信号を 無視して渡る 愚か者2009年05月27日 20時14分47秒

駅から会社へ向かう途中に大きなスクランブル交差点があるのだけど、ここ数日は毎日のように信号無視をしている人を目にしている。
しかも、日増しにエスカレートしている印象があって、昨日なんか歩行者信号が赤に変わって、止まっていた車がエンジンを吹かす音が聞こえてきたタイミングで飛び出していくスーツ姿の男性を目撃した。

首根っこを掴んで引き留めてやりろうかとも思ったのだけど、生憎と手首の腱鞘炎が完治していないため走っている人を止められるかどうか微妙だった。
そのため俺の脇を走り抜けて交差点へ飛び出していくのを見て見ぬ振りをしたのだけど、その背中に向かって「その場で牽かれてしまえ」と念をとばさずには居られなかった。
もちろん言っている事が不謹慎だとは思うけれど、危険な信号無視を繰り返されると周囲の罪悪感や警戒心を薄れさせる要因となり、結果的に交通事故での死亡者数を増やす結果に成りかねない。
しかも、そういった危険行為に触発されやすいのは子供だったりするから、子供好きの俺としては危険な信号無視は許せない。

そんな事を記事にしようかと考えながら帰宅していた今日の帰り道、問題の交差点で信号が変わるのをT社員と並んで待っていた。
スクランブル交差点なので歩行者信号が青になるのは車道が 1度ずつ青になった後となるのだけど、その事を忘れていたご婦人が正面の車線が青になった途端に道路を横断し始めてしまった。
その動きにつられてT社員が 2歩ほど前へ踏み出したけれど、すぐに気が付いたようで足を止めていた。
しかし、夜盲症を発動していた俺はT社員の気配が後方へ離れていく事に気が付いてから反応したから車道に片足を出している状態だった。

危うく信号無視は危険だと主張する記事を書こうとした日に信号を見ないで道路を横断するなんて阿呆をやらかすところだった。
幸いにして半歩の所で引き返すことはできたけれど危ないところだった。
俺が 1人で歩いているなら夜盲症のせいで周囲なんて見ていないから誰かの動きにつられて飛び出すような事はまずないけれど、やはり誰かと一緒にいる場合は危険だ。
連れが危険を察してくれるなら良いけれど、気の利かない奴もいるから常に自分で警戒しておかなければならない。
こんな単純なことを忘れるとは我ながら情けない。

ちなみに、俺とT社員を車道へと導こうとしたご婦人だが横断歩道を半分ほど渡ったところで歩行者信号が赤になっている事に気が付いたらしく、恥ずかしそうに口元を手で隠しながら引き返してきていた。