寒すぎて コップのお湯で 暖を取る2009年12月16日 20時40分33秒

昨夜にリビングで最悪のストレス源となっている姉貴とニアミスをしてしまった影響が大きくて、今日は朝から体調を悪くしていたところに強烈な寒波が襲ってきて追い打ちを掛けてくれたから、随分と辛い一日となってしまった。
体調不良による寒気と足元から這い上がってくる冷気が相乗効果を及ぼしてくれた時間が特に辛くて、身震いが止まらなず手が思うように動かないばかりか、椅子に座っている事もままならなかった。

そんな状況では当然のように作業が止まってしまうので、必死に体を落ち着かせようと努めてみたものの、やはり基礎体力が落ち込んでいる状態では何をしても無駄だった。
自力では無理だと判断してG社長にお湯を出してもらって、コップを湯たんぽ代わりに暖を取りつつ、温かい飲み物で体の内側から暖めてやると、少しだけ楽になってくれた。
もちろん効果は長続きするものではなかったけれど、震えを止めようと手を擦り合わせているよりはずっとマシだった。
これでお湯の温度を読み違えてしまって、口の中を火傷するなんて馬鹿がなければもっと良かったのだけど、冷え切った指先で正確に温度を計れるのも困難だからと軽く諦めていた。

体調が優れなくて溜め息を混じりの生活をしていた日中、おやつ時を過ぎた頃からG社長の飼い犬であるユウ君が、外は寒かろうとの理由で室内へ招き入れられた。
先週の体調を崩している時なら暴れる事はないと安心できたのだけど、今週に入ってから元気を取り戻して、無駄吠えをしたりと素行の悪さまで復活しつつある事を考えると、室内へ入れることに嫌な予感がしてならなかった。

実際のところは飛んだり跳ねたりと大暴れする事こそなかったけれど、もっぱらG社長に擦り寄ったりして作業の邪魔をする場面は目立っていた。
元気なのは良い事だとは思うが、G社長の言うことを聞くつもりが全くないらしくて、時折に大きな声で注意している声が部屋を震わせていた。
そんな感じで未だに飼い主の命令を聞くことので着ないダメ犬だけど、どうやら俺に対する認識だけはしっかりと定着したらしく、俺が目に余る行為を注意しようと立ち上がると、逃げるように与えられた毛布の上へと戻っていった。

途中から俺が席に着いてしまえば暫くは動かないと思いこんだらしく、まるで子供の頃に遊んだ「だるまさんが転んだ」のような状況となっていた。
しかも、俺が視線をはずした瞬間に立ち上がって、G社長の所へ向かおうとした時、俺が勢いよく多違ったのを見た瞬間に何を思ったのか、歩き出しそうになっていた前足を降ろして、伸びをするなんて場面があった。
それはまるで甘えに行こうとしていた事を誤魔化そうとしているようで笑えたのだけど、何やら賢さの使いどころを間違っている気がして呆れもした。