急がば回れ in 改札2007年03月28日 11時59分48秒

池袋駅の西武線改札口で面白い光景を目撃したよ。

5mほど前方でから聞き慣れた警告音がして、そちらを見ると白いコートを羽織った女性が改札で足止めされていた。

改札での足止めはここ数日で随分と見慣れてきた。
恐らくまだ導入されて間もないせいだろうけど、どうも非接触型ICカードの処理でエラーになる事が多いみたい。
しかも、1回目は駄目でも2回目で成功するパターンが多いせいでエラーになっても再チャレンジする人がかなり多くなっている。

彼女もそれを知っていたみたいで、すぐさま右の改札へ移動して再チャレンジをした。
2度目も失敗してピポ~ンと再び警告音を鳴らされていた。
それでも諦めず、更に右へ移動して3度目のチャレンジをするけど結果は変わらずエラーになってしまう。

さすがにエラーを示す赤いランプが3つも並ぶと少し感心する。
俺は風の谷のナウシカに登場する王蟲(オーム)の紅眼を連想したのだが理解して頂けるだろうか?

それはさておき、件の女性は3回も連続エラーにも関わらず、すぐに4台目の改札機へ移動していた。
その途中でパスケースから何かを取り出しているのを確認した時は「まさか」と思ったよ。
でもね、彼女はやってくれました、マジで手にしていた物体を投入口に突っ込んだ。

俺の視力では彼女が非接触型ICカードを手にしていたのか確認できなかったけど、今までの流れから考えて間違えないだろう。
投入口に入る事が疑わしいが4台目の自動改札機は「ピポ~ン、ピポ~ン、ピポ~ン」と通常なら1回で鳴り止むはずの警告音を鳴らし続けるという異常行動を起こした。
投入した物は返却されなかったらしく、女性は改札機を睨みつけたまま立ち尽くしていた。

事の顛末を見たかったな。
残念ながら、こちらも時間がないので通過してきちゃった。
でもね、俺の知る限りはず~っと「ピポ~ン、ピポ~ン、ピポ~ン」と鳴り続けていたよ。

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