意外にも 身近にあるよ 放射能2011年03月23日 20時57分18秒

福島の原子力発電所の事故が発生して以降、マスメディアの半端な報道が繰り返されていた影響もあって、放射能に対する過剰反応が目立っている。
俺の周辺でも大学の同窓生であるT社員やToda氏が過剰反応を示しており健康被害の心配する発言を繰り返していて、横で聞いているだけで苛立ちを覚える場面さえもある。

そもそもに日本の放射線基準値は「1年に渡って浴び続けた場合に、幼児の体調への影響を出る可能性が懸念されるレベル」であり、基準値を越えても直後に影響が出るような数値ではない。
海外へ目を向けてみれば、常に日本の基準値を上回る放射線が観測される土地もあり、大騒ぎするほどの数値は出ていないにも関わらず過敏な反応を見せられると、聞いている方が疲れてしまう。
何よりも放射線は日常生活に縁遠い存在ではなくて、太陽光などにも微量ながら含まれているし、放射線治療やレントゲンなどの医療分野にも活用された身近な存在なのだ。

原子力発電所の事故に関して、炉心溶融が起こるかも知れないと心配されている件で、T社員は放射性物質が露出すると核反応が発生して、チェルノブイリのような爆発が起こると思っていたらしい事には驚いた。
炉心溶融によって引き起こされる問題は、放射性物質が漏れ出して放射能汚染が拡大する事にあり、核反応が起こって大爆発なんて事態は心配する必要がない。
核反応は高圧や高温といった条件を揃えなければ起こらないデリケートさを持っており、空気に触れた程度の事で始まってしまうほどに簡単な反応ではない。

マスメディアが正しい知識を持たないままに、中途半端な情報を提供しているから誤解を招くのだと思うけど、知ろうとする努力をすべきだと思う。