両者とも 言える権利は 持ってない2021年11月17日 21時47分58秒

今朝の通勤電車で耳障りな口論が聞こえてきて、せめて穏やかな雰囲気で過ごさせてくれと溜息を漏らしていた。
口論の主は優先席に隣り合って座っていた2人であり、斜めにしか腰掛けられない症状の人へ対して、幅を取り過ぎだと文句を付けている奴がいると言った状況だった。

詳細を知らないので文句を言っている方も何らかの事情があって、融通してほしいと主張している可能性もあるわけで、優劣について考えるだけ無駄な話だと思っている。
そもそも事情があっても他者に迷惑を掛けても無条件に許されるわけでなく、優先席の利用する正当性をヒステリックに叫んでいる様子は非常に目障りに思えて、擁護するに値する人物と思えなかった。
体が不自由だからといって何かの特権を与えられるわけでなく、あくまでも周囲の善意があって成り立つ優遇処置なので、十分な感謝をもって教授すべきだし、何もして貰えなくても文句を言える立場ではない。

斜めにしか座れないのであれば、隣の人に前もって謝っておけばトラブルの予防になるし、相手もまた何か事情があった場合に譲り合う事だってできるかも知れない。
どちらも揃って我慢するという折衷案になるかも知れないし、それでも互いに仕方のない状況なのだと納得すれば堪えられもするだろう。

それに通勤電車で快適に過ごそうなんて贅沢が過ぎるわけで、口論している時点で両者とも黙るか途中下車してホーム上でやっていろと言いたい。