浅はかな 知恵が招いた 大事件2011年03月04日 22時02分21秒

大学入試の試験中に英文問題が質問サイトへ投稿されて、3分後に回答が掲載されていた事が明らかとなって、試験の残っている大学は時間のない中で監督体制の見直しに追われたりと、随分と大きな事件へと発展していた。
最初にニュースで事件のことを知った時は、ここまで大事へ発展すると全く予想していなくて、日増しに扱いが大きくなっていく様を見ながら唖然としていた。

試験中に問題文を質問サイトへ投稿できるのかも疑わしいし、手打ちでは時間が掛かりすぎる事から文字認識を用いる必要があり、必然的に携帯電話の限られた機種を用いる事になる。
不正行為が行われた日に試験を受けていた受験生の中から、文字認識の機能を備えた携帯電話の所有者が調べられれば、質問サイトの回答と答案を見比べれば犯人の特定は容易に思えた。
ましてや、試験時間に通信を行っていたか否かは料金計算のため、携帯電話のキャリアが保存しているわけで、IPアドレスを偽造していても足が付くはずだ。
それに携帯電話から投稿しているのであれば、個体識別番号がサーバに記録されているはずなので、犯人を特定する事は難しくない。

何より不正行為を働いた犯人が書くであろう回答が判明しているだけに、不正の痕跡が残っている時点で隠れる意味さえ失っていた。
カンニングを行う上での絶対条件さえも見失う馬鹿の起こした事件だけに、サクッと犯人が捕まって歴史の闇へ消えるのだとばかり思っていた。
今日のニュースで犯人の予備校生が逮捕されたニュースより、大学が取った監督体制の改正の方が大きく報道されていて、既に世間の注目は既に犯人逮捕から外れているように思えた。

どうせ見直すのであれば入試の基準から変えてしまって、小学校から高校までの成績表に重きをおいて、最低学力を計る最小限の入試問題だけを溶かせるようにしたら良いだろう。
そうやって普段から真面目に勉強さえしていれば大学へ行けるようにして、即凝視県を現在の入試のごとく難しくしてしまえば、大学へ入学してから腐るゴミ共を排除できる。
そもそも入学が難しくて卒業が簡単とか、本末転倒な気がしてならない。