今度こそ 台風過ぎて 残す傷2009年10月08日 21時18分12秒

昨日の日中に気圧配置図の予報を見ていた時、最終ページまで行くと台風が北海道まで移動していたから、関東地方を暴風圏内に納める辺りから加速して、夜の内に抜けてしまうものとばかり思っていた。
そのため今朝になって天気予報を見ていると、本州の真ん中に陣取って長野県へ照準を合わせている台風を見た瞬間は何が起きているのか理解できなくて、驚きも忘れて呆然としてしまった。

勘違いの原因は俺が見ていたサイトでは予報が 1時間おき 6時間分が公開されているのだけど、気圧配置図に関しては日単位で 3日分が出されていたから、表示の違いに全く気が付いていなかったが故の失態だった。
昨日の記事で思いっきり勘違いをした状態で書いてしまっている事が何よりも恥ずかしい。
俺の記憶が確かなら、記事の後半で天気図を読み違えているため「もう台風は終わった」という雰囲気で記事を書いていたはずだ。

恥ずかしさから記事を消して証拠隠滅を計ろうと思った瞬間もあったのだけど、今まで貫き通してきた 1日 1記事に穴を開けるのも嫌だったし、失敗も自虐ネタとしてブログに含めた方が良いような気がした。
とはいて、やはり改めて昨日の記事を掘り起こして、勘違いに影響されて変なことを言っている箇所を洗い晒したりされるのは恥ずかしいけれど、それを楽しんでもらえるなら・・・とか思ったり思わなかったりで、複雑な気持ちだ。
もっとも俺の文章は上手くないから、勘違いしている事さえも伝わっていない可能性もあるので、期待は程々にした方ががっかりせずに済むと思う。


今はまだニュースを良く見ていないので、今回の台風がどの程度の爪痕を残していったのか分からないけれど、俺の住んでいる地域では傘の出番が殆どなかった。
それでもしっかりと影響は及んでいて、今朝の出勤ラッシュは強風によって都心のJRが全滅してしまい、俺も池袋へ到着する所までは順調だったのに、そこからの足が完全に途絶えてしまった。
私鉄の車内アナウンスで辛うじて動いていると言われていた路線も、俺が到着した頃に運転を見合わせてしまっていて、風の影響が成そうな地下鉄まで運休してしまったのが痛かった。

足止めをされた状態で他のルートがないか模索して歩き回っている間に、地下鉄の 1つが運転を再開したのだけど、その時点で唯一の移動手段となっていたため人が殺到して酷い状況だった。
何とか人の少ない車両を見つけて滑り込んでみたけど、周りに女性客が多かったために余計な気を遣わなくてはならず、通常以上にしんどい鮨詰め乗車で、たったの 3駅分で随分と疲れてしまった。
それでも混雑する路線から早々に外れて、ローカル線へ乗り継ぐことが出来た俺は幸福だった方なのだろう。

しかし、会社の最寄り駅へ到着して地下から抜け出した時に見えた綺麗な青空が何とも言えず印象的で、見入る隙も与えずに吹き抜けていった突風は衝撃的だった。
本当に台風一過の青空を思わせる美しい青空なのに、吹き荒れている風は紛れもなく暴風圏内にあるのだと嫌でも思い知らされる。
俺は強風や突風に慣れているから平然としていたけれど、風に飛ばされそうになっている人を何度か目にする機会があって、本当に台風の猛威が目の前にあるのだと少しだけ実感できた。