久々の 夢がグロとか 有り得ない2009年08月31日 06時41分50秒

先々週の残業+休日返上の忙しい日々から乱れた生活リズムを少しでも修正したくて早めに就寢したのだが、今朝の目覚めは最悪な物となってしまった。
その原因は非常に夢見が悪くて中途半端な時間に飛び起きてしまった事に始まり、気を取り直して再び眠ろうとしても上手く寝付けなかった影響が大きい。

折角の睡眠時間を無駄にしてくれた夢の内容なのだが、困った事にラストの印象が強すぎて途中経過が記憶から吹き飛んでしまっている。
序盤は付き合い始めたばかりの彼女と街へ出掛けている風景と、色恋沙汰と完全無欠に無縁な人生を歩んでいる俺としては珍しいタイプの夢だった。
更に珍しい事は 1つだけではなくて、隣にいるの何処か影を背負った雰囲気のある女性で、基本的に騒がしいタイプの人間が集まるリアルとは全く逆の雰囲気を醸し出していた。
そんな「珍しい」という単語が飛び交う夢のはずなのに何故か言い知れぬ既視感が付きまとって色々な意味で不思議な印象を受けていた。

不思議な感覚を携えたまま時間は過ぎていって、女性の自宅へお邪魔することになるのだけど彼女の父親に歓迎されず、擦った揉んだの末に逃げるように女性の自室へ行くことになる。
そのまま泣きじゃくる女性をなだめていたら、いつの間にか泣き疲れた彼女と共に寝入ってしまっのだ。
俺達を浅い眠りから覚まさせたのは彼女の父親だったのだけど、その雰囲気は気が狂っているかのようで、最初は泥酔しているのかと思ったのだけど、その瞳の奧に光が感じられずゾッとする冷たさを感じた。
ほんの少しの時間でここまで人が変わってしまった事に疑問を感じていると、彼女の父親が「 1年も引き籠もり続けやがって」なんて事を口走って掃除機の振り回し始めた。

振り下ろされた掃除機を受け流しながら「 1年」という言葉に不思議と納得してしまっている自分が居て、何が起きているのか把握しようと努めていると、いつの間にか掃除機の攻撃が止んでいて。彼女の父親が何処かへ消えていた。
俺が事態の変化に気が付いた時、隣で震えていた女性が不意に立ち上がると走り始めたのだけど、何か物凄く嫌な予感がして俺も後を追おうとしたのだが右足首に繋がれた鎖が邪魔をして出遅れてしまう。
右足に絡まる鎖や彼女とその父親の言動、一瞬の間に突き付けられる様々な疑問が頭の中を駆け巡る。

混乱の中でも不思議と女性を追うことが何よりも重要だと直感に突き動かされて不安定なベッドから調薬して、階段を駆け下りようとする女性の背中を追い掛けた始めた次の瞬間、有り得ない形で女性の姿が視界から消える。
ゾッと背筋に冷たい汗が吹き出すのと同時に高速で俺と彼女を繋ぐ鎖が階段へと引きずり込まれていく。
結末は全ての最悪を繋ぎ合わせて作り上げられて、階段の壁には爪痕と血痕が刻まれて、階段の下に横たわる女性の叫び声が鼓膜を振るわせ、小さな体の痙攣が鎖を通じて生々しく伝わってくる。

そして、その光景を理解した俺の頭に浮かんだのは恐怖と別の「ああ、また失敗した」と言葉だった。
時限回廊、繰り返される時間の中に自分が巻き込まれている事を思い出した瞬間だった。

という感じの夢だったのです。

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