夏コミで 売れ行き良くて 嬉しいな2009年08月15日 18時19分47秒

今朝は平日にため込んだ疲れが抜けてくれなくて目覚めから強烈な気怠さに悩まされていた。
朝食はお盆のお供え物として購入してきた 4つのおはぎを食べたのだけど、予想以上に体調が悪かったらしくて30分ほど軽い嘔吐感に襲われてしまう。
それだけでも辛かったのに直後から腹痛までし始める始末で、あたかも体が拒食しているような状態で、苦手な甘い物を朝食にしたことが悪かったのかと考えながら症状が収まるまで冷や汗を拭い続けていた。

苦手なのにも関わらず、おはぎを朝食に食べた理由は午後から夏コミへ参戦する予定になっており、昼食を食べるタイミングがないのでしっかりとカロリーを摂取しておくためだった。
それなのに拒食モードへ突入してしまって余計な体力を使ってしまったので、墓参りを終わらせた時点でフラフラとしていて、こんな調子で炎天下の夏コミを乗り込んで大丈夫かと不安を感じていた。
そのため途中で予定を変更して乗換駅で立ち食いうどんを食べる必要があるとか思っていたのだけど、疲れの影響か体に染み着いたリズムのよるものか、気が付けば夏コミの影響を受けているだろう領域まで出てしまっていた。
結局のところ体力もなければ、昼食も抜いている状態でコミケへ参戦する事となってしまった。

それでも会場入りが昼過ぎ13時と遅めに設定してあるから炎天下に長蛇の列が作られる主因となる入場制限は解除されているはずなので、大した心配はしていなかった。
しかし、国際展示場前駅へ着いてみると予想外に人が多くて、嫌な予感を感じながら前進していくと 50mも進まない内に入場待ちをする長蛇の列の最後尾が見えてきた。
入場制限の解除が遅れる事は珍しくないのだが、駅前まで列が続いているとは予想していなかった。
それでも折り返しがなかっただけマシな方だったけれど、駅に到着してから海上入りするまで30分近くも掛かってしまって、疲れの溜まった体には随分と堪えた。

炎天下の中で長蛇の列へ並んでいる時、暑さ以上に体力を削ってくれたのが周囲にいるマナーを知らない連中の愚行によるストレスだった。
特に目立って多かった迷惑な連中は隣にいる友達と離れたくないが故に、前へ詰めて並ぶように促すボランティアの言葉を無視する馬鹿だった。
長蛇の列へ並ぶ時に離れたくない相手がいるのなら、前後に陣取ればよいのに話しやすいからと言って横に並ぶとか馬鹿をやった上に、注意を聞かず列を乱すとか常識知らずにも程がある。
他にも人が密集している中で日傘を差そうとする馬鹿もいたし、長蛇の列を撮影している連中も多く見受けられた。

写真に関して、人によって賛否の程度に差はあると思うけれど、基本的に撮影禁止というのが原則となっている。
列の整理を行っていたボランティアは「家族や会社に内緒で来ている人も居ます。そういう人達は撮られたくありません。自分だってそういう状況だったら嫌でしょ? だから、撮影しないで上げて下さい」という言葉で注意をしていた。
確かにこういう人もいると思うけれど、俺はもっと単純に「長蛇の列に並んでいる人」という見せ物にされている気になるので撮影される事に不快感を覚える。

マナーの低下に苛つきながら会場入りを果たしたのだが入ってからも混雑していて、寄り道をする気力が一気になくなってしまった。
そのため自分が手伝いをしたサークルの所へ直行したのだけど、混雑が酷くて30分も掛かってしまった。
スペースに辿り着いてからイラストを担当されているサークルメンバーと語らいながら売り子をやっていたのだけど、順調に売れていく様を見ていると何やら感慨深いものがあって疲れが吹き飛ぶような気がした。
当初の予定では帰りの電車が混雑する前に帰宅するつもりだったのだけど、苦労した作品が売れていくのが嬉しくて 2日目が終了するまで売り子を続けていた。

終了後に他のメンバーは秋葉原の方へ繰り出すつもりらしかったのだけど、さすがに体力が保たないということで分かれてきたけれど、疲労に蝕まれた体で無理をした甲斐はあった。
きっと今夜は気持ちよく眠れることだろう。