廃品を 寄せて集めて 出来上がり2011年05月29日 21時37分36秒

金曜の夜からメインPCの調子が悪くなってきて、土曜の朝にはOSの起動すらままならない状況へ陥って、久しぶりのブルースクリーンを見てながらも、20回に1回程度の割合でWindowsにログインできていた。
時が経つほどに状況が悪化していく様子から、古いPCパーツを捨てずに保管している同窓生に連絡を取って、急場しのぎに新PCならぬリユースPCを構築する手筈を整えた。

土曜の夜の時点で曰く付きのパーツながらも、日常生活を維持できる程度のスペックを確保できる見込みとなり、日曜の朝からリユースPCへの移行へ向けての処置に取り掛かった。
プログラマとして試行錯誤を繰り返していた時代に、試行錯誤の末にOSを破壊した多くの経験から、再インストールの際に消えて困るようなデータとシステムを隔離しているので、手間の斯かる作業はなかった。

問題となるのはライセンス認証が必要な類のソフトウェアで、予めライセンスの解除しておかないと新PCにインストールできない事態になってしまう。
もちろん違法行為を行っている訳ではないので、電話やメールに申請をすれば解除してもらえるのだけど、面倒な事は確かなので何とか解除だけしようと試みていた。
しかし、今朝になって全くインターネット環境へ出られなくなったばかりか、BIOSの画面すら表示されないレベルにまで悪化していた、

ライセンスの解除を試みる傍らで、土曜とは別の同窓生に連絡してみると「皆でワイワイとPCを弄る休日の過ごし方も悪くない」と言い、余っているパーツを持参してきてくれると申し出てくれた。
俺としては後日に配送でもしてもらうなり、改札を出ないで受け取れる所まで持ってきてくれたら万々歳と思って連絡を取っていたので、軽く涙が出そうなほどに嬉しかった。
申し出の有り難さもさることながら、彼の申し出によりリユースPCのスペックが大幅に上がって、気がつけば元のメインPCよりも高スペックになっていたから笑ってしまう。

急な予定だった事もあってスケジュール調整に手間取ったけれど、リユースPCの構築は自作PCに慣れたメンツが2人もいた事もあって、1時間ほどでWindowsのインストールにまで漕ぎ着けていた。
インストール中の待ち時間は、高スペックな廃品と一緒に持ち込まれたアニメを見ながら過ごして、夕方までに必要最小限のソフトウェアが入ったリユースPCが完成していた。

持つべき物は何とやらで、一時はどうなることかと頭を抱えていたにも関わらず、気が付けば前よりハイスペックなPCを抱えて帰宅する格好となり、にやけ笑いで感動を表現しながらセットアップを続けている。