【まったり空間】

今日は秋葉原で夜から同窓生を集めての飲み会があって、折角に遠出するからと電気街を見て回るつもりで、１５時に現地入りする予定を立てていた。
秋葉原までの移動に１時間も掛からないので、今日は遅くまで寝ていられる予定だったのに、日差しの暑さから朝９時に目を覚まして欠伸を繰り返しながら起床した。
目が覚めるほどの暑さを生み出す日差しならば、久しぶりに布団を干すのも悪くないと思った事も早めに起床した理由だった。

起床してPCの前に座っていると、Tiwitter越しに幕張で行われているイベント会場で、俺がサービス終了後も愛して止まないニコアプリ「ぷちっと★ロックシューター」の元プレイヤー達が会っている様子が伝えられていた。
飲み会の予定が入っていたし、会場となる幕張まで遠かった事に加えて、イベント自体に興味もないからと参加しなかったのだけど、５人も会ってみたい人が行っていると分かって、時を追う毎に後悔が強くなっていった。
色々な人がお互いに会っているとの話を聞いてから行ったとしても、移動に２時間も掛かることを考えると無駄足となるわけで、諦める他にないと分かっていながら後悔を繰り返していた。

そんな後悔に埋もれながら電車へ乗り込んで秋葉原へ向かい、Toda氏と合流して電気街らしさの薄れた町を散策して回っていた。
昔なら食事をする場所に困っていたはずが、今では歩き回っていると腹の虫を刺激する匂いを出す店舗が増えていたり、歩行者の顔を見ていても観光客と思しき人がさらに増加していて、何とも歩きづらい街へと変わっていた。
色々と変化の激しい街だから仕方ないのだろうけど、俺らは裏通りにうっすらと残っている電気街らしい店へ入ると落ち着くわけで、時代が変わろうとも古巣である事実を確認できる事に安堵した。

散策している途中で飲み会へ参加者の１人から連絡が入って、去年に飛び入りで参加したイラストレーター１００人の作品展へ誘われた。
前回も飛び入りで参加したのだけど、飲み会の都合で１時間ほどで見回らねばならなくて、大慌てで見回る羽目となった過去を思い出して遠慮したのだけど、全作品が載っているカタログだけ買ってほしいと頼んでおいた。
後で聞いた話によれば、カタログやグッズを購入するために２時間も待たされたらしく、飲み会の幹事という遅刻できない立場を考えれば、参加しなくて正解だったと思える。

カタログは無事に入手してきてもらえたので、飲み会の席でパラパラと流し読みしながら楽しませてもらいながら、好きな絵師さんのイラストは一瞬で判別する自分に苦笑していた。

飲み会は大学の同窓生ばかりを集めている事もあり、同窓会といった感じで特に話題を振ったりしなくても盛り上がっていたけど、仕事関係の話が増えている辺りは年齢を感じさせられた。