真相が 遠退くばかり 新事実: 【まったり空間】

ここ最近のワイドショーは横綱による幕下力士へ対する暴力事件の話が延々と繰り返されている。
事件に対する真実の追究よりも報道としての面白さが追求されている印象で、新事実や新証言が続々と出てくるのに真相究明の本丸となる被害者が全く出てこない。
それどころか被害者側を悪人として扱ってみたり、加害者側を悪者にしてみたりと心証操作で事態が二転三転しているように見せ掛けながら、その実は何も動いていない状況が延々と繰り返されている。

どちらが良いとか悪いとかの話はどうでも良くて、暴行事件として立件されている以上は何らかの事情があろうと悪である。
しかし、被害者の提出した診断書が奇妙な事になっていて、下手をすれば暴行事件と呼べるほどの怪我を負っていない可能性も見え隠れしており、嘘だった場合は公文書偽造などの別件が発生する。
怪我の程度がどうであっても暴行の事実は変わらないわけで、問題が２つに増えるというだけなのに報道だと片方の追求しか行われていない。

俺としては馬鹿らしいとしか思えない話なのだが、今日になってネット上では以前にあった八百長問題を引っ張り出して、八百長を持ちかけた所で断られた腹いせに暴行されたのだと言い出す阿呆が出てきた。
恐らくは報道各位もこの流れに乗ってきそうな予感がしていて、真相究明から遠退くのだろうと呆れてみている。

他に報道すべきニュースがあるはずなのに、流行りのネタばかり追い掛ける報道姿勢に対して疑問しかなくて、どこもかしこも同じ話しか報道しないなら１社にまとめてしまえば良かろう。
こういう同じ話の繰り返しを見たい奴等に専用のチャンネルを与えてやって、普通に真っ当なニュースの見たい人の枠を広げてもらいたいものだ。