下らない 今の政治は つまらない ― 2011年06月09日 21時13分26秒
最近のニュースで面白いと思った話と言えば、何処かの女性議員が現在の政局を「民主党に鳩がいたけど、最近になってサギが現れた」と揶揄した場面くらいだ。
後はもう毎度のように下らない話で時間を潰してばかりで、政治が何処で動いているのか冴えも分からないまま時が過ぎていき、東日本大震災からの復興に何の手立ても打たれていないように見える。
現在の日本に有能な政治家が見当たらないので、今の段階で内閣総理大臣を据え替えたところで意味があるとも思えないが、首相でありながら詐欺師呼ばわりされるような奴を、トップに座らせておくのも当然に面白くない。
せめて、無能ならば下手な発言せずに矢面で野次だけ受けていれば良いのに、何故か思いつきだけで聞こえの良さそうな言葉を並び立て、最後は詐欺師呼ばわりされている姿は、政治家以前に人間として駄目だと思う。
そんな不出来な人間のいる正統に政権を渡してしまった国民も馬鹿だが、それ以上に無能な首相を立てやがった全ての政治家に怒りを感じる。
政権与党から「現状で政治的空白を作るわけにはいかない」との発言している所を頻繁に聞いているのだけど、首相が何時の段階で退陣するのかで揉めている現状は、政治が真っ当に回っている状況と言えるのだろうか。
政治評論家でも何でもない俺の目から見ると、重要法案や対策を講じるべき状況が利権絡みの下らない話に流され、政治が迅速に行われるべき状況で完全に空転しているように見える。
もちろんニュースで取り上げられる大きな場面しか見ていないので、水面かでは何か動いているのかも知れないが、目立って見える物が全て政治家の無能を思い知らされる場面ばかりで、魂が抜けるような溜め息が漏れてくる。
そうこうと言っている間に大連立なんて話まで出てきて、選挙を行う意味さえも消し去りそうな動きまで出てきて、色々な意味で国民が置き去りにされている気がしてならない。
最も現状は組織票が政権を決めてしまう状況だから、国民不在な状況は今に始まったわけでもないだろうけど、また国民が政治に対して興味を無くす時代が来そうな予感がする。
後はもう毎度のように下らない話で時間を潰してばかりで、政治が何処で動いているのか冴えも分からないまま時が過ぎていき、東日本大震災からの復興に何の手立ても打たれていないように見える。
現在の日本に有能な政治家が見当たらないので、今の段階で内閣総理大臣を据え替えたところで意味があるとも思えないが、首相でありながら詐欺師呼ばわりされるような奴を、トップに座らせておくのも当然に面白くない。
せめて、無能ならば下手な発言せずに矢面で野次だけ受けていれば良いのに、何故か思いつきだけで聞こえの良さそうな言葉を並び立て、最後は詐欺師呼ばわりされている姿は、政治家以前に人間として駄目だと思う。
そんな不出来な人間のいる正統に政権を渡してしまった国民も馬鹿だが、それ以上に無能な首相を立てやがった全ての政治家に怒りを感じる。
政権与党から「現状で政治的空白を作るわけにはいかない」との発言している所を頻繁に聞いているのだけど、首相が何時の段階で退陣するのかで揉めている現状は、政治が真っ当に回っている状況と言えるのだろうか。
政治評論家でも何でもない俺の目から見ると、重要法案や対策を講じるべき状況が利権絡みの下らない話に流され、政治が迅速に行われるべき状況で完全に空転しているように見える。
もちろんニュースで取り上げられる大きな場面しか見ていないので、水面かでは何か動いているのかも知れないが、目立って見える物が全て政治家の無能を思い知らされる場面ばかりで、魂が抜けるような溜め息が漏れてくる。
そうこうと言っている間に大連立なんて話まで出てきて、選挙を行う意味さえも消し去りそうな動きまで出てきて、色々な意味で国民が置き去りにされている気がしてならない。
最も現状は組織票が政権を決めてしまう状況だから、国民不在な状況は今に始まったわけでもないだろうけど、また国民が政治に対して興味を無くす時代が来そうな予感がする。
ブレーキが 壊れた夜は 更けていく ― 2011年06月10日 21時30分49秒
昨日の帰り道は珍しく夜道に人通りが多くて、気を張りながら自転車を走らせていると、唐突に後輪ブレーキのワイヤーが切れるアクシデントが発生した。
ちょうど赤信号で停車しようと減速していたタイミングだったので、ブレーキワイヤーが切れて事故へ繋がる事こそ無かったけど、ただでさえ夜盲症で夜道で苦労しているのに、片側のブレーキが欠損という状況は大変だった。
今週に至っては寝不足が慢性化してきて、思考が正常に働いている自信が持てないオマケまで追加されており、幾つもの不安に精神を潰されそうになりながらも、緊張の糸を保ったまま無事に帰宅できた。
自転車のブレーキが壊れた事については、元より今月中に買い替えようと考えていた事もあって、タイミング的にも悪くないと開き直っていたので落胆こそ無かったけれど、週末まで平日が1日だけ残っていた事が悔やまれた。
金曜は池袋で寄り道して趣味の買い物を楽しんだ後に、Toda氏と夕食を共にするのが恒例となっているのだが、ちょいと買い物の方で時間を使い過ぎた上に、ブレーキが壊れていて速度が出せないので夕食会は中止になった。
本当はもっと早くに切り上げる予定だったのに、どうにも頭の回転が鈍くて理性が正常に働いていない様子で、歯止めが利かずに時間を使い過ぎるという失敗を犯してしまった。
買い物を始めた時点で既に時間を忘れてしまいそうな予感がしていて、買い物の途中で時計を見た瞬間は「しまった」という後悔の言葉ではなく、「やっぱりか」という呆れが頭に浮かんでいた。
それというのも昨夜に、人助けから「ルワン式教育論」と称した講義をチャットで展開して、1時間ほど夜更かしをした影響で凶悪な睡魔が出現していたので、時間を忘れる程度のミスは用に想像できていた。
もっとも夕食会の方はたびたびに中止となっているし、今週は特に目立った予定もなかった事もあって、講義を開始した時から俺の中では諦めモードだった事は内緒だ。
それに目の前で困っている人がいて、自分が力になれるかも知れないと状況を見過ごせなかったし、最終的に「興味深かった」とか「為になった」といった感想を貰えたので、後悔なんて欠片もしていない。
贅沢を言わせてもらえるのであれば、講義の結果が良い成果へ繋がってくれさえすれば、自分が積み上げてきた経験が人の役に立ったと思えるので、それだけで十分に満足できる。
それに機能の講義を繰り広げている中で俺も思うところがあったし、夜更かしだったけど有意義な時間だったと思っている。
ちょうど赤信号で停車しようと減速していたタイミングだったので、ブレーキワイヤーが切れて事故へ繋がる事こそ無かったけど、ただでさえ夜盲症で夜道で苦労しているのに、片側のブレーキが欠損という状況は大変だった。
今週に至っては寝不足が慢性化してきて、思考が正常に働いている自信が持てないオマケまで追加されており、幾つもの不安に精神を潰されそうになりながらも、緊張の糸を保ったまま無事に帰宅できた。
自転車のブレーキが壊れた事については、元より今月中に買い替えようと考えていた事もあって、タイミング的にも悪くないと開き直っていたので落胆こそ無かったけれど、週末まで平日が1日だけ残っていた事が悔やまれた。
金曜は池袋で寄り道して趣味の買い物を楽しんだ後に、Toda氏と夕食を共にするのが恒例となっているのだが、ちょいと買い物の方で時間を使い過ぎた上に、ブレーキが壊れていて速度が出せないので夕食会は中止になった。
本当はもっと早くに切り上げる予定だったのに、どうにも頭の回転が鈍くて理性が正常に働いていない様子で、歯止めが利かずに時間を使い過ぎるという失敗を犯してしまった。
買い物を始めた時点で既に時間を忘れてしまいそうな予感がしていて、買い物の途中で時計を見た瞬間は「しまった」という後悔の言葉ではなく、「やっぱりか」という呆れが頭に浮かんでいた。
それというのも昨夜に、人助けから「ルワン式教育論」と称した講義をチャットで展開して、1時間ほど夜更かしをした影響で凶悪な睡魔が出現していたので、時間を忘れる程度のミスは用に想像できていた。
もっとも夕食会の方はたびたびに中止となっているし、今週は特に目立った予定もなかった事もあって、講義を開始した時から俺の中では諦めモードだった事は内緒だ。
それに目の前で困っている人がいて、自分が力になれるかも知れないと状況を見過ごせなかったし、最終的に「興味深かった」とか「為になった」といった感想を貰えたので、後悔なんて欠片もしていない。
贅沢を言わせてもらえるのであれば、講義の結果が良い成果へ繋がってくれさえすれば、自分が積み上げてきた経験が人の役に立ったと思えるので、それだけで十分に満足できる。
それに機能の講義を繰り広げている中で俺も思うところがあったし、夜更かしだったけど有意義な時間だったと思っている。
風邪気味の 体を押して 雨の中 ― 2011年06月11日 19時50分56秒
今日は後輪のブレーキワイヤーが切れてしまった事に加えて、通院やらauひかりの解約に伴う諸々の交渉といった予定もあり、忙しい給仕となると予想していたのに、風邪の気怠さから起床するのにさえ苦労した。
風邪の原因は睡眠不足による体力及び免疫力の低下と、就寝時から明け方にかけての室温低下が予想以上に厳しくて、寝ている間に掛け布団を蹴り飛ばして薄着で寝ていた事にあるようだ。
鉛のように瞼が重たい状態のまま意識を浮上させた際に、腕が冷たくなっていた事に加えて風邪っぽさを感じて、薄着にし過ぎたと後悔しながらも気怠さから動く気力が持てず、掛け布団も引き上げずに惰眠を貪っていた。
寒さを堪えながらの起床予定時刻まで惰眠を1時間も続けて、忙しい休日に寝坊は厳禁と必死の思いで起床したけど、風邪の症状が進行して「っぽさ」という形容が不必要な状態となっていた。
普段なら朝に風邪の初期症状を感じたとしても、昼過ぎまでは動き出してしまえば何とかなって、本格的に辛くなってくるのは昼過ぎ14時頃というパターンが多いのに、今日は朝食の準備から既に息を荒くしていた。
体を動かして感覚が麻痺させる事で仮初めの元気を手にするも、玄関を開けた瞬間に見えた雨天の空模様で、見ただけで気力が削がれる色に溜息しか出なかった。
しかも、気温が上がってきて雨具を装備すると蒸し焼きになりそうだし、後輪ブレーキが使えない自転車を傘を片手に制御できる気がしなくて、安全を優先すると雨に打たれての強行突破しかないように思えた。
家を出た時点では耐えられるレベルの雨量だったし、風に乗る雨雲の匂いから雨足が強まる前に病院へ到着できる気がしたので、リュックに折りたたみ傘を忍ばせてから家を飛び出した。
風邪を引いている体調で雨に打たれる愚かさに呆れながら走り続けて、病院まで残り4分という地点に到達した所で急激に雨足が強まってきて、髪の毛から水が滴り落ちるほど盛大に濡れてしまった。
しかも、雨足が強まり始めてから信号に何度も止められて、僅かであるはずの距離が異常に長く感じられたのに、何故かリュックから折りたたみ傘を取り出す気になれず、水を滴らせながら強行軍を敢行していた。
耳鼻科医院で受付を済ませて1時間ほど待たされている間に、自転車を買い換えてこようと再び雨の中へ飛び出した。
普段から利用している自転車屋は耳鼻科医院の近くにあるし、既にずぶ濡れの状態だった事もあって、やはり傘は出さずに強行突破をしてきた。
先月にもらったカタログから品選びは済んでいたけど、後輪ブレーキが壊れている状況にあるため、店の在庫から選び直す事も視野に入れながら交渉の末、サービスで修理してもらっての入荷待ちとなった。
発注と併せて定番の改造として、サドルをスポーツタイプの細身に交換してもらって、片足スタンドを両足スタンドへ取り替えてもらう依頼をして、古い自転車の処分費用も含めて合計5万6千円の会計となった。
自転車屋から病院へ戻ると体力が尽き果ててしまって、本来なら小説の下書きを行うべき時間を居眠りで潰す格好となって、Toda氏との昼食会や買い物の最中も終始において眠かった。
そんな状態で帰宅した事もあって、帰宅してからも睡魔の猛攻に遭っていた影響で記憶が飛んでしまい、auひかりの解約に関する電話の事を完全に忘れていた。
夕食時になって思い出したけれど、既に気力も尽きていたので明日に繰り越しという事にしたが、何となく思い出せないまま日暮れを迎えていそうな気がする。
風邪の原因は睡眠不足による体力及び免疫力の低下と、就寝時から明け方にかけての室温低下が予想以上に厳しくて、寝ている間に掛け布団を蹴り飛ばして薄着で寝ていた事にあるようだ。
鉛のように瞼が重たい状態のまま意識を浮上させた際に、腕が冷たくなっていた事に加えて風邪っぽさを感じて、薄着にし過ぎたと後悔しながらも気怠さから動く気力が持てず、掛け布団も引き上げずに惰眠を貪っていた。
寒さを堪えながらの起床予定時刻まで惰眠を1時間も続けて、忙しい休日に寝坊は厳禁と必死の思いで起床したけど、風邪の症状が進行して「っぽさ」という形容が不必要な状態となっていた。
普段なら朝に風邪の初期症状を感じたとしても、昼過ぎまでは動き出してしまえば何とかなって、本格的に辛くなってくるのは昼過ぎ14時頃というパターンが多いのに、今日は朝食の準備から既に息を荒くしていた。
体を動かして感覚が麻痺させる事で仮初めの元気を手にするも、玄関を開けた瞬間に見えた雨天の空模様で、見ただけで気力が削がれる色に溜息しか出なかった。
しかも、気温が上がってきて雨具を装備すると蒸し焼きになりそうだし、後輪ブレーキが使えない自転車を傘を片手に制御できる気がしなくて、安全を優先すると雨に打たれての強行突破しかないように思えた。
家を出た時点では耐えられるレベルの雨量だったし、風に乗る雨雲の匂いから雨足が強まる前に病院へ到着できる気がしたので、リュックに折りたたみ傘を忍ばせてから家を飛び出した。
風邪を引いている体調で雨に打たれる愚かさに呆れながら走り続けて、病院まで残り4分という地点に到達した所で急激に雨足が強まってきて、髪の毛から水が滴り落ちるほど盛大に濡れてしまった。
しかも、雨足が強まり始めてから信号に何度も止められて、僅かであるはずの距離が異常に長く感じられたのに、何故かリュックから折りたたみ傘を取り出す気になれず、水を滴らせながら強行軍を敢行していた。
耳鼻科医院で受付を済ませて1時間ほど待たされている間に、自転車を買い換えてこようと再び雨の中へ飛び出した。
普段から利用している自転車屋は耳鼻科医院の近くにあるし、既にずぶ濡れの状態だった事もあって、やはり傘は出さずに強行突破をしてきた。
先月にもらったカタログから品選びは済んでいたけど、後輪ブレーキが壊れている状況にあるため、店の在庫から選び直す事も視野に入れながら交渉の末、サービスで修理してもらっての入荷待ちとなった。
発注と併せて定番の改造として、サドルをスポーツタイプの細身に交換してもらって、片足スタンドを両足スタンドへ取り替えてもらう依頼をして、古い自転車の処分費用も含めて合計5万6千円の会計となった。
自転車屋から病院へ戻ると体力が尽き果ててしまって、本来なら小説の下書きを行うべき時間を居眠りで潰す格好となって、Toda氏との昼食会や買い物の最中も終始において眠かった。
そんな状態で帰宅した事もあって、帰宅してからも睡魔の猛攻に遭っていた影響で記憶が飛んでしまい、auひかりの解約に関する電話の事を完全に忘れていた。
夕食時になって思い出したけれど、既に気力も尽きていたので明日に繰り越しという事にしたが、何となく思い出せないまま日暮れを迎えていそうな気がする。
[小説:闇に舞う者] part33 ― 2011年06月12日 20時29分13秒
初めての方はこちらの記事からお読み下さい。
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2010/09/20/5357805
ルワンが無造作に引き摺っているバルディッシュは易々と地面を削り、歩き出した場所から幅5cmほどの溝を作り続けていた。
チェルニーはルワンの背中に追い付いてからずっと地面を削る大斧が気になっていた。
しばらく凝視していると、斧の刃を包む赤い靄のような光の存在に気がつくと、無性にその輝きへ手を伸ばしたい衝動に駆られた。
「その光には触っちゃだめよ。」
チェルニーの様子に気付いたティティスが注意を促すも、少女の好奇心を抑えられない様子で、手を止めるも視線までは外さなかった。
「赤い光は闘気よ。ルワンの本領は無形魔術、術式を用いずに魔素や魔導力で敵を倒す魔法よ。つまり、その光がルワンの武器なの。」
話に興味を持った様子で闘気の輝きから目を離すと、ティティスの目を真っ直ぐに見上げてきた。
「ルワンの魔素である闘気の特性は単純な破壊よ。触れる物全てを壊そうとするから下手に手を出しちゃ駄目よ。」
「特にバルディッシュの刃は止めろ。」
念を押して最後に付け加えられたルワンの声に、後ろを歩く2人が同時に驚きの表情を浮かべた。
「俺は闘気の扱い方に型を定め、これを闘気術と呼ぶ。武器の形状毎に1種類の闘気術を用いる。」
ルワンは振り返らないままに話を進めながら歩幅を広くしていった。
距離が開いた事に気付いて、足を速めようとした2人に対して、空いた左手で「止まれ」のサインが送られた。
「バルディッシュの型は嵐と言って、魔素の特性を最も強く引き出している。文字通りに嵐のような攻撃性を備えた型だ。」
話を終えるのと同時に高々とバルディッシュを持ち上げ、刃を背に回した状態で肩に担ぐと両手でしっかりと柄を握り締めた。
ルワンが構えた直後に斧を覆っていた赤い輝きが強まって、闘気の流れが視認できるまでになった。
刀身の上を絶え間なく行き交う光の靄は、渦巻いたりと濁流のような荒々しさを見せつけていた。
闘気の流れを目にしたチェルニーの喉が唾を飲み下している間に大斧が動き、大きな半円を描きながら振り下ろされていた。
音という名の衝撃が体を突き抜けて、チェルニーは二重の意味で喉を鳴らした。
ルワンがバルディッシュを振り下ろすと空間が三角形に割れて、その奥に少し古びた雰囲気の屋敷が建っていた。
振り下ろした大斧を肩へ担いでから振り返り、目を見開いたまま固まっている2人に「行くぞ」と声を掛けた。
ティティスが慌てた様子で未だに呆然とするチェルニーの手を引いて歩き始めた。
ルワンはバルディッシュが作り上げたクレーターを超えた地点で待っていて、遅れて付いてきた2人に後ろを指さした。
「万が一の時に使う逃走ルートだ。よく見ておけ。」
言われて振り返ると闇の森らしからぬ景色に亀裂が走り、クレーターと森の奥へ伸びる溝が見て取れた。
バルディッシュによって切り裂かれた空間の裂け目が閉じた後も、クレーターが半分だけ不自然な模様として残された。
切り裂いた結界の奥に潜んでいた空間は、広いだけの殺風景な敷地に一軒の屋敷と、騎士の石像が2体あるだけだった。
ルワンは如何にも動き出しそうな雰囲気を醸し出す石像が守る入り口へ向かって、躊躇することもなく進んでいく。
その後ろを2歩ほど離れて、チェルニーの手を引いたティティスが続いていた。
屋敷まで残り30mまで近づいた所で、チェルニーの耳が岩の擦れる音を捕らえて、反射的に体を固まらせた。
「良い反応だが、少し過剰すぎる。少しは俺を信用して欲しいものだ。」
ルワンが肩越しに振り返っている間に2体の石像が動き出し、4m近い巨体で一足飛びに距離を詰めてきた。
飛び込みと同時に振り下ろされた巨大な剣と、ルワンが無造作に横薙ぎに振り抜いたバルディッシュが交錯する。
数倍はあるだろう質量の差を完全に無視して、闘気を纏った刃が軽々と石像の剣を切り裂いていく。
更に闘気の光が傷口から浸食するように広がり、一瞬の内に石像の剣を焼き払っていった。
次へ
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2011/06/19/5919676
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ルワンが無造作に引き摺っているバルディッシュは易々と地面を削り、歩き出した場所から幅5cmほどの溝を作り続けていた。
チェルニーはルワンの背中に追い付いてからずっと地面を削る大斧が気になっていた。
しばらく凝視していると、斧の刃を包む赤い靄のような光の存在に気がつくと、無性にその輝きへ手を伸ばしたい衝動に駆られた。
「その光には触っちゃだめよ。」
チェルニーの様子に気付いたティティスが注意を促すも、少女の好奇心を抑えられない様子で、手を止めるも視線までは外さなかった。
「赤い光は闘気よ。ルワンの本領は無形魔術、術式を用いずに魔素や魔導力で敵を倒す魔法よ。つまり、その光がルワンの武器なの。」
話に興味を持った様子で闘気の輝きから目を離すと、ティティスの目を真っ直ぐに見上げてきた。
「ルワンの魔素である闘気の特性は単純な破壊よ。触れる物全てを壊そうとするから下手に手を出しちゃ駄目よ。」
「特にバルディッシュの刃は止めろ。」
念を押して最後に付け加えられたルワンの声に、後ろを歩く2人が同時に驚きの表情を浮かべた。
「俺は闘気の扱い方に型を定め、これを闘気術と呼ぶ。武器の形状毎に1種類の闘気術を用いる。」
ルワンは振り返らないままに話を進めながら歩幅を広くしていった。
距離が開いた事に気付いて、足を速めようとした2人に対して、空いた左手で「止まれ」のサインが送られた。
「バルディッシュの型は嵐と言って、魔素の特性を最も強く引き出している。文字通りに嵐のような攻撃性を備えた型だ。」
話を終えるのと同時に高々とバルディッシュを持ち上げ、刃を背に回した状態で肩に担ぐと両手でしっかりと柄を握り締めた。
ルワンが構えた直後に斧を覆っていた赤い輝きが強まって、闘気の流れが視認できるまでになった。
刀身の上を絶え間なく行き交う光の靄は、渦巻いたりと濁流のような荒々しさを見せつけていた。
闘気の流れを目にしたチェルニーの喉が唾を飲み下している間に大斧が動き、大きな半円を描きながら振り下ろされていた。
音という名の衝撃が体を突き抜けて、チェルニーは二重の意味で喉を鳴らした。
ルワンがバルディッシュを振り下ろすと空間が三角形に割れて、その奥に少し古びた雰囲気の屋敷が建っていた。
振り下ろした大斧を肩へ担いでから振り返り、目を見開いたまま固まっている2人に「行くぞ」と声を掛けた。
ティティスが慌てた様子で未だに呆然とするチェルニーの手を引いて歩き始めた。
ルワンはバルディッシュが作り上げたクレーターを超えた地点で待っていて、遅れて付いてきた2人に後ろを指さした。
「万が一の時に使う逃走ルートだ。よく見ておけ。」
言われて振り返ると闇の森らしからぬ景色に亀裂が走り、クレーターと森の奥へ伸びる溝が見て取れた。
バルディッシュによって切り裂かれた空間の裂け目が閉じた後も、クレーターが半分だけ不自然な模様として残された。
切り裂いた結界の奥に潜んでいた空間は、広いだけの殺風景な敷地に一軒の屋敷と、騎士の石像が2体あるだけだった。
ルワンは如何にも動き出しそうな雰囲気を醸し出す石像が守る入り口へ向かって、躊躇することもなく進んでいく。
その後ろを2歩ほど離れて、チェルニーの手を引いたティティスが続いていた。
屋敷まで残り30mまで近づいた所で、チェルニーの耳が岩の擦れる音を捕らえて、反射的に体を固まらせた。
「良い反応だが、少し過剰すぎる。少しは俺を信用して欲しいものだ。」
ルワンが肩越しに振り返っている間に2体の石像が動き出し、4m近い巨体で一足飛びに距離を詰めてきた。
飛び込みと同時に振り下ろされた巨大な剣と、ルワンが無造作に横薙ぎに振り抜いたバルディッシュが交錯する。
数倍はあるだろう質量の差を完全に無視して、闘気を纏った刃が軽々と石像の剣を切り裂いていく。
更に闘気の光が傷口から浸食するように広がり、一瞬の内に石像の剣を焼き払っていった。
次へ
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交渉の 電話に疲れ ぐったりと ― 2011年06月12日 20時46分46秒
土曜に耳鼻科の診察を受けた際に、風邪を悪化させると耳への影響が怖いからと風邪薬を処方されるが、体質に合わないのか猛烈な眠気を誘ってくれて、体調が回復しているのに眠気が抜けない微妙な休日となった。
通院のために出掛けた勢いで外出の必要な用事を片付けていたので、外へ出る気力が無くても問題なかった事もあり、自室へ引き籠もってアニメ干渉などしながら過ごしていた。
昼になって昨日の帰宅後に予定していながら、気力が尽き果てて先送りとしていたKDDIへ電話を掛ける用事を思い出した。
電話の目的は昨日の記事に書いたとおり、KDDIからレンタルされているルータの不具合によって、2回目のIPアドレス取得に失敗する現象を理由にして、契約2年以内の解約に掛かる費用を踏み倒す交渉にあった。
レンタルされているルータが原因であると証明する材料は揃えて、不具合の原因を誤解して掛けてしまった出費の洗い出しも済んでいて、準備万端にフリーダイヤルへ電話を掛けた。
最初に繋がったオペレータは事務処理が専門であることを理解しながら、少しばかり専門用語を並べながら状況を説明して、先に解約の意志と掛かる費用を踏み倒したい考えを伝える。
現状としてルータの買い換えや有線LANケーブルの引き回し工事など、既に10万円弱の出費している状況を説明した上で、解約に関わる費用の算定を頼んでみた。
契約から2年間は初期工事費用を分割払いにしている状態にあり、現時点での解約は約2万円の費用が掛かってしまうそうで、今年12月末まで待った方がデメリットが少ないと進められた。
その話に至ってから家庭内での立場として、不平不満の矢面に立たされている状況を説明してオペレータを絶句させ、レンタルのルータを交換しても解消されないなら、上司との交渉してみるとの発言を取り付ける。
今日の電話の目的だった発言を取り付けた所で、事務局から技術部のオペレータへ電話を回してもらって、ひとまずレンタルルータを交換してもらう形で話をまとめた。
話のついでに嫌な予感がしていたので、IPv6への対応に関して聞いてみたけど検討中らしく態度が曖昧な上に、現状のレンタルルータで対応できるのかも不明という返答だった。
新品のレンタルルータでも同様の現象が発生すると思っているので、来週か再来週に交渉の電話を再び掛ける事になるだろう。
予想はしていたけれど長電話が耳へ与えるダメージが大きくて、電話が終わった後に体力が尽き果てたように体が重たかった。
通院のために出掛けた勢いで外出の必要な用事を片付けていたので、外へ出る気力が無くても問題なかった事もあり、自室へ引き籠もってアニメ干渉などしながら過ごしていた。
昼になって昨日の帰宅後に予定していながら、気力が尽き果てて先送りとしていたKDDIへ電話を掛ける用事を思い出した。
電話の目的は昨日の記事に書いたとおり、KDDIからレンタルされているルータの不具合によって、2回目のIPアドレス取得に失敗する現象を理由にして、契約2年以内の解約に掛かる費用を踏み倒す交渉にあった。
レンタルされているルータが原因であると証明する材料は揃えて、不具合の原因を誤解して掛けてしまった出費の洗い出しも済んでいて、準備万端にフリーダイヤルへ電話を掛けた。
最初に繋がったオペレータは事務処理が専門であることを理解しながら、少しばかり専門用語を並べながら状況を説明して、先に解約の意志と掛かる費用を踏み倒したい考えを伝える。
現状としてルータの買い換えや有線LANケーブルの引き回し工事など、既に10万円弱の出費している状況を説明した上で、解約に関わる費用の算定を頼んでみた。
契約から2年間は初期工事費用を分割払いにしている状態にあり、現時点での解約は約2万円の費用が掛かってしまうそうで、今年12月末まで待った方がデメリットが少ないと進められた。
その話に至ってから家庭内での立場として、不平不満の矢面に立たされている状況を説明してオペレータを絶句させ、レンタルのルータを交換しても解消されないなら、上司との交渉してみるとの発言を取り付ける。
今日の電話の目的だった発言を取り付けた所で、事務局から技術部のオペレータへ電話を回してもらって、ひとまずレンタルルータを交換してもらう形で話をまとめた。
話のついでに嫌な予感がしていたので、IPv6への対応に関して聞いてみたけど検討中らしく態度が曖昧な上に、現状のレンタルルータで対応できるのかも不明という返答だった。
新品のレンタルルータでも同様の現象が発生すると思っているので、来週か再来週に交渉の電話を再び掛ける事になるだろう。
予想はしていたけれど長電話が耳へ与えるダメージが大きくて、電話が終わった後に体力が尽き果てたように体が重たかった。
仏前の 花を枯らして 気が沈む ― 2011年06月13日 20時55分16秒
毎朝の習慣として母親の仏前に飾ってある花瓶の水を交換していて、今朝もいつものように仏壇の前へ立った瞬間に、今度の週末に新しい花を買ってくるつもりで忘れた事実に気が付いた。
仏前の花が古くなってきて買い替えようと思い始めてから、既に2週間も経過しているので花弁が落ち始めそうなレベルで痛んでおり、飾っておくのに忍びない状態となっていた。
ここ最近のPC関係で忙しく動き続けていた影響で時間が足りなくて、買いへ行くタイミングを先延ばしにし続けた結果だと肩を落としながら、粘り強く耐え抜いてくれていた花を仏前から下ろしてきた。
母親の仏前へ飾っている花は在宅している限り休日も含めて、毎日の朝食前に水を交換している事もあって長生きで、殆ど1ヶ月以上も花を保ってくれている。
そんな感じで出来うる限りの手入れを施していると、花の寿命として花屋の品質が如実に現れてくるので、自ずと購入する店が定まって顔パスで買い物ができるまでになっている。
今回も当然のように馴染みの花屋で買いたいのだけど、閉店時間が20時で定時ダッシュを成功させてもギリギリなのに、最近は夕食の弁当を食べてから帰宅しているため、週末以外に買いへ行けないのが実状だったりする。
それでも諦めきれなくて無理を承知の上で、最速の帰宅へ挑戦しようと意気込んで出社したはずが完全に忘れていて、夕食中に思い出すも既に閉店時間まで残り20分となっていた。
俺が贔屓にしている花屋は地元にあって、電車の移動だけでも1時間も要するために絶望的というより、物理的に不可能という言っても過言でない状況となっていた。
ここまでくると笑う以外の対応が何も出来ない状況で、帰り際に立ち寄れる適当な花屋で買ってしまおうかとも思ったのだが、花を抱えて電車へ乗り込みたくもなければ、品質の悪い品を購入できるほど財布に余裕もない。
母親の仏前に花を絶やさないように保っている理由は、単純に俺の自己満足なので誰に叱られるわけでもないけど、気分が良くない事も確かなので品質を諦めるか否かで滑降し続けている。
明日まで待つなら父親へ頼んで購入してきてもらう事もできるのだが、家族をパシリに使っているような気がするので面白くもないし、購入するところから手掛けてこそという気持ちもあって複雑な気分だ。
仏前の花が古くなってきて買い替えようと思い始めてから、既に2週間も経過しているので花弁が落ち始めそうなレベルで痛んでおり、飾っておくのに忍びない状態となっていた。
ここ最近のPC関係で忙しく動き続けていた影響で時間が足りなくて、買いへ行くタイミングを先延ばしにし続けた結果だと肩を落としながら、粘り強く耐え抜いてくれていた花を仏前から下ろしてきた。
母親の仏前へ飾っている花は在宅している限り休日も含めて、毎日の朝食前に水を交換している事もあって長生きで、殆ど1ヶ月以上も花を保ってくれている。
そんな感じで出来うる限りの手入れを施していると、花の寿命として花屋の品質が如実に現れてくるので、自ずと購入する店が定まって顔パスで買い物ができるまでになっている。
今回も当然のように馴染みの花屋で買いたいのだけど、閉店時間が20時で定時ダッシュを成功させてもギリギリなのに、最近は夕食の弁当を食べてから帰宅しているため、週末以外に買いへ行けないのが実状だったりする。
それでも諦めきれなくて無理を承知の上で、最速の帰宅へ挑戦しようと意気込んで出社したはずが完全に忘れていて、夕食中に思い出すも既に閉店時間まで残り20分となっていた。
俺が贔屓にしている花屋は地元にあって、電車の移動だけでも1時間も要するために絶望的というより、物理的に不可能という言っても過言でない状況となっていた。
ここまでくると笑う以外の対応が何も出来ない状況で、帰り際に立ち寄れる適当な花屋で買ってしまおうかとも思ったのだが、花を抱えて電車へ乗り込みたくもなければ、品質の悪い品を購入できるほど財布に余裕もない。
母親の仏前に花を絶やさないように保っている理由は、単純に俺の自己満足なので誰に叱られるわけでもないけど、気分が良くない事も確かなので品質を諦めるか否かで滑降し続けている。
明日まで待つなら父親へ頼んで購入してきてもらう事もできるのだが、家族をパシリに使っているような気がするので面白くもないし、購入するところから手掛けてこそという気持ちもあって複雑な気分だ。
早々に 届いたルータも やはり駄目 ― 2011年06月14日 20時10分13秒
日曜にKDDIへ電話を掛けて、光回線の契約に伴って貸し出されたルータの不具合が出ていて、ネットワークが安定しなくて苦労している現状を説明した上で、問題解決のために数万円の支出まで被っていると話をした。
面倒な状況説明を行った理由は、現時点で解約手続きを行うと余計な経費が掛かる事になってしまうので、この出費を交渉の上でを踏み倒したいとの考えていたためだ。
日曜の段階では原因となっているルータの交換という手段が残っており、次なる交渉の種を拾った時点で技術サポートの方へ回してもらって、新しいルータを発想してもらう手続きを行った。
オペレータは2~3日後の到着と言っていたのに、俺が色々と厳しいツッコミを入れていた事が効いたのか、月曜に帰宅すると既に新しいルータが届いていたから笑ってしまった。
早急なる対応をしてくれた事に感謝しながらも、機器の故障というより使用上の問題という線が濃厚だと考えたので、面倒な手続きは早々に片付けてしまおうと、帰宅して早々にルータの交換作業へ取り掛かった。
入れ替えたルータが正常に稼働して、光電話とインターネットへの接続が確認できたので本題と行きたかったが、最も深刻に不具合の影響を受けた機器は父親の部屋にあって、既に就寝していたので交換までで終わりとなった。
今朝になって寝ぼけ眼を擦りながら父親の部屋へ向かって、機器のチェックをしてみると予想していた通りに、IPアドレスが取得できない不具合が再発しており、現象を確認した瞬間はもう高笑いでも始めたい気分だった。
IPアドレスが取得できずにネットワークから孤立する問題が起きても、ゲートウェイの存在だけ認識できるている分だけ良くなったかと思ったけど、KDDIのルータを再起動しても直らない致命的な問題が起きていた。
冷や汗を感じながらの試行錯誤の末に、1つでもルータを通してやればIPアドレスが取得できるようになるらしく、応急処置こそ可能だったから良かったけれど、朝から心臓に悪い体験をしてしまった。
これで解約に関わる費用を踏み倒せそうな算段が付いたし、嬉しいやら悲しいやらで溜め息が漏れてきそうだ。
今朝の状態が何時まで保持されるのかの検証も必要なため、今日の所は様子を見るために待機状態となっているけど、恐らくは駄目になっていると予想されるので、早々にKDDIの解約とNTTへの乗り換えを進めていくつもりだ。
面倒な状況説明を行った理由は、現時点で解約手続きを行うと余計な経費が掛かる事になってしまうので、この出費を交渉の上でを踏み倒したいとの考えていたためだ。
日曜の段階では原因となっているルータの交換という手段が残っており、次なる交渉の種を拾った時点で技術サポートの方へ回してもらって、新しいルータを発想してもらう手続きを行った。
オペレータは2~3日後の到着と言っていたのに、俺が色々と厳しいツッコミを入れていた事が効いたのか、月曜に帰宅すると既に新しいルータが届いていたから笑ってしまった。
早急なる対応をしてくれた事に感謝しながらも、機器の故障というより使用上の問題という線が濃厚だと考えたので、面倒な手続きは早々に片付けてしまおうと、帰宅して早々にルータの交換作業へ取り掛かった。
入れ替えたルータが正常に稼働して、光電話とインターネットへの接続が確認できたので本題と行きたかったが、最も深刻に不具合の影響を受けた機器は父親の部屋にあって、既に就寝していたので交換までで終わりとなった。
今朝になって寝ぼけ眼を擦りながら父親の部屋へ向かって、機器のチェックをしてみると予想していた通りに、IPアドレスが取得できない不具合が再発しており、現象を確認した瞬間はもう高笑いでも始めたい気分だった。
IPアドレスが取得できずにネットワークから孤立する問題が起きても、ゲートウェイの存在だけ認識できるている分だけ良くなったかと思ったけど、KDDIのルータを再起動しても直らない致命的な問題が起きていた。
冷や汗を感じながらの試行錯誤の末に、1つでもルータを通してやればIPアドレスが取得できるようになるらしく、応急処置こそ可能だったから良かったけれど、朝から心臓に悪い体験をしてしまった。
これで解約に関わる費用を踏み倒せそうな算段が付いたし、嬉しいやら悲しいやらで溜め息が漏れてきそうだ。
今朝の状態が何時まで保持されるのかの検証も必要なため、今日の所は様子を見るために待機状態となっているけど、恐らくは駄目になっていると予想されるので、早々にKDDIの解約とNTTへの乗り換えを進めていくつもりだ。
交換も まるで意味なし 解約へ ― 2011年06月15日 21時00分24秒
月曜の夜にKDDIから貸し出されているルータを交換して様子を見たけど、予想していた通りにIPアドレス取得で失敗する不具合が再発してくれて、ルータの故障ではなく仕様に関わる問題であると推測された。
問題が発生している液晶テレビの不具合という可能性も考えて、PCを起動してIPアドレスの再取得を強制するコマンドを流してみたが、やはりゲートウェイまで辿り着いたところでエラーになってしまった。
そのままの状態でKDDIのルータを再起動してみると、正常にIPアドレスが取得できる辺りをみてみると、故障が疑われるからと交換される前と何も変わっている様子がない。
2回目以降のIPアドレス取得に失敗するなんて不具合は聞いた事がなく、何が原因でそうなるのか予想も付かないだけに、我が家の環境が特殊な作用を及ぼしている可能性も捨て切れない。
しかし、IPアドレスの取得なんて動作はそう頻繁に行われる作業でもないので、表面化していないだけという可能性も十分に考えられるのに、どちらにしてもKDDIのレンタルルータを使い続けるつもりはない。
当初の予定通りに日曜の電話で張っておいた布石を利用して、解約時に掛かる費用を踏み倒すだけでなく、ちょっとした賠償請求でもしてやろうかと欲を出してみようか考え始めている。
そんな欲にまみれた考えに捕らわれていたせいで罰が当たったらしく、駅前のバスロータリーを歩いている時に、自転車を無灯火で走らせていた子供が左から突っ込んできた。
女性の運転する自転車が接触寸前の所を横切っていった直後の事故なので、先を行く母親しか見ていなくて突撃してきたものと予想される。
俺の被害は左足に自転車のペダルが引っ掛かって擦り剥いた程度で、足下に転がる車体へ躓きそうになったけれど、軸足の強さと加害者の軽さをフル活用して押し切ったので転倒さえしていない。
子供好きで通っている俺だけど、クソガキまで可愛がる対象に含めるほどの前任でもないので、無灯火で突っ込んできた阿呆を叱責してやろうかとも考えたけれど、暗がりで揉め事を起こすほど暇人でもないので無視してきた。
しかし、欲深いことを考えていた直後で痛い目に遭ったりすると、余計な事を考えるなと釘を刺された気がしてくるので、KDDIの解約に掛かる余計な費用を踏み倒せる程度で満足するとしよう。
問題が発生している液晶テレビの不具合という可能性も考えて、PCを起動してIPアドレスの再取得を強制するコマンドを流してみたが、やはりゲートウェイまで辿り着いたところでエラーになってしまった。
そのままの状態でKDDIのルータを再起動してみると、正常にIPアドレスが取得できる辺りをみてみると、故障が疑われるからと交換される前と何も変わっている様子がない。
2回目以降のIPアドレス取得に失敗するなんて不具合は聞いた事がなく、何が原因でそうなるのか予想も付かないだけに、我が家の環境が特殊な作用を及ぼしている可能性も捨て切れない。
しかし、IPアドレスの取得なんて動作はそう頻繁に行われる作業でもないので、表面化していないだけという可能性も十分に考えられるのに、どちらにしてもKDDIのレンタルルータを使い続けるつもりはない。
当初の予定通りに日曜の電話で張っておいた布石を利用して、解約時に掛かる費用を踏み倒すだけでなく、ちょっとした賠償請求でもしてやろうかと欲を出してみようか考え始めている。
そんな欲にまみれた考えに捕らわれていたせいで罰が当たったらしく、駅前のバスロータリーを歩いている時に、自転車を無灯火で走らせていた子供が左から突っ込んできた。
女性の運転する自転車が接触寸前の所を横切っていった直後の事故なので、先を行く母親しか見ていなくて突撃してきたものと予想される。
俺の被害は左足に自転車のペダルが引っ掛かって擦り剥いた程度で、足下に転がる車体へ躓きそうになったけれど、軸足の強さと加害者の軽さをフル活用して押し切ったので転倒さえしていない。
子供好きで通っている俺だけど、クソガキまで可愛がる対象に含めるほどの前任でもないので、無灯火で突っ込んできた阿呆を叱責してやろうかとも考えたけれど、暗がりで揉め事を起こすほど暇人でもないので無視してきた。
しかし、欲深いことを考えていた直後で痛い目に遭ったりすると、余計な事を考えるなと釘を刺された気がしてくるので、KDDIの解約に掛かる余計な費用を踏み倒せる程度で満足するとしよう。
風邪気味で 重い体を 雨が打つ ― 2011年06月16日 20時11分55秒
今日は風邪を引いてしまったらしくて朝から体調が思わしくなくて、初めこそ鼻が愚図る程度の軽い症状で済んでいたため、気温が低くて寒いのか体調不良で寒気がするのか判別できなかった。
しかし、出社してティッシュを手に取る毎に風邪が悪化していく感じで、昼休みまでのカウントダウンが始まる頃になると、眠気のせいで思考力が錆び付いてくる感じを覚えるまでになんていた。
結局のところ昼過ぎが体調不調のピークとなって、食後の眠気も重なり意識を保てなくて仮眠を取った事が良かったらしく、目の充血や鼻の愚図りこそ取れないまでも、頭の回転だけは回復したので無事に仕事を片付けられた。
風邪を患っている事もあって、夕飯を食べたら早々に帰宅しようと考えていたのに、夜の分の弁当を食べ始めた頃になって大粒の雨が降り出して、T社員から大雨注意報なんて単語が聞こえる始末だ。
食べ終わる頃までに大雨注意報の発令されそうな勢いはなくなったので、小降りになっている隙を突いて切り抜けようと玄関を開けて、体調を気遣って傘を用意しようと思ったが、鞄の中に在るべき物が入っていなくて唖然とした。
前回に使ってから入れ忘れたのかと思ったけれど、今朝の玄関先を記憶の中で振り返ってみても、傘が置き去りにされているような光景に全く覚えがなく、小首を傾げたい気分になった瞬間に閃いた。
先週末にブレーキの壊れた自転車を雨に打たれながら走らせた土曜日、使うつもりがなくても最悪の場合に備えようと、鞄からリュックへと折りたたみ傘を移した覚えがあり、そのまま元へ戻していない事実に突き当たった。
しかも、リュックへ移す際に戻し忘れを心配していた覚えがあるし、あの日は帰宅した時点で体力が使い果たしていたから、折りたたみ傘を元へ戻すなんて作業を思い出す余地は残されていなかった。
何より心配していた状況を回避した時の安堵感は一生に強いはずで、不安だけ覚えているという事は間違えなく忘れていたと考えて間違えない。
傘がない状況を理解したところで空を見上げると、鞄を漁っている間に雨足が更に弱まったらしくて、風邪を引いていなければ躊躇なく飛び出す程度の雨量となっていた。
どうしようかと考えたけれど、迷っている間に雨足が強まっても嫌なので、何も考えずに雨の中へ飛び出してきた。
さて、これで風邪が悪化しなければ良いのだけど、どうなることやら・・・
しかし、出社してティッシュを手に取る毎に風邪が悪化していく感じで、昼休みまでのカウントダウンが始まる頃になると、眠気のせいで思考力が錆び付いてくる感じを覚えるまでになんていた。
結局のところ昼過ぎが体調不調のピークとなって、食後の眠気も重なり意識を保てなくて仮眠を取った事が良かったらしく、目の充血や鼻の愚図りこそ取れないまでも、頭の回転だけは回復したので無事に仕事を片付けられた。
風邪を患っている事もあって、夕飯を食べたら早々に帰宅しようと考えていたのに、夜の分の弁当を食べ始めた頃になって大粒の雨が降り出して、T社員から大雨注意報なんて単語が聞こえる始末だ。
食べ終わる頃までに大雨注意報の発令されそうな勢いはなくなったので、小降りになっている隙を突いて切り抜けようと玄関を開けて、体調を気遣って傘を用意しようと思ったが、鞄の中に在るべき物が入っていなくて唖然とした。
前回に使ってから入れ忘れたのかと思ったけれど、今朝の玄関先を記憶の中で振り返ってみても、傘が置き去りにされているような光景に全く覚えがなく、小首を傾げたい気分になった瞬間に閃いた。
先週末にブレーキの壊れた自転車を雨に打たれながら走らせた土曜日、使うつもりがなくても最悪の場合に備えようと、鞄からリュックへと折りたたみ傘を移した覚えがあり、そのまま元へ戻していない事実に突き当たった。
しかも、リュックへ移す際に戻し忘れを心配していた覚えがあるし、あの日は帰宅した時点で体力が使い果たしていたから、折りたたみ傘を元へ戻すなんて作業を思い出す余地は残されていなかった。
何より心配していた状況を回避した時の安堵感は一生に強いはずで、不安だけ覚えているという事は間違えなく忘れていたと考えて間違えない。
傘がない状況を理解したところで空を見上げると、鞄を漁っている間に雨足が更に弱まったらしくて、風邪を引いていなければ躊躇なく飛び出す程度の雨量となっていた。
どうしようかと考えたけれど、迷っている間に雨足が強まっても嫌なので、何も考えずに雨の中へ飛び出してきた。
さて、これで風邪が悪化しなければ良いのだけど、どうなることやら・・・
急激な 気温低下が 風邪の元 ― 2011年06月17日 22時18分12秒
昨日の風邪は随分と楽になるも完治とは行かず、若干の気怠さを感じながら自宅の玄関を開けてみれば、傘の存在を完全に無視して体を濡らしていく霧雨が降っていた。
雨合羽の代わりに着てきたジャケットが倍の重さになるほど濡れてしまい、再び風邪が悪化するのではないかと心配したけれど、朝食の後に飲んでおいた風邪薬が効いていたので、仕事中は快調に作業へ集中できた。
風邪薬で症状が抑えられているだけの可能性も十分にあったけど、定時になっても体調に陰りが見えないところを見ると、薬に頼らなくても済む程度まで回復できていると思って良さそうだ。
ここ数日は気温の変化が急激すぎて全く感覚が掴めないけれど、今日の様子から就寝時の装備を1枚ほど増やすした程度が良いらしい。
そうなると今日までは布団の枚数が足りずに凍えながら寝ていた事になり、寒さによる睡眠の浅さが延々と続く眠気や、今回の風邪を引き起こした推測されて、安定しない天候への対応の難しさを痛感させられた。
今夜も昨日と同様の気温だから布団の枚数で悩む心配はないけれど、今後のことを考えると軽く憂鬱な気分になってくる。
不安定な季節感は知勇温暖化の影響だと考えられるけど、東日本大震災から始まった脱原発が叫ばれている昨今、当座の代替発電として火力が用いられるわけで、そうなれは二酸化炭素の排出量が増大してしまう。
そうなると地球温暖化を加速させる結果となり、更なる異常気象を引き起こしかねないわけで、直接的な影響を考えると原子力の方がマシに思えて仕方がない。
放射能なんて影響が現れたとしても数十年先の話なのに対して、地球温暖化の問題は現時点において芽を吹いているのだから、優先すべき課題がどちらなのか改めて考えて欲しいものだ。
雨合羽の代わりに着てきたジャケットが倍の重さになるほど濡れてしまい、再び風邪が悪化するのではないかと心配したけれど、朝食の後に飲んでおいた風邪薬が効いていたので、仕事中は快調に作業へ集中できた。
風邪薬で症状が抑えられているだけの可能性も十分にあったけど、定時になっても体調に陰りが見えないところを見ると、薬に頼らなくても済む程度まで回復できていると思って良さそうだ。
ここ数日は気温の変化が急激すぎて全く感覚が掴めないけれど、今日の様子から就寝時の装備を1枚ほど増やすした程度が良いらしい。
そうなると今日までは布団の枚数が足りずに凍えながら寝ていた事になり、寒さによる睡眠の浅さが延々と続く眠気や、今回の風邪を引き起こした推測されて、安定しない天候への対応の難しさを痛感させられた。
今夜も昨日と同様の気温だから布団の枚数で悩む心配はないけれど、今後のことを考えると軽く憂鬱な気分になってくる。
不安定な季節感は知勇温暖化の影響だと考えられるけど、東日本大震災から始まった脱原発が叫ばれている昨今、当座の代替発電として火力が用いられるわけで、そうなれは二酸化炭素の排出量が増大してしまう。
そうなると地球温暖化を加速させる結果となり、更なる異常気象を引き起こしかねないわけで、直接的な影響を考えると原子力の方がマシに思えて仕方がない。
放射能なんて影響が現れたとしても数十年先の話なのに対して、地球温暖化の問題は現時点において芽を吹いているのだから、優先すべき課題がどちらなのか改めて考えて欲しいものだ。
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