思い出の 引き出し方を 忘れ気味2012年10月01日 22時41分02秒

関東地方を直撃する台風騒ぎですっかり忘れていたけど、今日から10月であと2ヶ月ですれば年越しとなる事実に驚いている。
年齢を重ねていくと月日の経つのが早く感じるけれど、今日に至っては日付を見ても殆ど実感が湧いてこなくて、空虚にと気を過ごしてきたような錯覚に襲われてしまう。
簡単に思い出せる所でもSNSへ初めて参加してみて、そこで多くの人と知り合ったり、彼等に触発されてコンビニの景品クジへ挑戦してみたりと、新しい事を幾つも経験している。
それなのに思い出を即座に引き出せない記憶力の低さが、時間の流れを早く感じさせる要因なのではないかと思えてくる。

それに楽しい事よりも苛立ちの方が印象に強く残ってしまうのも、人生をつまらなく感じさせる原因と成るので勘弁して欲しい。
しかし、実生活を見てみると頭の悪い連中が大人ぶっていたり、馬鹿をやっている方が平然と正義を訴えてきたりと、社会生活を送っていると行きづらさを感じる場面が多々あるのも事実だ。

今も混雑した電車で間を詰めない迷惑な老婆が隣に立っていて、左側から腕を伸ばして、俺の正面にある吊革を占有している。
立ち位置も中途半端なため、1人で3つの吊革を占拠している状態と迷惑極まりないのだが、先に乗っていた自分が正義があるとでも言いたげな顔をしている。
俺は吊革を捕まらなくて立っていられる脚力がある気にしないけど、更に混雑が酷くなってきた時は1人でも多く乗れるように、頭の悪い老婆を押し退ける予定でいる。

年寄りを大切にしろと言われる理由を考えるべきだ。
最近の老人は尊敬に値しない自己中心的な行動が目立っていて、そういう連中にまで敬意を表していられるほど暇じゃない。
親戚の中に尊敬すべきと思える老人が何人もいる影響もあって、世間に溢れている年寄りの程度が際だって悪く見えてしまう。

そんな薄汚れた世間の中で、楽しい事ばかりを見つけて生きていく事は難しいけれど、せめて思い出を忘れない程度の記憶力を保っておきたい。