不調でも 修羅場を迎え 覚醒す2009年06月05日 21時11分18秒

今日は出勤途中から体調不良の気配を感じていて、出社すると同時に風邪薬を服用したのだけど手遅れだったらしく時間の経過と共に症状が悪化していった。
そんな不調に悩まされている所に 1本の電話が入ってきて、今日に作業する予定だった案件の提出期限が15時になってしまった。
この案件は難しくないのが単純に面倒くさいタイプで半日ほどを費やして仕上げるつもりで出勤したのだけど、体調不良を考えれば丸一日を使う事になりそうだと思っていた。

それが15時、電話を受けたのが昼前なので実質的に 3時間くらいで完成させろとの指示が下ったことになる。
いきなり突きつけられた厳しいスケジュールを目の前にして、否が応でもトイレや昼飯を後回しにする覚悟で久しぶりの修羅場モードへ突入する他に術はなかった。
体調が良くても終わるかどうか怪しいとか泣き言が頭を過ぎったりもしたけれど、ほんの一瞬の出来事で無駄なことを考えている余裕などないと言わんばかりに排除されていた。

集中力の方は地獄の入り口となった電話から10分も待たずして最高潮へ達したのだけど、残念ながら体力が伴わなくて途中で何度も糸が切れたように思考が止まる瞬間を何度も経験した。
徐々に集中力が途切れる週間が訪れる間隔が狭まってきて、限界を感じ始めたところで何かの生前本能を呼び覚ましたのか妙に作業の進みが良くなってきた。
今にして思うと、恐らくは知恵熱と体調不良による発熱が混ざり合って、軽く精神がトリップしていたのではないかと推測される。

しかも、奇妙な好調を見せる直前に意味が全く分からないエラーに阻まれて絶望的な危機に冷や汗を流し始めていたから本当に助かった。
意識が別次元から引っ張り出してきた新しい発想が目の前に絶壁のように立ちはだかるエラーを解決する鍵となっていなければ、今頃にどうなっていたことか考えただけでもゾッとする。
逆に致命的な不具合をあっさりと解決して事で更に加速して、時折に意識を別次元へトリップさせながらも順調に作業が進んでいった。
そして、15時を目前に何とか完成まで漕ぎ着けることができたのだけど、色々な熱に頭をやられてしまって自分がどんな手順で作業をしていたのか良く覚えていなかったりする。

突然に現れた修羅場を乗り越えて襲い昼食を食べる事ができたのは良いのだが、そこへ至までの道程は果てしなく遠くて険しかったために色々と燃え尽きてしまった。
昼食を食べ終わって少し休憩をして別の作業へ戻る予定だったのだけど、強烈な睡魔に襲われて身動きがとれず 1時間以上もディスプレイと睨めっこをするだけの時間を過ごしてしまった。
それでもなお復活できず諦めて30分ほど仮眠を取ったのだけど症状は悪化する始末だ。

最後になって別件での不具合を見つけた所で再び危機感に押し出される形で作業へ戻れたけれど、まさに四苦八苦しながら対応していた。
やはり体調不良の時に修羅場モードを使う影響は大きいと痛感させられた一日だった。