になっており、リユースPCまで壊れては洒落にならないからと交換すると決めていた。
電源の不良はPC内の全てのパーツへ影響を及ぼして、場合によってはシステムの誤動作といった症状までも引き起こすので、買い換えるのであれば早い方が良かった。

今日は夕方から雨が降る予報が出ていたので、昨日のうちに買い出しへ出掛けるつもりだったのに、予定外に遊び呆けてしまったので今日に予定が回ってきていた。
予定が狂っただけでも憂鬱なのに、昨日に暑いからと薄着で扇風機に当たりすぎた事が障ったらしく、朝から微妙に風邪っぽくて嫌な感じがしていたのだが、電車に乗り込んだ頃から悪化し始めて辛かった。
体調が思わしくない事もあって秋葉原まで遠出をせず、少し高くなっても池袋で買い物を済ませるようと思ったのに、池袋で探してみても欲しかった商品を見付けられなかった。

電源は以前からENERMAXというメーカーを信頼していたので、細かい型番を考えずにブランドだけ探して回ったのに見付からなかった。
別にマニアックなメーカーという訳でもないので、売り場に名前が1つもないという状況が信じられなくて、声を掛けてきた店員へ聞いてみると「最近に入荷がなくて、変だなと思っている所なのです」との回答だった。
どうやら入荷を差し止めたわけではなく、何らかの事情で入荷が滞っている状況らしくて、自作PCの畑が少ない池袋では発見しにくそうな状況だった。
日を改めるという選択肢もあったのだけど、電源の及ぼす影響を良く知る身の上としては、不安要素を残しておく気になれないからと、悪化する体調を押して秋葉原まで出て行ってきた。

秋葉原へ到着した時は最初に発見した店で購入するつもりだったのに、電気街でもENERMAXの商品は品薄状態のようで、最初に入った店では最高級品しか置いてない有様だった。
ひとまずは見付ける事が先決だと歩き回っている間に、封印したはずの地が目覚めてしまい、結局は1時間ほど歩き回って4店舗の中で最安値を調べるまでしていた。

購入が決定してレジへ並んでいる時、後ろにいた人の連れが数値しか見ないタイプのハイスペック中毒で、現実的に必要なスペックを揃えている相手に「本当にそれで良いの。後悔するよ」と勧誘を繰り返していた。
中毒者が押し付けようとしているスペックは、現時点で活用されるシーンがないだろう数値になっていて、ハイスペックを実感できる場面がないにも関わらず、価格差1千円だからと押し付けていた。
こういった意味もなく数値ばかりを追い求めるタイプの輩が大嫌いで、下手なハイスペックが無駄に電圧を食ったり、ノイズの原因となったりするのに、他人のPCに押し付けようとする姿勢は見ていて腹立たしかった。
つい先日にメインPCが壊れるなんて惨事を経験したばかりなだけに、安定性を度外視した発言は酷く耳障りに感じて、蹴り倒したい衝動を抑えるのに必死だった。

そんなこんなで無駄に精神力を削ってしまって、風邪の影響もあって帰りは真っ白になりそうな気分で電車に揺られていた。
帰宅後に電源の交換という仕事が残っている事もあり、普段は使わない座席に腰を下ろして、うたた寝をしながら帰宅してきた。
電源の交換は同じメーカーで揃えていたので、ユニットだけ交換という最小の手間で済むかと思ったのに、ソケットの形が異なっていたので全てやり直しとなってしまった。
しかも、交換作業の途中でマザーボードからLEDを点灯させるケーブルを抜いてしまい、手を入れるスペースがない上にソケットの色が見えないため、挿すべき方向が分からず悪戦苦闘をしてしまった。
そんな余計な作業もあったけれど無事に電源の交換が終わってくれて、落ち着いてリユースPCと向き合える状態になってくれた。

無駄吠えに 耳を壊され 怒り気味2011年06月06日 21時20分20秒

昨日の風邪は夜の内に峠を越えて回復傾向へ転じてくれたけど、体調を崩した影響で朝から耳の調子が安定しなくて、G社長の飼い犬ユウ君の無駄吠えが酷かった場合に辛そうな状態で、嫌な予感を抱えながらの出勤となった。
嫌な予感は何故か的中率が良くて、出社して30分と経過しない内にG社長の親戚が来訪して、週末に遊んでもらったというユウ君が大いに興奮して制止が利かなかった。
ユウ君の興奮はすなわち吠え立てる事を意味して、「こっちへ来て、遊んで」と騒ぎ立てながら、胸の高さほどもある柵を飛び越えようとしたり、下の隙間を潜ろうとしたりして、何とか引き留めようと暴れ回っていた。

その暴走の間も頻りに吠えていて、その大きな鳴き声が耳に響いてダメージが実感できるほどの惨事だった。
玄関へ出ていって威圧でもしない限り落ち着きそうにない反面、大音量のスピーカーの前へ出ていく事は自殺行為であり、蓄積と自滅のどちらが軽傷で済むのか分の悪い駆け引きをさせられた。
結局のところG社長が玄関へ出ていった事に加えて、親戚の来訪という場面に社長の自宅に間借りして仕事をしている立場から、プライベートへの干渉はできるだけ避けるべきと判断して、苦痛に耐える方の選択肢を取った。

ダメージの方は軽くなかったものの、玄関へ向かって吠えていて音の直撃を受けずに済んだため、聴覚が麻痺するような末期症状まで悪化せずに済んでくれた。
それでもダメージがあった事は間違えなくて、時間の経過と共に症状として現れ始めて、現状は電車の微妙な気圧の変化さえも敏感に反応してしまい、両耳から弱い鈍痛が響いてきている。
明日の朝までに状態が悪化している可能性も十分にあって、もしも聴覚に影響を及ぼすほどの重症となっていた場合、再びユウ君へ対して殺意を帯びた対応に出る可能性もある。

俺の体調が酷く悪化していた場合、ユウ君には自らが災難を招いた責任として、重すぎるかも知れない報いを受けてもらうとしよう。
耳の状態が悪化しないパターンを希望するわけだけど、日曜に風邪を引いていたことを考えると、現状よりも良くなるとは思えないので覚悟しておこう。

トラウマの 腹痛続き へとへとだ2011年06月07日 20時05分05秒

昨日の午前中にG社長の親戚が来訪した際に、飼い犬のユウ君が大いに興奮して吠えまくっていた時のダメージで、耳の調子が悪化しているかも知れないと不安がっていたけど、言うほど酷くなくて安堵しながら出社した。
今日は前日に騒ぎすぎたと反省した課のようにユウ君が大人しくして、注意を必要とする場面も5回ほどしかなくて、珍しいこともあるものだと飼い主であるG社長が驚いていたほどだ。
もっとも本来ならば成犬となったジャーマンシェパードが、大人しいだけで驚かれる状況の方が驚愕すべきであって、ユウ君の落ち着きの無さを改めて思い知らされた気分だった。

耳の方は思っていた酷くなかったものの良かったわけではなく、時折に耳鳴りや鋭い痛みの走ったりと落ち着きがなく、時折に暴走の兆しを見せるユウ君への警戒も含めて、必要以上に体力と精神力を削られていた気がする。
ここ数日に続いている腹の違和感も継続中となっていて、今朝に至っては玄関を開けた瞬間から痛み出すとして、まるで登校を嫌がって仮病を使い始めた小学生のようになっていた。
ユウ君の無駄吠えから受けるダメージを考えれば、出社する足が鈍ったとしても不思議ではないけど、そんな戯れ言を打ち消す程度の責任感は背負っているので、腹痛を抱えたまま出社を強硬としてきた。

しかし、ここ数日の腹痛は痛むポイントがヘソと鳩尾の中間となっており、気温変化の激しさから腹を下しているのとは、痛みの発生源が大きく外れているため、腹痛の原因が不明瞭で嫌な予感がしてならない。
つい先程も帰宅しようかと考え始めた所で腹に鈍痛が出始めて、背筋に嫌な汗を感じながら早足での帰り道となっている。
俺の場合は去年に食中毒で入院する騒ぎを引き起こしていた際、腹痛に対して過剰反応してしまうトラウマを抱えている事もあって、ここ数日は精神的に随分と堪える状況となっている。

ストレス性の疾患という線も考えられて、胃潰瘍なんかも怪しいけど痛みを発する場所がズレているし、経験のない場所で何らかの症状が進行している可能性も考えられる。
何にしても睡眠不足が続いている現状を打破して、生活リズムから整えていく必要性を理解しながらも、実行へ移せない自分を恨めしく思いながらの帰宅を急いでいる。

犯人は レンタルルータで 確定だ2011年06月08日 21時06分57秒

無線LANが全く安定しなくて有線LANを引き回すまでしたのに、1ヶ月ほど前からネットワーク環境に再び異常が生じ始めて、原因が掴めず少ない時間で調査を積み重ねて、最近になって不調を招いている犯人を断定できた。
その犯人はauひかりを契約した際に貸し出されたルータであり、具体的な症状としてはDHCP機能に何らかのバグがあるらしくて、2回目以降に限ってIPアドレスを割り振らない障害が発生しており、スリープ状態から復帰した際にネットワークから孤立させられてしまう。

この症状は1回目だけならIPアドレスの取得に成功するため、一見しただけでは正常に動作しているように見えてしまい、まるで巧妙なアリバイ工作を施した上に、時限式で発動するから原因を突き止めるのに酷く苦労した。
最初は通信機器ののキャッシュ情報が原因と思って、1つずつ隔離して様子を見る地道な調査を行ったけど、2回目のIPアドレス取得時という条件が邪魔をして、蜃気楼を追い回しているような気分で何も得られなかった。
そんな意味不明な症状に苦戦している中で、メインPCが壊れるという惨事に悪戦苦闘をしていた時、不安定な状態で何とかインターネットへ復帰させようと苦心している中で、LANカード以外にも問題がありそうだと感じていた。

完全に沈黙したメインPCの後釜としてリユースPCを構築して、一連の騒動で書き換えたルータの設定を戻そうとした際に、奇妙な動作が目に付いて調べていくと、2回目のIPアドレス取得に失敗している事実へ行き着いた。
元のメインPCよりも高性能なリユースPCに続いて、正体不明だった障害の原意を突き止めるという2度目となる怪我の功名に、感動していいのか微妙な気分ではあるけれど、とりあえず何が起きているのかは理解できた。

今後の対応としてはルータを交換してもらう手順が順当なのだが、フレッツ光が料金を値下げした事実に加えて、貸し出されるルータはセキュリティ機能が貧弱なくせに、光回線の仕様で市販品を中心に据えられない問題もあった。
この辺の不満に今回のバグが加わってきたとなると、面倒くさいのでauひかりを解約してフレッツ光へ戻そうかと思っているのだが、2年以内の解約は違約金を取られる契約なので、何とか踏み倒せないかと考えをまとめている。
基本的には貸し出されたルータの不具合で酷く迷惑したことを理由に、違約金の免除を取り付ける算段なのだけど、色々と情報を揃える必要もあるから今週末まで作戦を練る予定だ。