落ち着いた 静かな子供 久々に2016年06月08日 23時18分51秒

今朝の通勤電車で幼児を連れた女性と乗り合わせたのだけど、その子は終点までの40分を寝ないでお喋りしていたのだけど、大声を上げたりして騒がしくする場面が一度もなかった。
このような騒がない子供は珍しくなって久しいのだけど、観察してみると親の子へ対する態度が大きく影響しているように感じられる。

騒がない子の親は覗き込みながら話し掛けていて、騒がしい親子だと空返事や相づちで殆ど済まして、静かにするよう注意する時しか顔を向けない。
構ってほしい子供は注意を引くために大声や何かで騒がしくして、親が思惑通りに顔を向けるもすぐさま他へ興味が移ってしまうので、何時まで経っても騒がしいままとなる。
顔を合わせてのコミュニケーションが普段から少ないと、子供は大声が癖になるようで小さな声でのお喋りができなくなるらしく、車内でだけ子供に構ってやろうとしても声がうるさくなる。

静かな子供の親は携帯電話や雑誌などを持っていなくて、騒がしい子の方は大概にスマフォを持っていたりするといった違いもある。
要するに、他の乗客の目が気になるから子供の相手をしていふものの、関心の大半は手にしたスマフォへ傾いていて、興味の薄さを感じた子供が不安から騒がしくするのだろう。
普段から顔を見せて会話している子供は安心感から落ち着いていて、大声を上げるなど騒がしくする事も必要もないわけだ。

こう考えると最近に静かな子供が少なくなってきた状況は、親が子供を安心させられる存在に成れていないという推察に至る。
その原因はスマフォへ関心の殆どを傾けている傾向にありそうで、子供からゲームを取り上げるより先に、親がスマフォの利用を自粛すべきなのではなかろうか。
そもそもに大人がしっかりと遊んでくれるのなら、子供はゲームに夢中という状態へ陥らないはずなのだ。
俺が子守している時の子供達はゲーム機を蹴飛ばすほどに無関心だったし、ゲームよりも誰かと遊ぶ方が楽しいに決まっているのだから当然なのだ。

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