くじ引きで 当たりを引いて 浮かれ気味2012年08月21日 22時27分10秒

今日は初音ミクとファミリーマートのコラボ企画の第2段となるハッピークジの開催日となっている。
ハッピークジはフィギュアなどのグッズが当たる1回800円のクジ引きで、今回の企画における目玉となっている。
初音ミクの人気を利用して転売目的で買い占める人もいて、販売開始から1時間で売り切れる店舗もあったりと、異様な競争率の高さに唖然とさせられていた。
俺は夜間に行動できない事もあって、明け方には全滅しているかも知れないと言われる中で、絶望感を抱きながら今朝を迎えていた。

納品の早かった店舗によっては、本社からの指示を無視してフライングで販売してしまったり、店員だけで買い占めたと思われる事例さえあった。
お祭り騒ぎへ水を差す行為を目の当たりにしていた事もあり、お祭り騒ぎへ水を差す無粋な輩の多さに呆れてしまい、決戦当日なのにテンションは思ったほど上がらなかった。

そんな暗めの気分で会社近くのファミリーマートへ行ってみた。
そこの店長さんは先週に話を聞いた感じだと真面目そうな印象で、本社の指示をちゃんと守っていそうな雰囲気がしていたので、俺の知る限りでは残っている可能性が最も高い店舗だった。
朝9時半に入店してハッピークジのコーナーを探してみても見当たらず、駄目だったかと諦め半分に聞いてみると、商品入れ替えといった業務が終わっていなくて、仕入れがまだ出していないとの事だった。
タイミングを見計らって出直せば、手付かずのクジ引きへ挑戦できる状況であり、10時30分頃から販売し始めるだろうとの情報を聞き出した。
10時30分と言えば業務時間に入ってしまうのだけど、会社から徒歩3分の距離にある上に、元より大学の同窓生と作ったフリーダムな会社なので、軽く散財してくると言ったら快く送り出してくれた。

出直した事による2度目の入店、他の客が居なくなるまで待ってからレジへ向かうと、最初に入店した時のやりとりを見ていた店員さんが「一番乗りですよ」と笑顔で迎えてくれた。
そこから軽く雑談してから一気に10回ほど引きたい旨と、レシートに付いてくる応募コードが欲しいので会計を小分けにして欲しいと頼んでみると、面倒に笑顔を崩さずに了解してくれた。

順々にクジを引いていくと、運気の無さを証明するように低いランクが当たり続けて、店員さんも「G賞が多いですね」と言葉を漏らす中で苦笑しながら引いていく。
そろそろ折り返し地点が見えてきた3回目、ようやっとG以外の記号が2つ続いて安堵して肩の力が抜ける。
ややリラックス気味に引いた5回目、大当たりの1つとなるB賞が出たから驚いていると、店員さんも「すご~い」と一緒に喜んでくれたからテンションが上がる。
このままの勢いでA賞も当ててやろうと意気込むも、快進撃はB賞を当てた時点で終わっていたらしく、残りは基本的に平凡な引きだけに終わった。

B・C・D・E・F賞が1つずつ、G賞が5つという結果に終わって、運気のない俺としては上出来だと散財した事も忘れて店を後にした。

予想以上に引きが良かった事も嬉しいけれど、真面目に足並みを揃えてハッピークジを販売してくれた店長さんへの好感や、一緒に当たりを喜んでくれた店員さんの影響も大きい。
祭りはやはりルールに則ってこそ楽しめるものだと思う。