拘束で 伸びる髭にも 困りもの2011年05月19日 21時00分07秒

何が原因なのか知らないけれど、年に数回のペースで髭の伸びる速度が急激に高まる時期があって、その成長期へ先週末から突入したらしくて不便している。
俺は髭剃りがあまり好きでないので、正装が必要なイベントでもないと髭を剃らずに、毛抜きを使って1本ずつ抜いていくという手間を掛けているため、髭が伸びるペースが早まると処理が追いつかなくて苦労させられる。

昨夜は2日ぶりに顔の出ている全ての髭を処理しきって、手触りの良さに満足しながら就寝したのに、寝ている間に伸びた髭が頭を出し始めて、スッキリとした肌触りを1時間も楽しめなかった。
終わりの見えない髭との戦いは、大きな建造物のペンキ塗りを連想させる無限ループに入っていて、髭の成長期が早々に終わってくれる事を切に願いながら、時間を見つけては毛抜きを手にして髭を抜いていた。

髭剃りを使わない髭の処理は生え始めた頃からずっと続けていて、最後に髭を剃ったのは何時だったかも思い出せない。
祖母や母親の葬式の時も念入りに毛抜きで処理をして出席していたし、既に10年以上も髭を剃っていない事になる。
子供の頃に父親が顎に生えた髭で嫌がらせをされた影響が大きくて、髭に大して酷い嫌悪感を覚えて、少しでも顔を出すと必死になって抜いていた記憶がある。
その内に髭を抜く行為が1つの癖となって染み着いて、考え事をしながら片手間に毛抜きを握っている姿が定着して、しぶとい髭を抜いた瞬間などに良い閃きが浮かぶことも多々あったりする。

それでも髭の伸びるペースが上がりすぎる成長期は、考え事をしているはずがいつの間にか髭を抜く行為へ熱中してしまい、やるべき事が後回しになっていたりするから困ってしまう。
今日も比較的に本末転倒となってしまっており、少し手の空いていた午前中に髭を一掃して午後からの作業へ備えたが、帰宅している現状で既に新しい髭が顔を出し始めており、明日も苦労させられそうな予感がしている。