不安から 傘を持ったが 役立たず2017年08月10日 00時44分58秒

今朝の天気予報で夕方以降の予想天気図を見ていると、理屈を色々と考えるより先に言いようのない不安が沸き立ってきたので、電車内で手荷物になって邪魔だと持ちたがらない傘を手にして出勤してきた。
朝の時点では快晴の明るい空模様だっただけに、傘を持って歩く自分の姿が酷く滑稽なのでないかと思えてしまい、居心地の悪さを感じながらの通勤となった。
せめてもの救いは他にも傘を片手に歩いている通勤客と思しき人を何人か見つけられたことで、自分だけが奇妙な行動をしていわけでないと思えて少しだけ安心できた。

傘を電車の中に置き忘れたりしないよう注意したり、置き場に困ったりと相変わらず邪魔な存在である傘を抱えて出勤したけれど、日中も帰り際も雨の気配が感じられないままだった。
こうなると面倒だと言いながら持ってきた傘が憎たらしくさえ思えてきて。朝の天気図を見ながら感じた不安が何だったのかと呆れるばかりだった。

そんな面白くない気分で帰りの電車へ揺られて、自宅の最寄り駅へ降車した瞬間に鼻へ雨の匂いが突き刺さってきた。
あまりに唐突な強襲に唖然としながら、スマフォで雨雲の様子を確認してみると2時間ほど前から地元を含む一部の地域だけ雨が降り続いていた。
しかし、雨雲の様子を見る限りでは後30分も待てば雨雲が過ぎ去りそうで、傘を使わずに帰れるならばと駅の構内で暇を潰していたのだが、雨足の衰えこそあっても雨上がりとなってくれない。
改めて雨雲の様子を調べてみると、地元から既に離れているはずなのに雨足が続いていて、小首を傾げながらも待ってばかり居られないので強行突破してきた。

この時に降っていた雨は雨粒こそ小さいのに雨量の多くて、雨具が殆ど役に立たなくなる系統の雨だった。
要するに、朝の不安が的中したまでは良かったのだけど、降っていた雨は雨具が役目を果たしてくれない種類という口惜しい状況となった。
しかも、雨雲が過ぎ去った後も降り続く厄介な雨というオプションまで付いてきて、待てど暮らせど雨足の弱まる瞬間があっても上がりそうもないので諦めた。
ただでさえ傘の役立たない雨なのに強風まで吹いていて、胸から下が雨に濡れた状態で帰宅する羽目となった。

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