風邪気味の 体を押して 雨の中2011年06月11日 19時50分56秒

今日は後輪のブレーキワイヤーが切れてしまった事に加えて、通院やらauひかりの解約に伴う諸々の交渉といった予定もあり、忙しい給仕となると予想していたのに、風邪の気怠さから起床するのにさえ苦労した。
風邪の原因は睡眠不足による体力及び免疫力の低下と、就寝時から明け方にかけての室温低下が予想以上に厳しくて、寝ている間に掛け布団を蹴り飛ばして薄着で寝ていた事にあるようだ。

鉛のように瞼が重たい状態のまま意識を浮上させた際に、腕が冷たくなっていた事に加えて風邪っぽさを感じて、薄着にし過ぎたと後悔しながらも気怠さから動く気力が持てず、掛け布団も引き上げずに惰眠を貪っていた。
寒さを堪えながらの起床予定時刻まで惰眠を1時間も続けて、忙しい休日に寝坊は厳禁と必死の思いで起床したけど、風邪の症状が進行して「っぽさ」という形容が不必要な状態となっていた。
普段なら朝に風邪の初期症状を感じたとしても、昼過ぎまでは動き出してしまえば何とかなって、本格的に辛くなってくるのは昼過ぎ14時頃というパターンが多いのに、今日は朝食の準備から既に息を荒くしていた。

体を動かして感覚が麻痺させる事で仮初めの元気を手にするも、玄関を開けた瞬間に見えた雨天の空模様で、見ただけで気力が削がれる色に溜息しか出なかった。
しかも、気温が上がってきて雨具を装備すると蒸し焼きになりそうだし、後輪ブレーキが使えない自転車を傘を片手に制御できる気がしなくて、安全を優先すると雨に打たれての強行突破しかないように思えた。
家を出た時点では耐えられるレベルの雨量だったし、風に乗る雨雲の匂いから雨足が強まる前に病院へ到着できる気がしたので、リュックに折りたたみ傘を忍ばせてから家を飛び出した。

風邪を引いている体調で雨に打たれる愚かさに呆れながら走り続けて、病院まで残り4分という地点に到達した所で急激に雨足が強まってきて、髪の毛から水が滴り落ちるほど盛大に濡れてしまった。
しかも、雨足が強まり始めてから信号に何度も止められて、僅かであるはずの距離が異常に長く感じられたのに、何故かリュックから折りたたみ傘を取り出す気になれず、水を滴らせながら強行軍を敢行していた。

耳鼻科医院で受付を済ませて1時間ほど待たされている間に、自転車を買い換えてこようと再び雨の中へ飛び出した。
普段から利用している自転車屋は耳鼻科医院の近くにあるし、既にずぶ濡れの状態だった事もあって、やはり傘は出さずに強行突破をしてきた。
先月にもらったカタログから品選びは済んでいたけど、後輪ブレーキが壊れている状況にあるため、店の在庫から選び直す事も視野に入れながら交渉の末、サービスで修理してもらっての入荷待ちとなった。
発注と併せて定番の改造として、サドルをスポーツタイプの細身に交換してもらって、片足スタンドを両足スタンドへ取り替えてもらう依頼をして、古い自転車の処分費用も含めて合計5万6千円の会計となった。

自転車屋から病院へ戻ると体力が尽き果ててしまって、本来なら小説の下書きを行うべき時間を居眠りで潰す格好となって、Toda氏との昼食会や買い物の最中も終始において眠かった。
そんな状態で帰宅した事もあって、帰宅してからも睡魔の猛攻に遭っていた影響で記憶が飛んでしまい、auひかりの解約に関する電話の事を完全に忘れていた。
夕食時になって思い出したけれど、既に気力も尽きていたので明日に繰り越しという事にしたが、何となく思い出せないまま日暮れを迎えていそうな気がする。