[小説:P★RS 半裸さん日記] part72012年10月28日 20時17分46秒

第一話がこちらになります。
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半裸さんは拗ねるディーナちゃんの頭を撫でようとしますが、避けられたので仕方なく椅子へ座り直しました。
「マスターはバウンティハンターを導いてくれる『誰か』で、人によって捉え方や感じ方が違う謎な人物の総称だよ。」
半裸さんの説明に対して、ディーナちゃんが意味が分からないと言いたげに眉を寄せました。
「異世界の友人、自分の別人格、神様やら仏様やら何やら言い様は様々さ。見守ってくれて、応援してくれて、とても暖かくて信頼できる人という部分は共通かな。」
半裸さんは身振り手振りを駆使して、必死にマスターの素晴らしさを表現しようと試みますが、今一つ伝わっていない様子です。
「マスターが付いている事がバウンティハンターとなるための条件に含まれるほど、とても大切な存在なんだ。」
感慨深げに頷く半裸さんに対して、ディーナちゃんは今一つ飲み込めずに訝しげな表情を浮かべていました。

「胡散臭いけど、そのマスターがあんたをオレの所へ連れてきたと?」
ディーナちゃんがやや生温い視線を半裸さんへ向けながら聞いてきます。
「散歩に行こうと思ったら、森へ行こうと言われて、ディーナちゃんと出会ったの。あとディーナという名前もマスター発案ね。」
「で、そのマスターは今もそこにいるわけ?」
半裸さんの表情が少しだけ寂しそうに陰りましたが、ほんの一瞬で元へ戻ります。
「ううん、隣には居ないよ。ボクのマスターは照れ屋だからテレパシーで囁いてくるだけなの。窓や空にマスターが映って見える人も居るけど、ボクは見た事がないね。」
「映って見えるなんてホラーじゃんか。」
ディーナちゃんの素直な感想に、半裸さんが苦笑を浮かべます。
「そうだね。慣れるまで怖いかもね。」

半裸さん達がマスターについて語り合っていると、ドアを開けてワリトちゃんが入ってきました。
ディーナちゃんがその事へいち早く気付いて、ビクッと体を強張らせて、腰を椅子から浮かせました。
「おや、ワリトちゃんか。今度は寝惚けてないみたいだね。」
半裸さんが振り返って声を掛けると、ワリトちゃんは無言のまま小さく頷いて歩み寄ってきました。
ワリトちゃんは半裸さんの隣まで来ると、テーブルへ手を掛けて、膝の上へよじ登ってきました。
半裸さんも抵抗するでもなく、むしろ通り道を空けて待ちの体勢を取っていました。
「ディーナちゃん、怖がらなくて大丈夫だよ。寝惚けていたりしなければ、優しくて可愛い子だからね。」
そういって膝に座ったワリトちゃんの頭を撫でてやります。
ディーナちゃんは大人しく撫でられているワリトちゃんの様子に安心したらしく、椅子へ腰を下ろしました。

「そうそう、ワリトちゃん。あの子はディーナちゃん、今日から新しい家族だから仲良くしてあげてね。」
半裸さんの紹介に対して、ワリトちゃんが右手を上げる仕草で挨拶を送ります。
ディーナちゃんはその挨拶へ応える事が、家族入りを承認する行為と解釈されると分かり、そっと目を逸らそうとしました。
しかし、ワリトちゃんの無感情な瞳から目を外す事ができません。
そうしている間に、ワリトちゃんが右手を軽く引き戻してから、先程より勢いよく突き出して挨拶を催促してきました。
無表情だけに何を考えているのか分からないワリトちゃんに気圧されて、ディーナちゃんがゆっくりと右手を挙げます。
「よ、よろしく。」
ディーナちゃんが顔を強張らせながら挨拶を返すと、ワリトちゃんが満足した様子でOKサインを見せます。
そして、ワリトちゃん以上に満足げな表情を浮かべていたのは半裸さんでした。

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初めての お絵かきチャットで 夜更かしを・・・2012年10月28日 20時48分36秒

9月にサービスを終了したニコアプリ「ぷちっと★ロックシューター(以下、P★RS」に関して、元プレイヤーへ対してTwitterやSNSで呼び掛けて、お絵かきチャットをやろうという企画が持ち上がっていた。
そのお絵かきチャットが昨夜22時から開催される事となって、絵心のない身でありながら参加させてもらってきた。

俺はサービス中にシステムの枠内でしか交流を持っていなかったけど、同じゲームを遊んでいた者同士だけあって、初めての人とも簡単に打ち解けられて本当に良かった。
人見知りの性質が強くても共通の話題があれば、そこから打ち解けられるのだと感心しながら、楽しい時間を過ごさせてもらっていた。
サービス中から特に仲良くしていた人が1時間ほど遅れて参加してきて、俺を代表するキャラである半裸ちゃんを描いてくれた辺りから更に楽しくなってきた。

楽しい時間はあっと言う間に過ぎていき、深夜1時を過ぎていてもお絵かきチャットの勢いは衰えを見せなかった。
このままだと夜明けまで続きそうな雰囲気さえ感じられて、限界を感じた時にすぐ眠れるようにしておこうと、一度駐在して入浴や歯磨きを済ませる事にした。
そして、30分ほど過ぎて戻ってきてみると、先程に書いてもらった半裸ちゃんがバスタオル姿に変わっていて、盛大に笑わせてもらったり何だとホントに楽しかった。

そんな調子で深夜3時まで起きていたので、今日は12時過ぎまで布団の中で過ごしていて、起きてからも頭がスッキリしないと言いながらダラダラとしていた。
そして、気付けば夕暮れ時を迎えているという有様で、殆ど何もしていないままに日曜日が終わってしまった。

先週の 記憶が飛んで 二度手間に・・・2012年10月29日 22時41分37秒

土曜に深夜3時過ぎまで夜更かししていた影響が抜けきらず、仕事中に集中力を発揮できなくて夜遅くまで残業する羽目となった。
単純に残業するだけであれば良かったのだけど、途中で気分が悪くなったりと体調に陰りが見え始めて、嫌な予感から心拍数を調べてみれば1分間に50回まで落ち込んでいた。
心拍数が下がっているから気分が悪いのか、体調不良の余波で脈拍が遅くなっているのか不明だけど、1つの異常な数値を目にすると気力が折れてしまって、立ち直るのに随分と時間を食ってしまった。

仕事の進捗は残業したにも関わらず遅れ気味に終わっていて、その原因は普段なら休日を挟んで次の作業や留意点を忘れず、週明けというブランクを挟まずに仕事へ取り掛かれるのに、今週は記憶が殆ど残っていなかった。
そのため作業を開始するまで余計な時間を喰ってしまった上に、使用上の問題で不格好となっている箇所を整理してしまい、二度手間を被ったりと幾つもの無駄に時間を使う羽目となった。
そのロスタイムを補うために残業する事となったのだけど、それさえも体調が伴わなくて大した成果を上げられなかった次第だ。

仕事の進まないと悩んでいる時にG社長とT社員がPSO2を遊んでいて、そのゲーム音に集中力を乱されて苛ついたりと、精神的にも安定感が損なわれつつある。
とりあえず、憂さ晴らしも兼ねて体を動かす予定だけど、週初めの月曜から疲れていてどうするのかと呆れるばかりだ。

色々な 共学続き 呆然と2012年10月30日 22時59分51秒

現行のメインとなる案件はこれ以上に機能追加を行わず、細々とした改変と不具合の修正しか行わないと聞かされたい。
それが毎週に行われている定期の打ち合わせで、更に4つの機能追加を言い渡される事態となって唖然とする他になかった。
今の開発ペースでは納期までに完成する見込みが低すぎて、危機感より諦めの方が先に建っている心境から開き直ってしまい、定時後に殆ど作業する気が起こらなかった。

そんな状況で定時後の時間を過ごしていると、G社長が先日にPSO2で入手したレア武器「錦」を譲ってくれるというので、アイテムを安全に受け渡すため有料会員へと昇格したりとしていた。
アイテムの受け渡しは正常に終了してから、有料会員でしか利用できない機能を弄くり回したりしていたら、いつの間にか残業と同じくらいの遅くなっていた。
譲る受けたレア武器「錦」はステータス不足で装備できなかったけど、先の見えないほに遠いわけでもないので、久しぶりに気合いを入れてレベルアップに勤しもうと考えている。
そんな思いとは裏腹に仕事が苛烈を極めようとしているわけで、良いニュースと悪いニュースが同時に訪れた複雑な気分での帰り道となっている。

ここ数日に運動不足を痛感して帰宅後に木刀を振っていて、トレーニングの成果を数値で確認できるようにしたいと考えて、体脂肪率計へ乗ってみたら想像以上の数字が表示されて驚いた。
考えてみれば半年ほどまともな運動をしていなかったので、仕方ないというか当然の結果ではあるのだけど、ここまで酷い数字を目にするとは全く考えていなくて驚愕するばかりだった。

その数字は今日からでもトレーニングメニューを倍増させようかと、本気で考えてしまうほどの衝撃を与えていて、仕事絡みの憂さ晴らしも重なって気合いだけは十分な印象だ。
この調子ではサイクリングへ出掛けても途中で力尽きる恐れもあって、今後に予想されるハードスケジュールを乗り切るためにも、頑張って身体を引き締めながら体力を取り戻したい。

投げやりに なるかも知れぬ 危うさで・・・2012年10月31日 22時36分03秒

昨日に作業が絶望的でないかと呆れるほど増えてしまい、唖然としながらも異常な作業量に精神が追い付かなくなって、妙な開き直り方で職務法規状態へ突入してしまっていた。
今朝から集中して作業へ取り掛かろうと思っていたけど、精神的なストレスから体調まで崩し気味となっている有様で、通常業務でさえ苦労する状態なので修羅場モードへ入れなかった。
体調不良のピークが午前中だったおかげで、午後から少しずつ調子が上がってきて吐いたけど、マイナスから復帰した程度にしか回復してくれなくて、一昨日までのスケジュールにおけるノルマを達成するだけで精一杯だった。

午前中はただでさえ体調不良が辛いというのに、G社長の勘違いから苛つかされた影響が重なってきて、集中力が持続しないばかりかPCへ向かうだけでも苦痛を感じて、正しく四苦八苦としながら作業していた。
何があったのかを簡単に言うならば、G社長が言った気になっている作業を俺が忘れている事にされて、頭に疑問符を浮かべていたら「説明するのも面倒くさいから自分でやる」と吐き捨てられた。
しかも、G社長はサンプルという単語だけで片付けていて、何の事かさっぱり分からなかった故に「聞いていない」とも言えず、ただただ苛つかされるのみという不条理を味わっていた。

そんな調子で午前中を過ごしていたのだけど、昼休みへ入った直後は披露と不調から食欲よりも眠気の方が勝ってしまい、作りたてを出してくれている折角の弁当を冷たくなってから食べていた。
午後になって元の予定ならラストスパートとなったはずの作業へ突入して、明日中に完成しそうな所まで作業を進めてノルマ通りだけど、何とも言えない空しさばかり感じながらの帰宅となっている。
完全にモチベーションが下がってしまって、色々と投げやりになりそうな危うさを感じる。