内祝い 意味を違えて 悪習に・・・2017年08月09日 23時20分39秒

Twitterを眺めていると、友人に出産祝いで現金を渡したら半額に相当する内祝いが届いたとして、贈り物を突き返す悪習は消えるべきだとする発言が流れてきた。
この発言へ対する反応として、出産祝いと共に「内祝いは要らないよ」との言葉や貰えて助かったとの書き込みもあった。
内祝いを出産祝いに対するお返しと勘違いしているようで、本来の意味を知っている者から見ると唖然とするばかりだ。

内祝いは喜ばしい事があった時に周囲と分かち合うための贈り物をする風習であり、出産の報告に品を添えて贈るのであって何かのお返しではない。
つまり、互いに贈り物をしあって喜び祝うという心の温かさを感じさせる風習であって、悪習と罵られて消されるべきではない。

内祝いをお返しと勘違いしているにしても、出産祝いが良くてお返しだけ悪習とする考え方は理解できない。
一方的に祝うことで何か優位に立った気になって自己満足に浸りたいや、恩を打っておきたいといった卑しさが感じられて気持ち悪い。

本来の意味を知った上で内祝いを要らないと言われた件を考えて、極端な解釈を繰り広げていくと酷い話ともなりうる。
その一例として、他人の幸福に興味がないから報せてくるなと突き返した挙げ句、手切れ金を出産祝いの名目で送りつけてきたと解釈できてしまう。
内祝いの意味合いを誤解している事に気付かなかった場合で、最悪の解釈を重ねた末の結論だけど絶対に有り得ないとも言い切れない。

そもそもの発想として、悪習が数十年に渡って何の疑問も持たれずに続いているはずがなくて、その意味合いを間違えていないかと疑う事を何故にできないのかと呆れる。

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