幸運の しっぺ返しは 何時に来る?2011年03月17日 19時01分10秒

今日は冬の寒さが舞い戻ってきた影響で暖房の需要が高まった事を受けて、電力が足りなくなって大規模停電の恐れがあるとの報道があり、早々に仕事を切り上げて帰宅の途についている。
大規模停電が発生する前に帰宅を試みているのだけど、昨日の帰り道に入場待ちのショートカットへ成功したり、今朝の電車で座席を獲得できたりと幸運が続いていたため、大きなしっぺ返しが来てしまいそうだと怯えている。

嫌な予感ほど良く当たるもので、現状は昨夜にショートカットした入場待ちの行列に並んでいるのだが、列が長すぎて駅の外へ並ばされている。
昨夜に利用した裏口的な改札口が閉鎖されていたので、地下よりはスムーズだと聞いた地上の改札口へ向かったけれど、まさか外に立たされるとは思わなかった。
1回目の入場解除で屋根の下まで動けたけれど、夕闇が迫る中での移動は夜盲症の人間にとって冷や汗が吹き出すような苦行だったが、何とか最後まではぐれずに進む事ができて安堵している。

混雑が目立っていた私鉄が4割運行であるにも関わらず、座席に空きがあるほど余裕のあったJRは9割の運行で走っていたらしい。
大規模停電の危険を避けるため、東京電力からJRへ電力使用を控えるように要請があったらしいが、計画停電の対象地域に住んでいて節電の努力をしている人間としては怒りを禁じ得ない。
経済への影響を考えてか計画停電の対象から外れている東京23区内では、ダイソーの店舗でエレベーターが稼働していたりと、停電なんて他人事と言わんばかりの対応が目立っていた。
自分に火の粉が降りかからないと真面目に取り組もうとしない姿勢は、見ていて腹立たしいばかりか同じ日本人として情けなくなってきてしまう。
被災地へ億円単位の義捐金を送った企業が話題となっている時だけに、自分勝手に思える振る舞いを見せられると、必要以上の嫌悪を感じてしまう。

そんな怒りを感じている間に入場規制が2回目の解除となって、無事に改札を抜けられたけれど目の前にある電車は既に満員状態だった。
アナウンスが「階段付近は込み合いますので、ホームの中程までお進みください」と繰り返していたので、下り線用となっている階段を目指して突き進んでみると、やはり件エスカレーターの裏にある車両は随分と空きが見られた。
再び集団心理の裏を突くことで安定した足場を確保しての乗車へ成功し、今のところショートカットに失敗した以外の不運がないまま、地元まで帰り着けそうな雰囲気となっている。

幸運に対するしっぺ返しが何時なのかと不安なのだが、実はこのまま地元へ到着しても計画停電の真っ直中で、交通事故に巻き込まれる可能性が残っており、運の良さを喜べずに嫌な予感が膨れ上がるばかりだ。

さて、停電地域へ入ってアンテナがなくなる前にブログの投稿だけ住ませておくとしよう。