二月の 時間を超えて ようやっと2009年06月28日 21時54分15秒

今日は朝から雲が日差しを遮ってくれたおかげで気温があまり上昇しなくて、先週の暑さから比べると過ごしやすい日曜日となってくれた。
過ごしやすかったと言っても、室温は平均で30度を記録していた涼しいとは言い難かったけれど、熱中症の危険を感じていた昨日に比べたら天国のような涼しさだった。
日差しによる暑さが和らいだ影響もさることながら、ここ数日の悩みの種となっていた湿気が風に流されて何処かへ運ばれていった事による爽快感が何とも言えず嬉しかった。
午後に大粒の雨が降り始めた直後は少し湿度が上昇して嫌な感じを受けたけれど、雨上がりから 1時間もすると再び風が湿気を持ち去ってくれて雨で冷やされた空気だけが居残ってくれて、本当に過ごしやすかった。

そんな引き籠もりをするのに最適な天候が訪れた日曜日、今日まで何度も思うように作業ができない状況を繰り返して、遅れが積み重なった挙げ句に修羅場の入り口が見え始めていた同人関係の仕事にようやっと没頭する事ができた。
しかも、ただ単に集中できただけではなく頭の冴えも同時に発揮される絶好調と呼ぶべき状態で作業に取り掛かれたから、今までの遅れを一気に取り返す事ができた。
最終的に何処まで行ったのかというと、来週末までに完成させる必要のある修正が殆ど完了している状態で、テストのみを残すという所まで辿り着くことができた。

それこそ「最初からこういう風に集中できていたら良かったのに・・・」と呆れてしまう程にあっさりと作業が完了してしまって、今はもう開放感に浸っている。
まだテストというプログラマが恐怖する段階が残っているけれど、今回の修正内容から考えて、大きな問題が発生する可能性は極めて低い。
そのため、現時点ではOKサインをもらったのと同じ気分で完全に緩んでしまっている。
この状態で何か重大なバグを見つけてしまったりすると、吐き気を催しかねない程にショックを受けそうな予感がするので、今のところテストは明日以降に回すつもりでいる。

問題が発生する確率は殆どないと言っても、ゴールデンウィーク中に仕上げたいとか言いながら 2ヶ月も遅れている事実を思い出すと、どうしても不安になってしまう自分が何とも情けない。
昔は自信を持って作業ができていたのに何が変わってしまったのかと考えてみると、学生時代は 1つの事に集中する時間があったのに対して、現在は色々とやりたい事が折り重なってしまっている。
その結果として 1つの事に集中しているつもりで別の心配をしている場面が多々あって、そういったムラが不安要素となっているのではないかと思う。

極端な事を言えば心配事を全て消してしまえれば、昔のような自信に満ちあふれた仕事ができるのかも知れない。
だけど、社会人になって将来や生活を自分で考えながら生きていく責任を背負っている限り、全ての心配事から解放される瞬間は存在しえない。
今日の絶好調にしたって本来は体調不良で頭がオーバーヒート気味となっていた事が幸いして、余計な事を考える余裕がなかった結果だったりする。
言うなれば、不安に押し潰されて挫折する寸前まで追い込まれた所で火事場の馬鹿力が発揮された感じなのだろう。
これも生存本能の 1つなのかも知れないが、追い込まれないと本来の能力が発揮できないというのは困ってしまう。

できることなら 1時間単位でもよいから 1つの事に集中できる状況を意図的に作り出せるようになりたいものだ。