存在の 意味も分からぬ 日傘かな2009年06月02日 20時43分36秒

通勤途中に 1車線と狭い割に交通量が多い踏切を渡るのだけど、その狭い踏切をフラフラと地位抱く蛇行しながら走っている自転車がいた。
運転していた女性は自転車の幅より運転手の胴回りの方が広いという程に太っていて、普通に走っていても邪魔なのに蛇行していたから下手なトラックよりも危なっかしかった。
俺は踏切の遮断機が下りている時点から動く障害物の存在を視認していたから反対側へ避難していたけれど、他の人達は随分と迷惑したことだろう。
しかも、その太った女性が真っ直ぐに走れない最大の理由は日傘を片手に指しながら運転をしていた事にあるというから始末が悪い。

俺が早々に避難した理由もただでさえバランスの悪そうな巨体が日傘を片手に携えている光景から、どう考えても真っ直ぐに走れるとはとても思えなかったからだ。
何より問題の踏切は遮断機から線路までの2mが小さくも急な坂道となっているため、俺でさえ傘を片手に信号待ちをしていると通過する際に少し緊張することがあるような場所だ。
つまり、片手運転をしているデブがまともに通過できるはずがないし、何より通勤・通学で人が多いとなればまるに決まっている。

幸いにして、俺は反対車線へ回避することができたけれど真後ろでブレーキ音が聞こえていた所を見ると、俺の後ろは正面から迫る肉塊に驚いて、前へ出る事をやめてしまったらしい。
あのデブは毎度の如くに対向車の方が避けてくれると思って、あんな無謀なことを繰り返している可能性を考えると、敢えて正面から突っ切ってやった方が良かったかと思ってしまう。

それにしても、あの太った女性の持っていた日傘に他人の迷惑を押し切ってまで持つほどの存在意義があるとは思えず、色々な意味で理解に苦しまされる人物だった。
ちなみに、俺が遠めに見た限りでも肌のシミは酷いし、そもそもに肉が弛んでいて見るに耐えないといった印象で、体のサイズに対して日傘が小さすぎて首から上が辛うじて陰に入っている状態だった。
何というか美容の面から言うと、最初にダイエットから始めるべきで肌荒れだとか何とか気にするようなレベルじゃなかった。

もちろん酷い日焼けをする体質の人だった可能性はあるけれど、そういった方々の対策として日傘の効果は脆弱すぎるし、何より自転車の片手運転は道路交通法違反に当たるから病気を理由に無視すべき話じゃない。
願わくば、自損事故でも起こして気持ちを改めてほしいものだ。