一難が 過ぎ去る前に また山場2009年08月25日 22時42分42秒

今日は大変に不幸な出来事が起きてしまったため、遅くまで残業をする事になってしまって悲しみに涙を流しながら帰宅する羽目となってしまった。
事の始まりは今朝の出社直後、G社長が「今日は何時からだっけ?」と聞いてきたことで、何のことか分からなくてキョトンとしていると「○○さんとの打ち合わせって今日だろ」という衝撃的な言葉を投げつけられてしまった。
俺の認識では問題の打ち合わせは来週の火曜、つまり 1週間後だと思いこんでいたので今日だと言われても寝耳に水だった。

単純な打ち合わせならば良かったのだけどコンサルティングが混じっているため相応の準備が必要だったから、ショックのあまり心臓が数秒間に渡って心臓が止まってしまっ気がした。
それでも死んでいる暇なんかないと土日にのんびりと読む予定だった資料を引っ張り出して目を通しつつ、話すべき内容を必至に整理したりと朝からドタバタとしてしまった。
もちろん 1時間足らずの時間で用意できる物なんて程度が知れているので、打ち合わせの席では本質へ触れられないように色々と誤魔化して何とか乗り切ることが出来たけれど、打ち合わせが終わった後の背中はじっとりと嫌な汗で濡れていた。

打ち合わせの方は何とか乗り切ったのだけど、困ってしまうのが先週から苦戦し続けている案件の方だ。
昨日のデモンストレーションの際に幾つかの要望が出てきたのだけど、難易度があまり高くなかったので水曜までに対応できるだろうと伝えて帰ってきていた。
ここで問題となるのが水曜までに終わらせる前提条件に今日、つまり火曜を丸ごと作業時間へ割り当てられると想定していたので不意に打ち合わせなんか入られると困ってしまうわけだ。
当然ながら打ち合わせに取られた時間を残業時間へシフトして頑張るしかなくて、山場を越えたとホッとできたのは火曜のみとなって再び険しい山道へ挑む羽目となってしまった。

もちろん打ち合わせの日取りを間違えていた自分側類と言えばその通りなのだが、考えてみれば前回の打ち合わせをした時はまだASP .Netの案件が修羅場へ突入するなんて思っていなかったのだから仕方がない。
俺の感覚としては大きな山場を乗り越えた直後に打ち合わせがあるなんて、そんなハードなスケジュールを立てるはずがないと、勘違いを真実と信じて疑わなかった。

思い込みの恐ろしさが身に染みる痛みと魂が悲鳴を上げているような疲労感を背負っての帰り道、この辛い生活は何時まで続くのかと涙も出ないほど疲弊した目で天を仰いでみるが、月の影さえも見つける事が出来なかった。
何というか空にまで見放されたような気分だ。