老人が ハンドル握る その末路2015年10月29日 23時43分23秒

今朝のニュースで自動車が歩道を暴走して、歩行者を何人も巻き込むという痛ましい事故が報道されていた。
逮捕された老人は以前から痴呆症を発症しており、歩道と車道を勘違いしたと警察の問いかけに答えていたとの話もある。
最初は危険ドラッグなどの薬物中毒者が起こした事故かと思ったら、惚けた老人が自動車を歩道へ突っ込ませた事件というから恐ろしい。

この手の歩道を自動車が暴走する事故はここ数年で幾つか耳にしているけど、薬物中毒や心臓疾患を患っていたなど特殊なケースが殆どであった。
しかし、今回は痴呆症と大して珍しくない病気が原因となっていて、高齢化社会へ突き進んでいる現状を考えると、似たような事例が多発するのでないかと不安になってくる。

痴呆症の老人から運転免許を剥奪しなかった事がを問題視されそうだが、危険と知りながら運転し続ける輩が自己申告などするはずがない。
病院で痴呆症と診断されたら剥奪するにしても、免許証は持っていないと嘘を付かれた時点で病院に為す術がなくなる。
すべての痴呆症患者を警察へ届けるような仕組みは、守秘義務や個人情報保護の観点から難しいだろう。

更に言えば、痴呆症であると自覚していない老人も多く存在して、惚けていると認めたくないと頑なに通院を拒否する輩もいるだろう。
それに何より痴呆症を発症しているのだから、無免許である事を忘れて運転し始める老人も出てくるだろう。
要するに、痴呆症を発症した後で運転免許を取り上げても意味がなくて、一定の年齢に達したら強制的に運転免許を剥奪する必要がある。

年齢による運転免許の剥奪は痴呆症になって色々と忘れたとしても、自動車を運転しようなどと思わないように元気な頃から、運転できないと思い込ませておく必要がある。
それこそ5年くらい自動車のない生活を送っておくべきと認識する。
それこそ50代の後半に差し掛かったら運転できないなど、思い切った対応が必要そうに感じられる。

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