聞く限り 自白に思え 呆れ顔: 【まったり空間】

女子レスリングで五輪４連覇を果たした伊調馨選手が練習できない環境に追いやられるとの告発状へ端を発して、レスリング協会の強化本部長が圧力を掛けている張本人と名指しされている。
この騒動に関して、名指しされた当人へ非難が殺到している状況に関して、所属する至学館大学の学長にして、レスリング協会副会長の肩書きを持つ記者会見を開いた。

この学長の話を聞いていると、選民主義者に通じる発想の持ち主であるように見えて、こんな人物が幹部に居座っている組織ならセクハラやパワハラが横行しても不思議でないと感じられた。
「伊調馨さんは選手なんですか？」との発言に至っては、引退を宣言していないのに選手であると認識していないとも受け取れてしまい、この言質だけで多方面へ十分な圧力を掛けられると推測される。
しかも、東京五輪を目指しての練習姿勢が見えないので選手でないと思っている節があり、練習場を奪えばレスリング協会副会長に選手でないとの認識を刷り込める事になる。

練習場を奪うという嫌がらせは随分と遠回りに思えたけれど、協会のトップをコントロールできるとなれば直接的な大きな打撃を与えられるし、場合によっては揉み消しにさえ活用できる。
あそこまで古臭い思考に染まった人間を組織の幹部へ据えていたら、正常な運営が継続できるはずがなくて、選手が可哀想だと同情の念しか出てこない。