待たされて これで終わりは 微妙かと・・・2016年06月10日 23時41分08秒

今日は午前中に大学病院から紹介された国立病院への通院予定が入っていた。
今回の通院は失明に繋がる網膜の病気が疑われる事へ由来して、この症状へ対する専門性の高い国立病院へ回される運びとなった。
もっとも治療のためと言うよりも障害者手帳の取得や、失明した時へ備えての訓練を見えている間に始める方に主題が置かれる。

病院は小学校へ上がる前に耳の手術を受けた場所であり、何度か通院した記憶もあるのだけど早々に掛かる機会もなくて、縁遠くなった親戚の家へ行くような気分だった。

その病院へ通じる道は昔から道路の舗装が他に比べて極端に劣化していて、過去に通院する時も廃墟へ向かう気分と味わった覚えがある。
そんな過去の記憶を掘り起こしながら向かっていると、昔よりもさらに路面状態が悪化していて、周辺の道路が舗装を一新しているだけにギャップが凄まじくて、異世界へ入り込んだような錯覚さえ覚えるほどの変わりようだった。

記憶にある病棟は当時としても年季が入っていたので、今も健在であれば路面状態と同じくタイムスリップでもしたような気分を味わえるはずだ。
そんな逆方向の期待を膨らませていた中で入場門へ差し掛かると、目の前に真新しい駅を思わせる病院と思えない建物が在った。
風が色濃く緑の香りを乗せて吹いているので、片田舎に新しく建てられた新幹線の駅といった印章を持った。
前述の通りに病院と思えない風景で、過去の記憶がなければ信じられなかったかも知れない。
ここで間違えないと分かっていても案内図を確認したほどの変わりようで、中へ入るとホテルか何かを連想させる雰囲気で戸惑うばかりだった。

それでも受付を済ませた先はちゃんと病院だったので安堵したけど、そこからの待ち時間が長くて医師の人数が減っているとの話を痛感させられた。
診察は基本的な視力検査を行った後に受けたのだけど、今回に疑われている病気を確定するために幾つか検査が必要との事だった。
当日に受けられる検査を済ませて。残りを後日に受ける流れとなったのだけど、今日に行える検査がなかったようでさっさと帰されてしまい、それこそ検査の予約を取りに行っただけの格好となって何とも煮え切らない気分だった。