不幸しか 求めていない こいつらは・・・2019年04月18日 23時20分56秒

トロッコ問題と呼ばれる命題がある。
暴走するトロッコの進む先には危険を察知していない作業員が線路上で作業しており、分岐点を片方へ5人、反対側に1人が立っている。
自分は分岐点に居て、レバーを操作する事でトロッコの針路を変更できる立場であり、今のままなら5人の方へトロッコが進行する状況に対して、どのような行動を取るかという命題である。

このトロッコ問題に対して、レバーを操作するかどうかの2択では寝覚めの悪い結末しかないので、第3の選択肢が欲しいと切望されていた。
そして、ついにレバーを中立にすればトロッコが脱線するため、被害者を出さない理想的な回答が提示されて、素晴らしいと絶賛されるツイートが3日程前から流れていた。
この話題をテレビのニュース番組が取り上げていたのだけど、話を聞いていないのか最初からある犠牲者を前提とした2つの選択肢で議論し始めた。

その状況は単に話を理解できない愚か者共というだけでなく、犠牲者の出ない選択肢を知っていながら、あくまでも死傷者の出る結末しか望まない姿勢であると示している。
誰かを不幸にしなければ納得できないと言わんばかりの議論に対して、報道メディアと名乗る連中が他人の不幸を蜜としか見ていなくて、甘い汁を吸うためなら見ず知らずの誰かに何があっても構わないのだろう。
そういった醜悪な姿勢の滲み出る議論展開に恐怖さえ覚えて、振り込め詐欺も新しい手口や巨額な被害金額の事例がほしいからと、報道メディアが何処かに依頼して実行させていたと言われても、俺は驚かず素直に納得するだろう。